暴走 第29話
ブルーバスター・岩崎リュウジ。
特命戦隊ゴーバスターズのメンバーの中で面倒見の良い兄貴分として、時に優しく、時に厳しくどんなことにでも向かって行ったパワーファイター。普段からやや鋭い目付きの彼が今、その目付きは更に鋭く、また、野獣のようにギラギラと輝いていた。そして、彼の目の前にいる獲物を今、まさに食い尽くそうとしていた。
「…ッ!!」
レッドバスター・桜田ヒロム。
特命戦隊ゴーバスターズのメンバーの中では次男坊として、その持ち前の冷静さとスピードで立ち向かって行く熱血漢。そんな彼が今、野獣の目の前で戦意を失い、されるがままの状態になっていた。
レッドバスターにモーフィンしているヒロムは今、ブルーバスターにモーフィンしているリュウジによって体を押さえ込まれ、無機質なデスクの上に身を投げ出していた。その両足はリュウジによって持ち上げられ、無理矢理M字開脚をさせられ、醜態を晒している。
更に。ヒロムのバスタースーツはボロボロになっていた。胸の部分は横一文字に切り裂かれ、そこから彼の2つの淡いピンク色の突起が見え隠れしている。
そして下半身。黒い革製のバスタースーツの股間部分が切り裂かれ、そこからヒロムの男子としての象徴が飛び出していた。それは花の蕾のように皮を被り、その先端からは濃白色な粘着質の液体をトロトロと溢れさせていたのである。そしてその切り込みは彼の双丘の窪みまで達していた。そして、その窪みの奥、ヒロムの秘門にはどす黒く、太いリュウジのペニスが最奥部までしっかりと突き刺さっていたのだった。
「…行くぜ?」
一言だけそう言うと、リュウジはグッタリと横たわっているヒロムの背中へ両腕を通し、ガッチリと寝技を決めるようにヒロムの体を固定した。
「…うああ…!」
ヒロムが呻く。だが、一向に抵抗する気配がない。目は虚ろになり、その光を失っていた。頬には涙が流れた跡が、口元からは涎が垂れた跡があった。
「…一緒にいい夢を見ような、ヒロム!」
リュウジはそう言うと、ゆっくりと腰を前後に振り始めた。
ズチュッ!!ズチュッ!!
淫猥な音がリズミカルに聞こえ始める。
ズチュッ!!ズチュッ!!
その淫猥な音と同時に、
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
と言うヒロムの少年のような声がそのリズムに合わせるかのように聞こえる。
「…はぁ…、…はぁ…!!」
同時に、リュウジの熱い吐息も響き渡る。
「…あぁぁ…、…気持ちいい…!!」
リュウジは恍惚の表情を浮かべ、一心不乱に腰を振り続けている。
「…あぁぁ…、…ヒロムのケツ、…やっぱり最高だぁ…!!…すっげぇ、…締まる…!!…それに、…物凄く、…温けぇ…!!」
そう言うとリュウジは、ヒロムの体を少しだけ起こすと、その唇にそっと口付けをした。
…チュッ!!…クチュクチュ…!!…クチュクチュ…!!
ヒロムとのファーストキス。甘いものかと思いきや、リュウジはヒロムのそれを貪るかのように舌を絡める。
「…んッ!!…んん…ッ!!」
ヒロムの苦しそうな呻き声が聞こえて来る。だが、そんなヒロムも、リュウジの舌を絡め取ろうと自身の舌を懸命に動かしていたのである。
…チュッ!!…クチュクチュクチュ…!!
…ズチュッ!!…ズチュズチュズチュ…!!
上から下から淫猥な音が、冷たく無機質な地下倉庫に響き渡る。
「…ヒロム…!!…ヒロムぅ…!!」
懸命に腰を振りながら、リュウジがうわ言のようにヒロムの名前を呼び続ける。と、その時だった。
それまで無機質なデスクの上で力なく伸びていたヒロムの両腕が、ゆっくりとリュウジの背中へ回り、静かにリュウジを抱き締めたのである。
「…ヒロムぅ…!!」
リュウジが不気味にニヤリと笑った。
「…もっと激しくして欲しいってかぁ!?」
その瞬間、
ズチュズチュズチュズチュ…ッ!!
