災魔の誘惑 第12話
…チュブッ!!…ジュクッ!!…ジュクジュク…ッ!!
その頃になると、ゴーグリーンに着装しているショウの光沢のある鮮やかな緑色のアンチハザードスーツのその部分はすっかり光沢を失い、代わりにジュクジュクと言う淫猥な音が鳴り響いていた。
ショウの体の上に伸し掛かっているインプス。その口元がタコのように突き出され、それがショウの右胸の突起を吸い、その柔らかい唇でその突起をくすぐり、淫猥な音を立てていたのだ。
そうとも知らないショウは、
「…は…ぁ…ッ!!…んんんん…ッッッッ!!!!」
と、艶めかしい声を上げて喘ぐ。
「…かッ、…香…さ…ぁ…ん…ッ!!」
相手は清楚可憐な女性・香だと信じて疑わないショウ。その香が真っ赤な舌を使い、ゴーグリーンのアンチハザードスーツに浮き出た胸の突起を舐め上げているとばかり思っていた。そんな香の刺激から逃れようと体を捩じらそうと思っても、両手首と両足首を拘束されていて思うように動かすことが出来ない。
だが、そんな香は今、清楚可憐の面影もない、醜悪なサイマ獣ツタカズラへと姿を戻していたのだが。
「…く…ッ、…うああ…ッ!!」
顔を真っ赤にし、眉間に皺を寄せているショウ。目隠しをされているために目の部分は窺えないが、硬く閉じているに違いない。時折歪める口元からは淫猥な唾が飛び散っていた。
「…あぁ…!…何て美味しいのかしら、ショウさんの乳首…!!」
ツタカズラがそう言うのに合わせるように、インプスがようやく、ショウの右胸の突起から口を離した。
「…ッ!?…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
ようやくその刺激から解放され、ショウは大きく息を吐く。ゴーグリーンの光沢のある鮮やかな緑色のアンチハザードスーツがショウの呼吸に合わせてキラキラと輝いた。
「ウフフ…。…まだまだですわよ…?」
ツタカズラはそう言うと、インプスは今度はショウの左胸に近付き、同じようにタコのように突き出された口をそこに当てる。そして、
…チュウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!
と、右胸の時と同じように音を立てて吸い上げた。その途端、
「んはああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と大声を上げ、体をビクンビクンと跳ねらせた。
「まあッ、ショウさんったら、左胸の方が感じてしまうんですのねッ!?」
ツタカズラがそう言うと、
チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!
と、インプスがショウの左胸に浮き出た突起をその唇で刺激する。更に、インプスの左腕が伸びて来たかと思うと、さっきまで刺激していたショウの右胸の突起をもクリクリと刺激し始めたのだ。
「んあッ!?ああッ!?ああッ!!ああッ!!」
両方の突起を刺激され、ショウが小刻みに喘ぎながら、その体をビクビクと痙攣させる。
「ウフフフフ…!!」
ツタカズラが笑い、インプスが調子に乗って更に小刻みにショウの両乳首を刺激する。右胸の突起はインプスの左手によってその突起を引っ掻くようにしたり、周りを撫でたかと思えば、突起をキュッと摘まんでみたり。左胸の突起はインプスの唇によって同じようにされたりした。
「んああああッッッッ!!!!んああああッッッッ!!!!んああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
ショウが体を大きく仰け反らせる。そして、ショウの下半身の奥深くから込み上げて来るじんじんとした疼きを最大限に感じた時だった。
…グチュッ!!
インプスの体が、ショウの2本の足の付け根部分で息づくショウの男としての象徴であるペニスを擦り上げた時、淫猥な音が聞こえた。
「…あら?」
そうなることを見越していたツタカズラが、今、初めて気付いたかのように声を上げる。そして、
「あらあらあらあら!!」
とショウをやや馬鹿にするかのように高い声を上げた。
「ショウさんッ!!おチンポから何か出て来ましたわよ!?」
「…ッ!!」
ツタカズラの声に、ショウは言葉を飲み込む。すると、インプスがゴーグリーンのアンチハザードスーツの中で大きく勃起したショウのペニスをゆっくりと握り、持ち上げる。
「…透明に照り輝いていますわ!…それに…」
その時、ツタカズラは指を伸ばし、ショウのペニスの先端に溢れ出た淫猥な液体を絡め取った。
…クチュッ!!
淫猥な音と共にその淫猥な液体がツタカズラの指に掬われる。
「…何だか、…とってもネバネバしています…!」
クチュクチュと言う音が辺りに響き渡る。その音を聞きながら、ショウは、
「…う…、…あぁぁ…!!」
と恥じらいの声を上げた。
「ショウさんったら…」
ツタカズラが再びショウの耳元へ顔を寄せ、
「…本当に、…変態さんなんですのね…!」
と言ったかと思うと、インプスがショウのペニスをゆっくりと上下に動かし始めたのだ。
…クチュッ!!…クチュクチュ…ッ!!…クチュクチュクチュクチュ…ッッッッ!!!!
淫猥な音が断続的に聞こえ始め、
「あッ!!あッ!!あッ!!あッ!!」
と、ショウが喘ぐ。
「…ふ…んんんん…ッッッッ!!!!…クッ、…ああああ…ッッッッ!!!!」
拘束されているショウの両手が握ったり開いたりを繰り返し、体が小刻みに震える。
「ショウさんのおチンポ、物凄く硬くて熱いですわ…!!私の手の中で、ビクビクと脈打っている…!!」
インプスがショウのペニスを上下に刺激するたびに、ショウのペニスはビクビクと脈打ち、同時に、淫猥な液体をトロトロと溢れさせる。
「フフッ!!ショウさんのここ、すっかり染みだらけになってしまいましたわ!!」
ツタカズラが揶揄するように言うと、ショウは、
「…ッ!!…うああああ…ッッッッ!!!!」
と声を上げる。するとツタカズラは、
「…ショウさん…。…もっと気持ち良くなりたいですか?」
と尋ねた。するとショウはガクガクと首を縦に振ると、
「…なり…たい…ッ!!」
とはぁはぁと荒い呼吸をしながらそう言った。
「…ウフフ…!!」
その時、ツタカズラがニタリと不気味な笑みを浮かべた。そして、インプスに目配せをすると、
「じゃあ、ショウさんのおチンポ、出しちゃいますわよ?」
と言った。
「…え?」
ショウが一瞬、躊躇いを見せる。だが、それもほんの一瞬で消え、
「…出して…くれ…!!…オレの、…オレのチンポを、…もっと、…気持ち良く…して…下さい…!!」
と、息も絶え絶えに言ったのだ。
「フフッ!!ショウさんったら、欲張りですわね!!」
ツタカズラがそう言った時、インプスの両手がショウのアンチハザードスーツの股間部分を持ち上げる。その時、そこにカメラが近付いていた。
「…じゃあ、…行きますわよ?」
ツタカズラがそう言った時、
…ビッ!!…ビィィィィッッッッ!!!!
と言う鈍い音が聞こえ、
グジュッ!!ビイイイインンンンッッッッ!!!!
と言う音と共に、ショウのペニスが解放され、引き裂かれたスーツから大きく飛び出したのだった。