希望と絶望 第11話
「あいつを持って来いッ!!」
怒り心頭のデスギラー将軍が、部屋に残っていたマダラマンに声をかける。
「…あいつ…?」
何のことかさっぱり分からないと言う表情をするゴーグルイエロー・黄島太と、マダラマン・島洋介。だが、それに一早く気付いたのは、洋介だった。
「…んまッ、…まさか…ッ!!」
「…洋…介…?」
洋介がガタガタと震えている。きょとんとしている黄島。そして、勝ち誇ったようにニヤニヤと笑みを浮かべているデスギラー将軍。
やがて、「あいつ」が運ばれて来た時、
「…うああ…、…あ…あ…あ…あ…!!」
と、洋介は恐怖のあまり震え上がった。
「…な、…何だッ、…そりゃ…ッ!?」
黄島の目の前に運ばれて来た大きな機械。その中心部にはガラス製の透明な大きなタンクが置かれていた。そして、それはドーム状のように天井部分が丸く収束するような形になっており、その中心部分は突出し、そこに透明なゴム製のチューブが取り付けられていた。そして、そのチューブが伸び、その先にはやや太めのプラスチック製の筒状のものが付けられていたのである。
「…クカカカカ…!!」
デスギラー将軍が不気味な声で笑う。
「…これで貴様も終わりだ、ゴーグルイエロー!!」
タンクとチューブの先に取り付けられている太めのプラスチック製の筒状のものを手に持ちながら、デスギラー将軍がゆらゆらと近付いて来る。
「…やッ、…止めろオオオオッッッッ!!!!」
突然、洋介が狂ったように駆け出すと、デスギラー将軍の腕にしがみ付いた。
「…はッ、離せッ!!…この出来損ないがあッ!!」
もがくデスギラー将軍と、必死にその腕にしがみ付く洋介。
「…たッ、…頼むッ!!…それだけはッ!!…それだけは止めてくれッ!!…黄島を、…殺さないでくれッ!!」
「ええいッ、喧しいわあッ!!」
デスギラー将軍がそう怒鳴ると、洋介を再び吹き飛ばした。
「うわああああッッッッ!!!!」
「よッ、洋介ええええッッッッ!!!!…く…っそオオオオッッッッ!!!!」
何とかして四肢を拘束している金属製の鎖を引きちぎろうとする。だが、高圧電流に撃たれた体中の痺れが未だに残り、思うように力が出ない。
「…こッ、…こんなッ、…時にいいいいッッッッ!!!!」
思うように体が動かせないことがもどかしい。今、目の前で大切な友人が危険に晒されていると言うのに…!
いや、それどころか、自身の身にも危険が迫っていると言うのに…!
「…フンッ!」
デスギラー将軍はそう言うと、黄島の男としての象徴に手を掛けた。
「…あ…ッ!!」
突然の刺激に、ビクンと体を跳ねらせる黄島。そして、
「…や、…止めろ…!!」
と声を震わせた。だが、デスギラー将軍が無言で何度か優しく黄島のそれをゆるゆると上下すると、
「…あ…ッ!!…んッ!!…んあ…ッ!!」
と黄島が甘い吐息を漏らす。
「フッ!貴様、この期に及んで感じてしまっているのか?」
デスギラー将軍が揶揄を投げ掛ける。すると黄島は顔を真っ赤にして、
「…かッ、…感じてなんかいねえッ!!…うあ…ッ!!」
と情けない声を上げる。
その時だった。
デスギラー将軍が手に持っていたプラスチック製の筒状のものを黄島のそれに近付けた。
ンブチュッ!!
と言う音が聞こえた瞬間、
「うああああッッッッ!!!!」
と黄島が素っ頓狂な声を上げ、体を弓なりにさせた。
「…あ…あ…あ…あ…!!…あぁぁ…!!」
ゴーグルイエローのマスクが動き、黄島の頭が上がった。
「…や、…止めろ…!!」
バイザーの中の黄島の声が震えている。だが、そんな黄島の声に耳もくれず、デスギラー将軍は、
「…やれ…!」
と一言、マダラマンにそう言った。その時、そのマダラマンがその機械のスイッチを押した。その瞬間、
ウィィィィンンンン…。
と言う機械のモーターが動く音が聞こえたかと思うと、
ジュボッ!!ジュボジュボジュボジュボ…ッッッッ!!!!
と言う淫猥な音が聞こえた。そして、
「はああああああああッッッッッッッッ!!!!!!??」
と言う黄島の奇声が聞こえ、その巨漢が最大級に弓なりになった。
ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!
淫猥な音と同時に、
「うあッ!?ああッ!?ああッ!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と言う黄島の喘ぎ声が辺りに響き渡る。黄島の男としての象徴に取り付けられたプラスチック製の筒が自動的に上下に小刻みに動き、黄島のそれを刺激していたのだ。
「…やッ、…止めろオオオオッッッッ!!!!…止めて、…くれええええッッッッ!!!!」
洋介の愛撫とはまた違う快楽に、免疫のない黄島は一気に流された。そして、
「…だッ、…ダメだああああッッッッ!!!!…出るッ!!…出るッ!!…ちっくしょおおおおおおおおッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と絶叫したかと思うと、腰をグンと突き上げた。その瞬間、
ドブッ!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!
と言う物凄い音が聞こえ、黄島の男としての象徴の、真っ赤に腫れ上がった先端が弾けたかと思うと、そこから濃白色な液体が物凄い勢いで飛び出した。そしてそれはそのプラスチック製の筒からゴム製のチューブに吸い込まれ、機械の中央に置かれているタンクにボタボタと落ちて来た。
「…クカカカカ…!!」
デスギラー将軍が笑う。
「まだまだだ!まだまだ足りぬぞ、ゴーグルイエロー!!」
その間にも、
ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!
と言う音が止まることはない。同時に、
「…いい…、…痛てええええッッッッ!!!!…やッ、…止めろオオオオッッッッ!!!!…うぅわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と言う黄島の絶叫が耳を劈いた。
「ぐわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!うおああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!ひぎゃああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴーグルイエローのマスクの中の黄島の顔は真っ赤になっており、目を硬く閉じ、襲い来る激痛に懸命に耐えているかのようだった。
「ハーッハッハッハッハ…!!」
堪え切れなくなったのか、突然、デスギラー将軍が大声で笑い始めた。
「さあッ!!ゴーグルイエローッ!!貴様のエキスを全て、総統タブー様に捧げるのだッ!!」
この時、デスギラー将軍は気付いてはいなかった。背後で震える洋介の目付きが変わっていたことを…。
「…俺が…!」
その手には棍棒のような武器が握られていた。
「…俺が…、…何とか、…しなきゃ…!!」
そう呟いた時だった。
「…うう…ッ!!…うおおおおおおおおッッッッッッッッ!!!!!!!!」
いきなり、洋介が黄島とを繋いでいる機械に向かって飛び込んで来たのだ。
「…なッ、…何ッ!?」
デスギラー将軍が驚いて声を上げる。次の瞬間、
「うわああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
洋介が叫び声を上げて、その棍棒のような武器をその機械に向かって投げ付けた。
ドオオオオオオオオンンンンンンンンッッッッッッッッ!!!!!!!!
その瞬間、その機械が爆発し、黄島の男としての象徴への刺激を止めたのだった。