と言う淫猥な音が更に大きくなり、同時に、
「ああッ!!ああッ!!あああッッッ!!!!あああッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
と言うヒロムの叫び声が大きくなった。
「オラオラオラオラぁぁぁッッッ!!!!」
リュウジが物凄い勢いで腰を振り続ける。その動きに釣られて、ヒロムの体が前後へ大きく動く。リュウジのペニスがヒロムの最奥部をグンと突き上げるたびに、ヒロムの体が後ろへ突き飛ばされるかのように。
そして、リュウジのペニスが、ヒロムの体内のある一点を通過したその時だった。
「んあああッッッ!!!!」
突然、ヒロムが素っ頓狂な声を上げたのだ。
「…フフッ!!…また感じるところに、…当たっちまったか?」
腰を振りながらリュウジが笑う。次の瞬間、リュウジがカッと目を見開き、
「オラオラオラオラぁぁぁッッッ!!!!」
と更にヒロムを責め立てた。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああッッッッッッ!!!!!!」
ヒロムがリュウジの腕の中で体を仰け反らす。と同時に、ヒロムのペニスが再び頭をもたげ始め、物凄い勢いで勃起したかと思うと、
ドビュッ!!ドビュドビュドビュッ!!!!
とその先端から再び濃白色な液体を噴射したのである。
「うおおおおおッッッッッ!!!!!!」
更に責め立てるリュウジ。その体からは湯気が立ち込め始める。
「ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
顔を真っ赤にし、目を見開いたままのヒロム。
ドビュッ!!ドビュドビュドビュッ!!!!
ヒロムのペニスからは、ヒロムの精液がまるで涸れることを知らないかのように後から後から飛び出して来る。
「あああッッッ!!!!あああッッッ!!!!ああああああッッッッッッ!!!!!!」
ヒロムが射精するたびに、リュウジはペニスを締め付けられる。
「ああああッッッッ!!!!やッ、ヤベエエエエッッッッ!!!!」
今度はリュウジが叫び始めた。
「ヤベエエエッッッ!!!!イキそうだぁぁぁッッッ!!!!」
腰を振り、下半身に痺れを感じ始めたリュウジがヒロムを見つめる。
「…イッて…いいか…?…お前の、…中で、…イッて…いいか…!?」
その言葉に、ヒロムがコクンと頷いた。
その瞬間、リュウジのたがが外れた。その瞬間、リュウジは物凄い勢いで腰を前後へ振り始めたのである。
「うおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
雄叫びを上げて腰を一心不乱に振り続けるリュウジ。
「ああああああああああッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
されるがままのヒロム。出来ることと言えば、声を上げることくらいだ。
「うおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!イクッ!!イクッ!!イクウウウウウウウウウウッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
リュウジが顔を真っ赤にし、腰をこれでもかと言うほど、ヒロムの体内の最奥部へズンと突き上げた、その時だった。
ドブッ!!ドブドブドブドブッ!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!!!!!
今まで貯め込んでおいたものが一気に堰を切ったかのように、リュウジのどす黒く、太いペニスから溢れ出した。そしてそれは、ヒロムの腸壁に思い切りぶち当たった。
その時だった。
「…あぁぁ…!!」
リュウジの表情が恍惚となり、次の瞬間、膝がガクンと折れた。
グジュッ!!
淫猥な音が聞こえたと同時に、リュウジの未だ勃起し続けるペニスがヒロムの双丘の秘門から抜ける。
ビュウウウウッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!
そしてそこからは更にリュウジの精液が溢れ続け、倒れ行くリュウジと繋がるかのように宙で弧を描き続けた。
「…うぅ…!!」
ドサッと言う音がして、リュウジが地面へ倒れ込み、ピクリと体を動かすことさえなかった。
「…あ…あ…あ…!!」
デスクの上のヒロムは、ブルブルと体を小刻みに震わせていたが、やがて、
「…う…!!」
と呻いて意識を失った。