ヒーロー陵辱 第4話
僕が最も好きな戦隊ヒーロー・イエローライオン。男気があって、熱血漢で、けれど、どこかおっちょこちょいで…。
そんな、僕が最も犯したいと思うヒーローの全身タイツを今、僕が現実世界で最も犯したいと思っていた淳市が着ようとしている。
「…よ…ッ、…んしょ…ッ!!」
イエローライオンの光沢のある鮮やかな黄色と白色を基調とした全身タイツがみるみるうちに淳市の体に吸い付いて行くように纏わり付いて行く。普段から体を鍛えている淳市。そのガッシリとした太腿や大きな筋肉質な双丘。その形がクッキリと浮かび上がり、物凄い衝撃が僕の体を駆け抜けて行く。
(…噛み付きたい…!!)
「…よッ!!」
時折、淳市が腰を屈め、前のめりになる。それはつまり、背を向けている僕の目の前にその大きな双丘が突き出されることを意味していた。
ドクンッ!!ドクンッ!!
程好く日に焼けた、いや、黒くなっている筋肉質な背中が黄色の生地に包まれて行く。それを見つめるだけで、僕のあの部分は熱を帯び、今にも爆発しそうなほどになっていた。
「背中、手伝うよ」
「え?…あ…」
言うが早いか、僕は淳市の背後に近付くと、背中のファスナーに手をかけた。
ジイイイイイイイイッッッッッッッッ!!!!!!!!
ファスナーによって背中の左右の生地が合わせられ、淳市の背中が消えた時、そこには僕の理想のヒーローであるイエローライオン・淳市がいた。
「どうっすか?」
ちょっとだけ照れたように笑う淳市。
ドクンッ!!ドクンッ!!
僕の心臓がそれまで以上に大きく高鳴っている。
「…凄いよ、淳市…!!」
「…え?…ちょッ、…ちょっと…!?」
淳市が慌てるのも無理はない。気が付いた時、僕は淳市の背中に両腕を回していたのだ。
「凄いよ、淳市ッ!!ヒーロー姿が良く似合っているよ!!」
「…そう…、…っすか…?」
顔を少しだけ引き攣らせ、けれど、嬉しいのか、困っているのか分からないような表情で笑みを浮かべる。
「さすが、体を鍛えているだけあるね。ヒーローのスーツがピッタリフィットしているよ。…それに…」
「んあッ!?」
僕は両手を少しだけ下げると、再び淳市の大きな双丘を撫で回したり、ガシッと鷲掴みしていた。
「…ちょ…、…まッ、正樹さんッ!!」
顔を真っ赤にし、その痴漢行為を耐えようとする淳市。
「このヒーローは、僕が一番好きな戦隊ヒーロー・イエローライオンだ」
「…イエロー…、…ライオン…?」
「知らないか。無理もない。お前が生まれるよりもずっと前に放送されていたヒーロー番組のキャラクターだったからな」
そうなのだ。
淳市は今年23歳になる。僕よりもずっと年下なわけで、そんな若さだから、僕が子供の頃に熱中していた戦隊ヒーローなんて、知るわけがない。
「…ん…ッ!!…んん…ッ!!」
部屋の真ん中で僕に抱かれ、淳市は体を強張らせている。顔を真っ赤にし、目をギュッと閉じ、眉間に深い皺を刻み込んで…。そして、僕がその筋肉質な大きな双丘を撫でるたびに、それはキュッ、キュッ、と痙攣を起こし、双丘の窪みを締め付ける。
「…さすが、ヒーローとしてやられたいと言うヤツだけあるな…!!」
「でッ、でも…」
言いかけた時だった。僕は右手を前へ回すと、素早く淳市の2本の足の付け根部分に息づくふくよかな膨らみをスルッと撫で上げたのだ。その途端、
「うああああッッッッ!!!!」
と、淳市は悲鳴を上げ、僕を振り解く。そして、イエローライオンの鮮やかな黄色のグローブで包まれた両手でその部分を隠すようにし、腰をくの字に折り曲げた。
「…な…ッ、…何するんですかああああッッッッ!!!?」
さっきよりも顔が真っ赤になっている。
「だって、それがお前の望みだろう?」
僕は冷たく笑いながら淳市の背後に回る。
「…な…、…何…言って…」
淳市は腰を少しだけ落とし、視線で僕を追う。
「『ヒーローのオレのエネルギーを、一滴残らず搾り取って下さい!!』と言って来たのは、誰だったかなぁ?」
「…え…、…え…っと…」
