最強獣戦士誕生! 第3話

 

「…お、…おいおい!…望ッ!?」

 ダイは明らかに戸惑っていた。自分よりも年下であり、男である望に、自身の股間を握られた。しかも、望自らが「触らせて欲しい」と言って来たのだ。ダイのそこはまだ弾力性があった。

「…やっぱり大きいね。ダイさんのここ」

 そう言いながら、望がダイのペニスを何度か揉み込むようにして刺激を加える。

「…あッ!!…んあ…ッ!!…は…ッ…!!」

 望がダイのペニスを揉み込むたびに、言いようのない快感がダイを襲う。自ずと声が出てしまうダイ。

「凄いボリュームだね!普段でこの大きさだったら、勃起したらどのくらいになるのかな?」

「…や、…止めろよ…、…望ぅ…!!」

 顔を赤くして、望の腕を掴むダイ。だが、決して手荒なものではなく、優しく望の細い腕を掴んでいた。

「…ど、…どうしたんだよ、…望…?」

 少し落ち着きを取り戻したダイが、思い切って望に尋ねた。すると、望も顔を真っ赤にし、

「ダイさん。…誰かにここを触られたことってある?」

 と聞いて来たのだ。

「…んなッ!?」

 どう答えたらいいんだ、ダイが明らかに答えあぐねていると、

「ねぇ、誰かにここを触られたことがあるかって聞いてるのッ!!」

 と望が声を荒げたかと思うと、ダイのペニスをゆるゆると上下し始めたのだ。

「んなッ!?あッ!!あッ!!ああッ!!ああッ!!」

 ダイは顔を真っ赤にし、目をギュッと閉じる。望から与えられる快楽に必死に耐えようとしていた。それでも体は正直で、ダイのペニスは少しずつ硬さを増し始めていた。

「フフッ!ダイさぁん。少しずつ勃起して来たよ?」

 望が顔を上気させて言う。

「…やッ、…止めろよ…ッ!!」

 明らかにいつもの望ではない、そう思ったダイは望の細い腕をグッと掴み、自身のペニスから引き離した。

「…!?」

 目の前には望の驚いた顔があった。

「…ど、…どうしたんだよ、望ぅ…?今日の望、何か、変だぜ?」

 少し息を荒くし、必死に快感を堪えているダイが顔を真っ赤にして望に問い掛けた。すると望は、

「…学校でね、友達とそんな話になったんだ…」

 と伏し目がちにそう言った。と思った次の瞬間、望はダイをぱっと見上げて、

「…ねぇ、ダイさん。…自分でここを弄ったことはあるでしょ?」

 と聞いて来たのだ。

「…あ、…えぇ…っと…!」

 ダイはまたまた面食らってしまった。望のような年齢の子に、そう言うことを教えてもいいものだろうか…。

「…あ、もしかして、ダイさん、僕にそう言うことを教えてもいいのかって思ってる?」

 その時、望がニッコリと笑い、ダイに抱き付いて来た。

「…えっと、…その…!」

 心の中を見透かされ、ダイが更に慌てる。すると望は悪戯っぽい笑みを浮かべ、

「大丈夫だよぉ!このくらいのことは、僕らくらいの年齢なら誰でも興味あることだから!」

 と言った。

「…そ、…そうなのか…?」

 やや半信半疑で頷くダイ。

「でね、学校で友達と話していた時に、その子が、他人に触ってもらった方が凄く気持ちいいって言ってたんだ」

「…で?」

 聞き返すことで精一杯のダイ。

「…でね…」

 そう言うと望は、再びダイのペニスをキュッと握ったのである。

「んあッ!?」

 ダイは思わず声を上げ、腰をくの字に折り曲げた。

「…友達に触らせてくれとか言えるわけないし…。…ましてや、僕のを触ってくれとも言えないし…」

 望が、ダイのペニスを妖しく撫でながら言う。

「…ッく…ッ!!…うぅ…ッ…!!」

 ダイは必死に快楽と戦っていた。望の手が自身のペニスを撫で上げるたびに、この上ない快楽が脳天を突き抜ける。皮のパンツの中で、ダイのペニスが再び頭をもたげ始めていた。

「…だからね。…ダイさんに実験台になって欲しいんだ…」

 その瞬間、望の手がダイのペニスをギュッと握り締めたのである。

「んああああッッッッ!!!!」

 今までに味わったことのない快感がダイを襲い、ダイは思わず叫んだ。と同時に、腰をビクビクと跳ねらせたのである。

「…凄いよ、ダイさん…」

 望の潤んだ瞳がダイを見上げる。その表情だけでもダイは卒倒しそうだった。

「…ダイさんのここ、…凄く硬くなった…!!」

 嬉しそうに言う望。

「…あ…あ…あ…!!」

 ダイは天井を見上げ、視線が定まっていない。口を馬鹿みたいに開き、体をブルブルと震わせているだけだった。

「…ねぇ、ダイさん。…いいでしょ?…実験台になってよ…。…ダイさんだって、興味あるでしょ?」

「…だ、…だけど…!」

 本当にいいのだろうか。理性と興味本位がごちゃ混ぜになり、ダイの頭の中は混乱し始めていた。

「…僕達、友達でしょ?…ダイさん、何でも言うことを聞いてくれるって言ったよね?」

「…ああッ!!…もうッ!!」

 望の潤んだ瞳に見つめられ、急に声を大きくしたダイが望の腕を思い切り振り払った。

「…ダイ…さん…?」

 驚いた表情でダイを見つめる望。するとダイは苦笑して、

「…ったく、しょうがねぇなぁ…!」

 と言った。そして腕を組み、足を大きく開いて望の前で立った。

「いいぜッ!望の好きなようにしろよッ!!」

「本当ッ!?」

 望が瞳を輝かせる。

「ただしッ!」

 突然、ダイがグッと身を屈め、

「このことは、誰にも秘密だぜ?」

 と言い、望の頭をクシャクシャと撫でた。

「ありがとうッ、ダイさんッ!!」

 望が思わずダイに飛び付く。ダイはそれを優しく抱き止めると、望の頭を静かに撫で続けた。

「…じゃあさ、ダイさん。グリーンフラッシュになってよ!」

 望が嬉しそうな表情でダイを見上げている。

「…ここで、…変身するのか?」

 ダイがちょっと戸惑った表情を見せると、望は大きく頷いて、

「グリーンフラッシュに変身したダイさん、物凄くカッコ良かったんだぁ!ねぇ、いいでしょ?」

 と言った。

「…分かった!」

 すっかり気を良くしたダイが望と距離を置く。

「見てろよ?…プリズムッ、フラッシュッ!!」

 と言い、ポーズを取った。次の瞬間、ダイの体が光った。

「…うわあ…!」

 光が消えた時、望が声を上げた。

 そこにはグリーンフラッシュにプリズムフラッシュをしたダイが腰に手を当てて静かに立っていたのだった。

 

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