最強獣戦士誕生! 第38話

 

「いい子にはご褒美をあげるとしよう」

 勝ち誇った表情のザ・モシャス。

「…う…、…うああ…!」

 それとは反対に、四肢を冷たく重い鎖で拘束され、身動きも取れないまま、されるがままのレッドフラッシュ・ジン。彼の表情は恐怖と絶望に怯えていた。

 そんなジンの、光沢のある鮮やかな赤のプリズムスーツの股間は大きく破られ、そこからはジンの勃起したペニスが飛び出し、それはザ・モシャスのゴツゴツした手に握られていた。

「…行くぞ?」

 ニヤリと笑うと、ザ・モシャスはジンのペニスをゆっくりと上下し始めた。

「…あッ!!…んッ!!…んんッ!!

 ザ・モシャスの手の動きに合わせて、ジンが喘ぎ声を上げ、体をピクピクと反応させる。

「フフッ!感じているようだな?」

 ザ・モシャスがそう言うと、ジンは更に顔を赤らめ、ぷいと横を向いた。

「しかし、いつまでもこの姿では心底楽しめないな…」

 突然、ザ・モシャスが困った様相を見せた。

「?」

 その声に思わずジンは顔を上げる。しまった、と思った時は既に遅かった。ザ・モシャスの背後に、あの不気味な管が浮いていたのだ。そしてそれは、顔を上げたジンの頭をしっかりと包み込み、動きが取れないように固定したのだ。

「…や、…止めろ…!」

 ジンが懸命に頭を動かすが、がっちりと掴まれ、身動きが取れない。

「誰がいい、レッドフラッシュ?」

 おぞましい顔付きのザ・モシャスがジンに声をかける。そして、ジンを拘束しているベッドの下に転がっているグリーンフラッシュ・ダイと、ブルーフラッシュ・ブンを見やり、

「グリーンフラッシュがいいか?それとも、ブルーフラッシュがいいか?」

 と聞いて来たのである。

「…貴…様…ぁッ!!

 ジンがブルブルと怒りに震える。しかし、そんなことにお構いなしに、

「…それとも、…お前自身がいいか?」

 と言った瞬間、ザ・モシャスの体が光り、ジンの目の前に、もう1人のジンがいたのである。

「…ううッ!?

 ジンが目を見開き、次の瞬間、

「うわああああああッッッッッッ!!!!!!

 と叫んだ。

「やはりお前自身にやられるのが一番いいか?」

 レッドフラッシュを模写したザ・モシャスが静かに言う。その姿はレッドフラッシュにプリズムフラッシュした状態だが、頭部にマスクはなく、ギラギラと目を輝かせたジンの顔そのものだったのである。

「そうそう。言い忘れていた!」

 突然、ザ・モシャスが素っ頓狂な声を上げる。

「何故、ここまで精密にお前に似せることが出来たか、話していなかったな?」

 それを聞いた瞬間、ジンも、

「え?」

 と言う声を上げた。するとザ・モシャスは、握っているジンのペニスをゆるゆると上下した。

「あッ!!あッ!!

 その動きに合わせるかのように、ジンが淫らな声を上げる。

「オレは、お前のここから直接は生体エネルギーを頂戴していない」

「…ま、…まさ…か…!?

 慌てて周りをキョロキョロと眼球だけを動かし、確認するジン。そして、ザ・モシャスを見た。するとザ・モシャスは不気味な笑みを浮かべ、

「当たりィ〜!」

 と言ったのだ。

「お前が仲間によって何度も放った生体エネルギー。お前が淫らになっている間に、こっそりと全て頂戴したってわけだよ!」

「…うう…ッ!!

 ブルブルと怒りに震えるジン。いや、怒りよりも後悔の念の方が大きかった。普段は常に冷静な自分。だが、この時の自分は操られた仲間を助けたいと言う思いと、その仲間に陵辱され、感じたことのない感情に振り回されていた。それゆえに、ザ・モシャスが密かに、自身が飛ばした精液を吸い取っていたのにも気付かなかったなんて…!

「フフッ!後悔してももう遅いよ!」

 ニヤニヤとしながら、ゆっくりとジンのペニスに顔を近付ける。

「…やッ、止めろッ!!

 ジンが懸命に腰を振るが、ペニスをしっかりと握られ、下手に動けばそれに痛みが走る。

「大人しくしていた方が身のためだぞ、ジン君?」

 同じ顔の人間に名前を呼ばれ、ジンは戸惑う。と同時に、自身のペニスにぬめっとした感覚を覚えた。

「うあああ…ッ!!!!

 その感覚に思わず目を閉じる。ジンのペニスが、ジンに変身したザ・モシャスの口の中にスッポリと包まれていたのである。

 …ヌルッ!!…ヌポ…ッ!!

 ゆっくりと、丁寧にジンのペニスを口の中で上下するザ・モシャス。

「あああ…ッ!!!!

 ジンは目をギュッと閉じ、その感覚に必死に耐える。

「…フッ!!

 ザ・モシャスはそう笑うと、ジンのペニスを上下する動きを少しずつ早め始めた。

 …ジュルッ!!…ジュボジュボッ!!

 そのうち、ジンのペニスからは淫猥な音が聞こえ始めた。

「あッ!!あッ!!あッ!!

 ジンの嬌声が聞こえ始める。

 ジュボジュボッ!!ジュボジュボジュボジュボ…!!

 ドクドクとジンのペニスからは生体エネルギーが溢れて来る。それを、自身の唾液と混ぜて楽しそうに頬張るもう1人のジン。

「ああッ!!ああッ!!…もッ、…もうッ!!…止めてくれえええッッッ!!!!

 ジンが叫び始める。下腹部にじんじんとした痺れがやって来る。そして、無意識であろうか、腰を少しずつ上げ始めていた。

「フフッ!」

 もう1人のジンが笑った瞬間、

 ジュボジュボジュボジュボ…ッ!!!!

 と言う淫猥な音が最大限まで大きくなった。そして、もう1人のジンの頭部の上下運動が更に加速した。

「ああああああッッッッッッ!!!!!!

 ジンが叫んだその瞬間だった。

「おっと!!

 突然、もう1人のジンが、ジンのペニスから口を離したのである。

「あッ!?ああッ!!ああッ!!

 不意を突かれ、ジンが素っ頓狂な声を上げる。射精する瞬間、その刺激を止められ、ジンのペニスがドクンドクンと物凄い勢いで大きく脈打った。

「フフフ…!」

 ザ・モシャスがニヤニヤしている。

「…う…ッ!!…あぁ…ッ!!

 荒い息をしながら、ジンが信じられないと言う表情でザ・モシャスを見上げる。

「ここで終わってしまっては面白くないだろう?」

 ジンを突き放すような、ザ・モシャスの冷たい言葉。

「もっと楽しまなきゃな!」

 

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