女王の妖魔術Ⅱ 第１５話
ドブドブドブドブッッッッ!!!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!
デンジイエローに変身した黄山の腰がガクガクと激しく上下に痙攣を繰り返す。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
顔を真っ赤にし、目を大きく見開き、首筋に血管を浮き立たせて叫ぶ黄山。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
ドブドブドブドブッッッッ!!!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!
「ほれほれぇッ!!先輩ッ、もっと出しちゃって下さいなぁッ!!」
バルパンサーに変身した豹が目をギラリと輝かせながら、黄山のペニスの上に載せた足を更に小刻みに動かす。
グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!
「ひがああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!」
ドブドブドブドブッッッッ!!!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!
黄山のペニスは何度も何度も脈打ち、濃白色な淫猥な液体を溢れさせ続ける。
ドブドブドブドブッッッッ!!!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!
「…あ…あ…あ…あ…!!」
その光景を、黄山は信じられないと言う表情で見つめている。今まで、一度にこんなに大量に出たことがあっただろうか。
ドブドブドブドブッッッッ!!!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!
「…ウ…、…ウソ…、…だろ…!?」
ドブドブドブドブッッッッ!!!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!
「…とッ、…止まら…、…ない…ッ!!」
ドブドブドブドブッッッッ!!!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!
「ぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
黄山が目から涙を、口からは涎を伝わらせて絶叫したその時だった。
ズボッ!!ズボボボボ…ッッッッ!!!!
それまでとは違った音が聞こえた時、黄山は意識が遠退きそうになった。
「…ふ…ッ、…ん…ッ!!…んんんん…ッッッッ!!!!」
黄山の体が弓なりになり、ビクビクと激しく痙攣する。
「んんんんッッッッ!!!!んんんんんんんんッッッッッッッッ!!!!!!!!」
ペニスの鈴口から内臓までもが吸い取られるのではないかと言うほどに強烈な感覚が黄山を包み込んだ。
（…あ…、…れ…？）
その時、黄山は違和感を覚えていた。
（…こ…、…この感覚…、…どこかで…？）
その時だった。
…ポウ…。…ポウ…ッ!!
それまで黄山が大量に放出した淫猥な液体が不気味に輝き始めたかと思うと、フワフワと宙に浮き始めたのだ。
「…え？」
ぼんやりとする意識の中で、それを視線で追う黄山。そして、そこに現れた者を見た途端、黄山は呆然となった。
「…ククク…!!」
口元が妙にだらんと垂れ下がり、象のような、サイのような、カバのような顔立ちをしたベーダー怪物・ユメバクラー。
「…デンジイエローのエネルギーが随分と溜まりおったわ。これだけあれば、強靭な肉体を持つベーダー怪物が生まれるじゃろうて…!!」
「アァッハハハハハハハハ…!!」
その光景を水晶越しに見ていた過去のヘドリアンが目を輝かせて大声で笑った。
「随分と溜まりおったわ!!デンジイエローのエネルギーを使い、ベーダー一族がこの星をヘドロ溢れる世界にするのじゃッ!!アァッハハハハハハハハ…!!」
「フンッ!!」
その時、未来のヘドリアンが笑みを浮かべた。
「だから言ったであろう？バルパンサーもやる時はやるのじゃとな!!」
そう言った時、未来のヘドリアンは冷酷な笑みを浮かべた。
「…そろそろ、デンジイエローに全てを話しても良いかのう？」
「…何じゃと？」
過去のヘドリアンが不思議そうな表情をする。
「もう全てをばらしてしまうのか？」
過去のヘドリアンがそう尋ねると、
「そろそろ良いのではないか？」
と、未来のヘドリアンが言った。
「デンジイエローのエネルギーも十分に集まった。それだけではない。ここで全てを話せば、デンジイエローは更なる絶望に襲われる。その絶望が、デンジイエローを更に追い詰めるのじゃ。…そして…」
再び冷酷な笑みを浮かべる未来のヘドリアン。
「…デンジイエローだけではなく、バルパンサーのエネルギーをも奪うことになるのじゃ…!!…アァッハハハハハハハハ…!!」
「…え？」
その頃、黄山は目の前にいるベーダー怪物・ユメバクラーを見て呆然としていた。
「…ベ…ッ、…ベーダー…、…怪物…ッ!?」
「…ククク…!!」
ユメバクラーは低く笑い、目をギラリと光らせた。その両手には、濃白色な淫猥な液体がなみなみと入った容器が。
「気分はいかがかな、デンジイエロー？大量にエネルギーを奪われた気分は…？」
「…大…量…？」
…いや、自分自身は豹と一線を越えたくらいだが、と言いかけて止めた。すると、そんな黄山の表情を察したのか、豹がニヤリとすると、
「先輩、オレとのエッチなことだけだと思ってるんでしょ？ところが、違うんですにぃッ!!」
と言ったのだ。
「…どう…言うこと…、…だ…？」
すると豹は、
「先輩、オレに話してくれたじゃないですか。毎晩のように女の人とよろしくやる夢を見るって!!」
「わああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
突然の暴露に黄山は顔を真っ赤にし、思わず、豹に掴み掛かろうとした。
異変はその時に起こった。
…クラ…ッ!!
不意に視界が歪んだかと思うと、
「…あ…、…れ…？」
と言って黄山がドサッと言う音を立てて床に崩れ落ちた。
「…ち…、…力が…、…入ら…ない…!?」
「…ククク…!!」
ユメバクラーが低い声で笑っている。いや、黄山を侮蔑するように見下ろしていた。
「夢の中でよろしくやった時、お前は文字通り、絶頂に達したのであろう？その時、お前のエネルギーは一度に２回奪われていたのだよ」
「…一度に…、…２回…？」
意味が分からない。
「…オレは…、…オレは…」
「フフッ!!先輩、夢の中で出したんでしょ？」
「…う…」
そうだ。夢の中で女性と体を交わらせていた時、絶頂に達した。
「それが１回目。…そして、もう１回は…」
豹の目がギラリと輝いた。
「…もう１回は、オレが奪っていたんですよ…!!」