災魔の誘惑 第31話
(…俺は…、…悪い夢でも見ているのか…?)
薄暗がりの中、ゴーレッドに着装したマトイはそう感じていた。
「別に気持ち良ければ、それでいいんじゃねえの?」
ゴーグリーンに着装し、自身を淫猥に陵辱しようとしている、弟であるショウが言った言葉は、ある意味、マトイを絶望の淵へ追いやった。マトイは今、半ば思考能力が停止していた。
そんなマトイの目の前に、1体のインプスがゆらゆらと近付いている。そのインプスの口元はタコのようににゅっと突き出し、その突き出した口の中には無数の襞が蠢いている。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
そのインプスの動きを目で追っていたマトイが声を震わせる。
インプスがマトイの目の前で蹲るように腰を屈める。そして、そのギラギラとした瞳で見つめているのは、ゴーレッドのアンチハザードスーツから飛び出した、マトイの男としての象徴であるペニスだった。しかもそれは今、大きく勃起し、真っ赤に腫れ上がった先端を剥き出しにし、その先端からは淫猥な液体をトロトロと溢れさせていたのだ。
「…止めろ…!!」
マトイが声を震わせる。
「…止めろ…!!…止めろオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!」
狂ったように叫びながら、マトイは体を大きく揺り動かす。だが、両手を拘束している災魔獣ツタカズラの蔦は解かれることはなく、逆にもがけばもがくほど、その拘束が強くなっているようにも感じられた。
そして。
「うああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
体を大きく揺り動かした時、マトイの背後にある巨大なペニスの梁型が、マトイの双丘の窪みを擦っていたのだ。そんなだから、マトイは無意識に腰を突き出してしまった。その途端、
ニュブッ!!ニュチュッ!!
と言う淫猥な音が聞こえ、
「うぅわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と、マトイが大きな悲鳴を上げた。
…ズチュッ!!…ズチュズチュ…ッッッッ!!!!…ズチュズチュズチュズチュッッッッ!!!!!!!!
インプスがマトイのペニスを咥え込み、頭をリズミカルに前後に動かす。マトイが腰を突き出したと言うことは、マトイの大きく勃起したペニスが前へ突き出されると言うことを意味していた。そして、マトイのペニスは半ば自動的にインプスの、無数の襞を持つタコのような口に突き刺さったのだ。
「…ひ…ッ!!…んぐ…ッ、…んんんん…ッッッッ!!!!」
まるで自慰行為に耽る時に使う、あのシリコン製の女性の性器を模った道具のように、真空状になったインプスの口が吸い付いて来る。その強烈な刺激はマトイをあっと言う間に快楽に引き摺り込んだ。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
マトイは体をブンブンと大きく振り、拘束されていない足をバタバタとさせる。だがそれは、双丘の秘門に巨大なペニスの梁型が突き刺さるのを防ぐためにしていた爪先立ちの踵を下ろすことを意味し、
…ズブッ!!ズブズブズブズブ…ッッッッ!!!!
と言う鈍い音と、
ヴヴヴヴヴヴヴヴ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!
と言う、梁型の振動を更に大きくさせるだけだった。
「ぐぅわああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
顔を真っ赤にし、目をカッと見開いて絶叫するマトイ。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
マトイの大きく勃起したペニスにはインプスのタコのような口の中に蠢く無数の襞が絡み付き、ヌメヌメと這い回る感覚を与える。そして、双丘の秘門からは小刻みな振動が伝わり、マトイの下腹部にじんじんとした疼きを与えて来る。
「あはははは…ッッッッ!!!!」
堪え切れなくなったのか、呪士ピエールが大声で笑い始めた。
「無様だッ!!これは実に無様だッ!!我々に敵対するゴーゴーファイブのリーダー、長男がこのような醜態を晒すとは…!!」
その黒い丸眼鏡の奥の瞳がギラリと光った。その時だった。
「マトイ兄ィッ!!」
同じように目をギラギラとさせたショウが再びマトイのもとへやって来ると、
「マトイ兄ィをもっともっと気持ち良くしてやるよ!!」
と言ったかと思うと、マトイの右胸のココナッツ色の突起に再びキスをした。そして、右手でマトイの左胸のココナッツ色の突起を刺激し始めたのだ。
チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!
淫猥な音が聞こえ始め、
「ひぃぎぃやああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マトイが声を上ずらせ、首筋に血管を浮き立たせて絶叫する。
チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!
ズチュズチュズチュズチュッッッッ!!!!ズチュズチュズチュズチュッッッッ!!!!
ヴヴヴヴヴヴヴヴウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!
ショウの舌が淫猥な音を立て、インプスのタコのような口も淫猥な音を立て、そして、マトイの双丘の秘門に突き刺さった巨大なペニスの梁型も小刻みな振動音を立てる。まるで、全てが淫猥で心地良いハーモニーとなって辺りに響き渡っていた。
「…たッ、…頼むううううううううッッッッッッッッ!!!!!!!!…もッ、…もう…ッ!!…止めて…くれええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
マトイは、下腹部にじんじんとした疼きが物凄い勢いで込み上げて来ているのを感じていた。
「…ぐ…うううう…ッッッッ!!!!…んんんん…ッッッッ!!!!」
鼻で呼吸をし、呻き声を上げるマトイ。その足がガクガクと震える。
「…ククク…!!」
マトイの胸の突起を刺激しながら、ショウが低く笑う。
ズチュズチュズチュズチュッッッッ!!!!ズチュズチュズチュズチュッッッッ!!!!
インプスの頭が速度を速めて前後に動き、
ヴヴヴヴヴヴヴヴ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!
と言うペニスの梁型が淫猥な音を立てる。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
顔を真っ赤にしたマトイが更に甲高い声を上げた。そして、
「…イクッ!!イクッ!!イクイクイクイクッッッッ!!!!クッソオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と目を硬く閉じて絶叫し、腰をグンと前へ突き出したその時だった。
ジュボッ!!ジュブッ!!
と言う音を立てて、インプスがマトイのペニスをタコのような口から出した。そして、右手でそれを握ると、激しく前後に刺激したのだ。
グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!
マトイのペニスが淫猥な音を立て、インプスの手の中でビクビクと何度も何度も小刻みに脈打つ。そして、
「うぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
とマトイが咆えると同時に、
ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!
と言う淫猥な音が聞こえ、マトイのペニスの先端から濃白色な液体の塊が飛び出し、宙で弧を描いたのだった。
「ピギャアアアアアアアアッッッッッッッッ!!!!!!!!」
マトイのペニスを愛撫していたインプスが嬌声を上げる。
ビチャッ!!ビチャビチャビチャビチャッッッッ!!!!ブシュッ!!ブシュッ!!
マトイのペニスから溢れ出した淫猥な液体の塊は、目の前のインプスに大量に降り注いだのだった。