性獣の生贄 第14話
「…あ…、…あぁ…、…あぁぁ…!!」
地面に大の字に横たわり、子供だったはずの大人達にされるがままになっているギンガブルー・ゴウキ。その突き上げた腰がブルブルと震えた時、
「…う…!」
と言う声を上げて、完全に伸びていた。と同時に、
ジュボッ!!
と言う音を立て、ギンガブルーのスーツを引き裂かれて飛び出したゴウキの男としての象徴が一人の子供の口の中から抜け落ちたのだった。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
ゴリラを模ったギンガブルーのマスクの黒いバイザーが内側から完全に白くなっている。それはゴウキの東部から溢れ出す汗や荒々しい呼吸を容易に想像させた。
「…ククク…!!」
ゴウキの横でライトが低く笑う。
「…これで晴も、…いや、トカッチも大人になる…!」
その時、ゴウキの足元に蹲っていた、青いジャケットを着た晴が目をギュッと閉じ、
…ゴクンッ!!
と言う鈍い音を立てて何かを飲み干した。ゴウキの大きな男としての象徴は晴の口の中で、その淫猥な液体を放っていたのだった。
「…う…、…ゲホッ!!…ゲホッ!!」
顔を真っ赤にして、苦しそうに咳き込む晴。
「…な、…何なの…ッ、…これ…ッ!?」
目にいっぱい涙を溜めて、ライトとヒカリを見上げる。するとヒカリがフッと笑い、
「それが大人になるってことだよ」
と笑った。
「…よく、…分かんな…」
晴がそう言いかけた時だった。
「…うぐ…ッ!?」
目を大きく見開き、苦しそうに胸を押さえる晴。そして、
「うぅわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と言う悲鳴を上げ、晴の体が眩しい光に包まれた。そして、晴の声が高い声から低い声へと変わって行く。
「…ククク…!!」
ライトは相変わらずニヤニヤと笑ったままだ。やがてその光が消えた時、
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
と呼吸を荒くした、大人に急成長した晴、いや、トカッチが立っていた。
「…は、…は…る…君…?」
その時、地面にぐったりと横たわっていたゴウキが声を上げた。
「…ああ、…そうだったね…!」
一瞬、ぼんやりとしていたトカッチだったが、何かを思い出したように言った。
「…僕の本名はトカッチだった。…でも、人間の世界に紛れ込むためにはその名前を隠す必要があったんだよね…」
「そうそう!オレやヒカリはそのままの名前でも何とかなったけど、さすがにトカッチってのは使えなかったからな!」
ライトがニコニコしながらそう言うと、
「その時、トカッチは空を見上げて、『晴れ』って言う単語から『晴』と言う名前にしたんだっけ?」
とヒカリも静かに言った。
「…お、…お前…ら…ぁ…ッ!!」
ゴウキの体がブルブルと震える。それを見ていたライトが、
「…へぇ…」
と声を上げ、未だにビクンビクンと脈打っているゴウキの男としての象徴を静かに握った。
グチュッ!!
真っ赤に大きく腫れ上がった先端部分から溢れ出るゴウキの淫猥な液体が、その茎の部分を通ってトロトロと流れ落ち、それが潤滑材になってライトの手を濡らす。そしてグチュッ、と言う淫猥な音を立てていた。
「…まだまだ、…そんな口を叩けるほど、…元気があるってことだよな?」
そう言いながらも、ライトはゴウキのそれをゆるゆると上下する。
グチュグチュッッッッ!!!!グチュグチュッッッッ!!!!
ライトの手が上下に動くたびに、ゴウキのそこからは淫猥な音が溢れ出し、先端からはトロトロと淫猥な液体が更に溢れ出していた。
「…ねぇ、…ライト…!」
ヒカリの声にその方向を振り返ったライト。その目が一瞬にしてギラリと光り、不気味な笑みを浮かべた。
「…勇太君が、ずっと俺達を見ていたようだけど…?」
そうだった。
ライト、ヒカリ、トカッチ以外にもその場には勇太がいたのだった。そして、そんな勇太の体からは相変わらず黒い靄、勇太の生命力がしゅうしゅうと溢れ出していた。
「…ゆ…う…た…?」
ゆっくりと顔を動かすゴウキ。その目に飛び込んで来たのは、子供らしさの面影もない勇太の姿だった。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
凝然とゴウキを見下ろしている勇太。その顔は真っ赤になり、荒々しい呼吸を続けていた。そして、真っ白な半ズボンの中にある勇太の男の子としての象徴が大きく盛り上がり、真っ直ぐにテントを張り、その先端部分をぐっしょりと濡らしていたのだった。
「おい、勇太!」
ライトは勇太の目の前でしゃがみ込むと、勇太の両肩を掴む。
「お前も、大人の味を味わってみたいか?」
「…んなッ!?」
ライトの言葉に目を丸くするゴウキ。
「お前が知りたいことを教えてくれなかった悪い大人だぜ?そんな大人を、俺達は辱めてるんだ。お前だって、ゴウキがどんなものを持っているのか、ゴウキのチンポがどんな味がするのか、知りたいだろう?」
「…や、…止めろ…オオオオ…ッッッッ!!!!…ゆ、…勇太まで、…そんなことを、…させるわけには、…行かない…ッ!!」
ゴウキが体を何とかして起こそうとした時だった。
「うるっさいよッ、ゴウキィッ!!」
トカッチがそう言ったかと思うと、ゴウキの筋肉質な腹の上に、ゴウキに向き合うようにしてドスンと座ったのだ。
「ぐふッ!?」
子供の時とは全く違う衝撃がゴウキの体を駆け抜ける。
「フフッ!無駄だよ、ゴウキ。僕の超能力はね、一度、かかったらなかなか解けないんだよねぇ!」
ゴウキの両手がトカッチの両足を掴んでいるのが分かったのか、トカッチは勝ち誇った笑みを浮かべてそう言った。そして、
「フフッ!だから、こんなことをするとぉ…!」
と言いながら、ゴウキの筋肉質な胸にある2つの突起をキュッと摘まんだのである。その途端、
「んああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と言う叫び声を上げ、ゴウキの体が腹部を中心にV字に起き上がった。
「…くは…ッ!!…あ…あ…あ…!!」
「ついでにそのマスクもそろそろ取っちゃえば?暑いでしょ?」
トカッチはそう言うと、右手の人差し指を挙げるとギンガブルーのマスクの額部分に当てた。その時だった。
ピシィィィィッッッッ!!!!
乾いた衝撃音が聞こえたその瞬間、ギンガブルーのゴリラを模ったマスクに縦一線にひびが入った。そして、それがゆっくりと2つに離れて行ったかと思うと、
…ガンッ!!…ガランッ!!…ガランガラン…。
と言う音を立てて地面に落ちた。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
中から現れたのは、顔中に玉のような汗をかき、目には涙、口元には涎の伝った跡がある、ブルブルと震えているゴウキの彫りの深い顔だった。