最強獣戦士誕生! 第14話
…チュッ、…チュッ…!!…クチュッ、…クチュッ…!!
くすぐったい音が、ダイの部屋の中に響き渡る。
グリーンフラッシュにプリズムフラッシュしたダイと、ブルーフラッシュにプリズムフラッシュしたブンが、真っ白なベッドの上で体を重ねていた。そして、お互いにマスクは取った状態で、ゆっくり、静かに唇を重ね、くすぐったいハーモニーを奏でていた。
「…ブン…?」
少し起き上がり、ダイが静かにブンに微笑みかける。
「…みッ、見るなよッ!!」
顔を真っ赤にしたブンがふいっと横を向く。
「何だよ。顔をもっとよく見せてくれよ…!」
ダイがブンの顔に力をかける。
「ヤッ、ヤダッ!!」
ブンが懸命に抵抗を試みるが、差は歴然。あっと言う間にダイと視線が合ってしまった。
「…な、…何だよ…ッ!!」
じっと見つめているダイに思わず声をかけるブン。するとダイは、何も言わずにゆっくりと顔をブンに近付け、そっと唇に触れた。
「…ダイ…?」
ダイに口付けをされるたびに、全身から力が抜けて行くような気がするブン。
「…もっとたくさん、気持ちよくしてやるよ」
ダイはそう言うと、再びブンに口付けた。
…チュッ、…チュル…ッ!!
さっきのくすぐったい音とは違い、淫猥な音が響く。
「…ふ、…んん…ッ!!」
ブンが必死に応えようとしているのが分かる。ダイが舌を入れようとすると口を少し開け、ダイの侵入を許す。そして、ダイの舌がブンの口の中で動き始めると、それを捕らえようと必死に自身の舌をも動かした。
「…はぁ…、…あぁ…!!」
ブンの口の端から涎が零れ落ちる。と、その時だった。
「…あッ!!」
ブンが突然、声を上げ、ピクリと体を跳ねらせたのだ。
「…なッ、…何ッ、今の…ッ!?」
ブンには何が起こったのか、分からなかった。だが、ダイは静かに笑っている。
「さぁな。何が起こったのかなぁ?」
ダイはそう言った瞬間、ブンの体に言いようのない電流が流れた。
「んああッッ!!」
ブンが、今度は長めの声を上げる。
「…ダッ、…ダイィ…!!」
「フフッ!」
ダイが笑う。
ダイの右手。それは静かにブンの体を這い回っていたのだ。そして、その手がブンの胸の突起に触れるたびに、ブンの体には言いようのない電流が流れ、ブンが甘い声を上げていたのだ。
「ブンん。ブンは胸も感じるんだな!」
そう言うとダイは、ブンの右胸の突起を静かに愛撫し始めた。
「ああッ!!あんッ!!あああッッッ!!!!」
ブンの体がビクビクと跳ねる。ダイは、ブンの右胸の突起を指で引っ掻いたり、その突起に沿うようにして円を描いたり、そっと摘んだりを繰り返す。
「やあッ!!ああッ!!…もッ、…もうッ!!…止めて…くれ…ッ!!」
ブンが顔を真っ赤にし、必死にその快楽から逃れようともがく。だが、怪力の持ち主のダイにしっかりと組み敷かれ、抜け出すことも出来ない。
「…お願いッ、…ダイッ!!…頭、…おかしく…、…なる…ッ!!」
ブンは息も絶え絶えにそう言うと、ダイの右腕を掴もうとした。だがダイは、そんなブンの腕をグイッと掴み、
「動くなって!」
と言い、ブンの頭上へ持ち上げてしまった。
「…お願いだよ、ダイィ…。…もう、…許して…!!」
ブンの目に涙が滲んでいる。だがダイは静かに笑っている。
「これからがいいところじゃないか…!」
ダイはそう言うと、ブンの右胸の突起に静かに口付けた。
チュッ!!
「はああああッッッッ!!!!」
その途端、ブンが大声を上げた。ダイはお構いなしに、その突起を口に含み、静かに愛撫を続ける。
…チュッ!!…ジュルジュル…ッ!!…クチュクチュ…!!
淫猥な音が響き渡る。
「ああッ!!ああッ!!…んああああッッッッ!!!!」
ブンは叫ぶしか術がない。その目は虚ろになり、さっきまであんなに抵抗していた腕は、ダイが離してもグッタリとしてしまっていた。
ダイは何も言わず、ブンの胸の突起に吸い付き、舌を小刻みに動かして器用に愛撫を続ける。突起だけを転がしてみたり、ブンの胸に押し当てるようにして突起の周りのピンク色の部分を舐め上げたり。
「…フフッ!…相当、気持ちいいみたいだな…!」
すると、ダイは不意に意地悪い視線をブンに投げかけた。
「…もっと気持ちよくなりたいか?」
「…え?」
ブンが声を上げる。するとダイは更にニヤリと笑って、
「さっきからオレの腹に、何か硬いものが当たってるんだがなぁ…」
と言った。
「…あ、…あぁ…!!」
その瞬間、ブンが顔を真っ赤にする。するとダイはブンの顔に、自身の顔を近付けて、
「何だろうなぁ、この硬いものは!!」
と言い、それをギュッと握ったのである。
「んあああああッッッッッ!!!!!!」
その瞬間、ブンが大声を上げた。
「何だぁ、この硬いものは?ブン、何だい、これは?」
ダイがニヤニヤしながらブンに尋ねる。
「…あ、…あぁ…!!」
ブンが恥ずかしそうに顔を真っ赤にする。
「さぁ、言ってみろよ、ブン。…ちゃあんと言えたら、気持ちよくしてやるよ?」
そう言うと、ダイはそれに何度か力を込めた。
「あッ!!あッ!!」
ブンが、ダイの手の動きに合わせるかのように声を上げる。
「ブンん?これは何なんだ?」
すると、ブンの口が動いた。
「…ン…!」
「ん?何だ?聞こえない!」
するとブンは目をギュッと閉じ、
「…オレの、…オチンチン…!」
と言った。
「よく出来ました!」
するとダイは、いつもの優しい笑顔に戻り、
「じゃあ、約束通り、ブンを気持ちよくしてあげなきゃな!」
と言った。
「…ブンの精液を、…たぁっぷりと搾り出してやるからな…!」