急に弱々しい声になり、視線が泳ぎ始める淳市。僕はニヤリと笑うと、
「だからさ。僕がお前のエネルギーを一滴残らず搾り取ってやると言ってるんだよ。…こうやって…!!」
と言い、今度は淳市の背後から淳市に抱き付き、前へ手を伸ばすと、淳市の2本の足の付け根部分のふくよかな膨らみをキュッと握った。その途端、
「んああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と、淳市は大声で悲鳴を上げ、再び僕を振り解いた。
「…やッ、止めて下さいって言ってるじゃないですかああああッッッッ!!!!」
顔を真っ赤にし、涙目で僕を睨み付ける。そして、
「セ、セクハラで訴えますよッ!!」
と言って来た。だが、僕は妙に冷静だった。
「…誰に?」
「…だッ、…だからッ!!…かッ、…会社のコンプライアンスに…」
「プライベートでの出来事なのにか?」
その言葉に、
「…え?」
と、淳市がふっと体から力を抜いたのが分かった。
「ここはプライベートの空間だ。職場セクハラでも何でもない。それに、このような状況を作り出したのは、淳市、お前自身なんだ」
「…オレ…、…自身…?」
僕は言葉を続ける。
「そうだ。僕がヒーローやられのサイトで出会いを求めたところ、お前が応募して来た。つまり、最初は相手が誰か分からない状態だったのが、僕達は偶然の出会いをしたんだ。職場とか関係ない。それに、さっきも言ったが、こうして欲しいと言って来たのはお前だろう?」
「…で…ッ、…でも…」
必死に何か突破口を見つけようとしているのが丸分かりだ。淳市の目はきょときょとと忙しなく動き、体が小刻みに震えている。
「なぁ、淳市。同じ穴のムジナって言葉、知ってるか?」
「…」
そろそろ、抵抗出来ないことを少しずつ理解し始めたようだ。僕は言葉を続ける。
「ヒーローとしてやられたい、と言って来たのはお前。そして、お前のようなヒーローとしてやられたいヤツのエネルギーを一滴残らず搾り取ってやりたいと思うのが僕。つまり、同じ欲望をお互いが抱えている。言わば、同士みたいなものだ。言い換えれば、淳市がヒーローとして陵辱されるのは、同意の上、と言うことになるんだ」
「…う…、…うううう…ッッッッ!!!!」
イエローライオンの黄色いグローブに包まれた淳市の両手。握り締めた拳がブルブルと震え、ギリギリと音を立てている。
「それに、お前が僕に送って来た掲示板のスクショやメールの過去ログはちゃんと保存されている。つまり、お前がたとえ、会社で何かを訴えたとしても、僕は正当な理由を述べることが出来る。そしたら、どうなるかな?お前を好いている、慕っているヤツはたくさんいる。そんなヤツらの、お前を見る目が変わってしまうだろうなぁ…」
「…く…っそ…オオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
その時、淳市は悔しそうに叫んだ。
勝った、と思った。その瞬間、何とも言えない感情が僕の中をぐるぐると駆け巡り、僕を支配したのが分かった。
「安心しろ、淳市。僕はこのことを誰にも言うつもりはない。…淳市が…、…おとなしくやられてくれれば…、…な…」
「…ッッッッ!!!!」
その時、淳市はピクリと体を痙攣させた。
「…フフッ!!…淳市のチンポ、柔らかい…」
「…あ…ッ!!…あ…ッ!!」
まだまだふくよかな膨らみを残している淳市のペニスを僕はゆっくりと愛撫する。それに合わせるかのように、淳市は短く喘ぐ。
「…さぁ…。…じゃあ、始めようか…」
そう言うと、僕は淳市の前に回り、ニヤリと笑った。
「ヒーロー淳市のエネルギーを、一滴適残らず搾り取ってやるよ…!!」
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
やわやわと動く僕の右手。その右手の中でゆっくりと揉み込まれて行く淳市のペニスとその下に息づく2つの球体。それはビクッ、ビクッ、と脈打ちながら、少しずつ、その形を変えようとしていた。