最強獣戦士誕生! 第34話
目の前には信じられない光景が広がっていた。
ベッドの上に大の字に拘束された、レッドフラッシュにプリズムフラッシュしたジンと淫猥な行為をし、快楽に酔い痴れていたブルーフラッシュにプリズムフラッシュしたブンの体に妙な管が巻き付き、光を放った瞬間、大きな叫び声と共にブンの全身から力が抜け、ドサリと床の上に転がった。
「…あ…、…あぁ…!!」
ジンが声を震わせる。
「…ブ…、…ブン…?」
信じたくない。
目の前で転がっているブンはピクリとも動かない。ただ、胸が小さく上下しており、生きているのは分かった。その顔は穏やかな笑みを浮かべ、汗なのか、自身が放出した精液なのか、ところどころに液体が付着していた。そして。
ブンのペニス。横たわっているジンのを受け入れ、大きく腰を上下し、ドクドクと歓喜の涙を流しながら大きく勃起していたそれは、今はその勢いを失い、海に漂ううつぼのように小さな蕾となって静かになっていたのだ。
「…ブン…!…ブン…!!…ブンンンンンッッッッ!!!!」
ジンが絶叫する。
「…こんな、…こんなのって…!!」
目をギュッと閉じた時、ジンの両目からは涙が溢れ出した。
「…こんな馬鹿なことが、…あるわけがないッ!!…信じられるものかぁッ!!」
ジンが叫び、四肢を拘束している鎖を引き千切ろうともがく。そのたびにそれはジャラジャラと冷たい音を立てた。
「…くっそおおおおッッッッ!!!!」
何も出来ない自分、仲間を見殺しにした自分を責め、半ば混乱していたジンに、更に追い討ちを掛けた者がいた。
ガシャン!
突然、ジンの両足から力が抜けたかのように軽くなり、自由が利くようになった。そして、ベッドの上へ乗り上げた者がいた。
「…ダ、…ダイ…?」
じっとジンを見つめるグリーンフラッシュにプリズムフラッシュしたダイ。
「…ジン…」
その声はいつものダイと変わらず、穏やかな調子であった。
「…ダイ…。…元に、…戻った…のか…?」
そう言いながら安堵の表情を浮かべるジンが、ダイの体のある一点を見た途端、一気に蒼ざめた。
「…ダ…、…ダイ…ッ!?」
小さく震えながら呼びかけるジン。
「…ジン…ッ!!」
気が付けば、ダイは不気味な笑みを浮かべ、その口元からは涎が垂れていた。その目は野獣のようにギラギラと輝き、更に、彼のプリズムスーツを突き破って飛び出している彼のペニスは真っ赤に怒張し、ビクンビクンと脈打ち、トロトロと淫猥な液体を溢れさせていた。
「…今度は、…オレの番だぜ…!!」
そう言うとダイは、ジンの両足をゆっくりと持ち上げると膝のところで折り曲げ、その上へ覆い被さった。ダイの目の前には、ジンの筋肉質な尻がある。
「…や、…止めろ…!!」
ジンが怯えた表情を浮かべ、ダイに呼び掛ける。ダイはプリズムシューターを取り出し、その剣先をジンの尻へ向けていた。
「…オレも、…気持ちよくなりてぇ…!!」
ジンの声が届いていないかのように、ゆっくりとその剣先をジンのスーツに宛がう。
「止めろォォォッッッ!!!!ダイィィィィッッッッ!!!!」
ジンが叫ぶが、一向に止めようとしないダイ。
ツプッ!!
鈍い音がして、ジンのスーツにダイのプリズムシューターが刺さった。
…ビッ!!…ビィィ…ッ!!
ダイがその剣先を少しずつ下ろして行く。その動きに釣られるかのように、ジンのプリズムスーツが鈍い音を立てて裂かれて行く。
「…フフ…!」
やがて、その中が露わになった時、ダイがフッと微笑んだ。
「…みッ、…見るなぁぁぁッッッ!!!!」
ジンが思わず体をバタバタと動かす。だが、ダイにガッチリ固められた下半身だけは、どう足掻いてもピクリとも動かなかった。
「…きれいだな…!!」
ニッコリとしてダイが言う。
「…ジンのここ、…ヒクヒクしてるぜ?…そんなにオレが欲しいのか?」
そう言うとダイは、ジンのプリズムスーツの裂け目に顔を埋めた。
「…っあッ!?」
今まで感じたことのない感覚がジンを襲う。
…チュッ…!!…クチュッ…!!
信じられない場所から淫猥な音が聞こえる。
…ジュッ!!…ジュルルル…ッ!!
ダイが、ジンの双丘の窪みを淫猥な舌で舐めたり突いたりしていたのだ。
「ふあああ…!!」
ゾクゾクとした悪寒がジンの体中を駆け巡り、ジンが思わず声を上げる。
…ニュジュッ!!…ジュルジュル…!!
ダイが舌を小刻みに動かしたり、顔全体を小さく振ったりしてジンのそこへ刺激を加える。
「…ああッ!!…っあん…ッ!!…くああ…ッ!!」
そのたびにジンが艶かしい声を上げ、その声がダイの動きを更に加速させる。
と、その時だった。
ダイの右手がもぞもぞと動き、自身の大きく勃起したペニスをゆるゆると上下し始めた。
…キュッ!!…クチュッ!!
淫猥な音がして、ダイのペニスからはドクドクと淫猥な液体が溢れ出す。
「…ダ…、…イ…?」
辛うじてそれを見るジン。どうやらダイは、自身のペニスから溢れ出す淫猥な液体を手に塗り込んでいるようだ。
「…そろそろいいかな…?」
ジンの双丘の窪みからようやく離れたダイ。その顔は紅潮している。そして、右手のグローブに付いた淫猥な液体を何度か擦り合わせる。
…ネチャ…ッ!!…ヌチュッ…!!
淫猥な音が響き、その液体が光り輝く。
そして、ゆっくりとジンの方を向いたダイ。
「…いいよな、ジン?」
そう言うとダイは、その指先をゆっくりとジンのそこへ近付けた。
「…止めろ…!!」
ジンが小さく震え出す。
「…止めてくれ、…ダイ…。…目を、…覚ましてくれ…!!」
懸命にジンが訴えるが、ダイはニヤニヤと笑ったまま、その指先をジンのそこへ押し当てた。
「…っあッ!!」
再び、あのゾクゾクとした感覚がして、ジンがピクリと体を跳ねらせる。
…キュッ!!…クチュッ!!
ダイの出した淫猥な液体が、ゆっくりとジンのそこへ塗り込められて行く。
「…あッ!!…あぁ…ッ!!」
くすぐったいような、ゾワゾワとした感覚に、次第に頭がぼんやりとして行くジン。
「…行くぜ?」
そう言うとダイが、ジンのそこへゆっくりと人差し指を挿し込み始めた。