ヒーロー陵辱 第21話
果報は寝て待て――。
それは、まるで僕のためにあるような言葉だと思う。幸福の訪れは人間の力ではどうすることも出来ない、だから、焦らずに時機を待て、と言う意味のことわざだ。
だからと言って、何もせずにただ寝ていればいいと言うわけではない。ただ寝て待っているのではなく、出来ることをきちんとやった上で、焦らずにいい結果を待とう、と言う意味だ。
そんな「果報」が、向こうからやって来るとは思ってもみなかった。
「…よ…、…っと…」
今日も今日とて倉庫の整理をしている僕。この仕事に慣れたとは言え、未だに重労働をするのはいかがなものかと思ってしまう。今では、芳将と言う奴隷も出来たわけだし、僕よりも体格がガッシリとしていて、柔道経験者でもある芳将の方がこう言った力仕事は向いているのではないだろうか。
いや、芳将よりももっと力仕事が向いている人物がいる。
「…ふぅぅ…!!」
大きく背伸びをし、腰をトントンと叩く。
「…年かなぁ…」
ちょっとのことで息切れをし、体にどっと疲れが出る。そんなことを考えると、やはり、若いっていいなぁと思ってしまう。
その時、僕は廊下を誰かが歩く足音を聞いていた。その音を聞いた時、僕はニヤリと口元を歪ませた。
…コツ…、…コツ…。
まるで、何かを確かめるような、窺うような、そんな歩き方だ。普通の歩き方ではない。まるで、周りを確かめるような、けれど、どこか緊張しているような、そんな歩き方だ。
…コツ…、…コツ…。
そして、その足音は倉庫の前で止まる。
…ガチャ…、…ギィィィィ…。
古びた鉄の扉がゆっくりと開き、軋んだ音を立てた。そして、そこから体格のガッシリとした、背の高い男が姿を現した。
「…よう…」
「…」
僕と目が合った時、その男はちょっと驚いたような表情を浮かべたがすぐに顔を真っ赤にした。
「どうしたんだよ、淳市?」
「…ッッッッ!!!!」
何かを言いたそうに口を動かす淳市。だが、淳市は顔を真っ赤にしたまま、ただただ、僕を見つめているだけだ。
「取り敢えず、中に入れよ。外に冷気が逃げてしまうだろう?」
作業中、エアコンを付けている僕。外はじめっとした空気が漂い、せっかくの冷気が外へ逃げてしまう。すると淳市は、
「…はい…」
と一言だけ言うと、静かに扉を閉めた。
「何か用か?」
「…ッッッッ!!!!」
僕が問い掛けても、淳市は何も言わずにその場に立ち尽くしている。
だが、そんな淳市の体の一部に変化が現れているのを、僕は見逃さなかった。
「もしかして、またキスしたくなったのか?」
「…ッッッッッッッッ!!!!!!!!」
その言葉に、淳市は息を呑み込んだ。
「この間、お前は僕にキスを求めて来たよなぁ?」
電動マッサージ器2本に大きく勃起したペニスを挟み込まれ、強烈な刺激を与えられた淳市は物凄い勢いで射精を繰り返した。更に、その振動を射精したばかりのペニスの先端部分に与えた途端、狂ったように絶叫し、同時にそこから大量の水分を放出させた。
ぐったりとした淳市の唇に、僕は自身の唇を押し当てていた。
…クチュッ!!…クチュクチュ…ッッッッ!!!!
僕と淳市の舌が絡み合い、くすぐったい音を立てる。
「…ん…ッ、…んん…ッ!!」
ぐったりとし、半分意識を失いかけていた淳市の舌は僕の舌を求めるように動き、クチュクチュと言うくすぐったい音を立て続けていた。
「…もしかして…」
その時、僕はゆっくりと淳市の背後へ回ると、背後からその大きな体を抱えるように両腕を前へ回した。
「…止めて…、…下さい…」
震える声で言う淳市の体が強張る。けれど、無理矢理にでも振り解こうとするような力は込められていなかった。
「…まさか、僕にまたいじめられたくなったのか?」
そう言った時、僕は両腕をさっと動かし、淳市の筋肉質な両胸に浮き出た2つの突起をキュッと摘んだ。その途端、
「あッ!!」
と言う声を上げて、淳市は体を仰け反らせた。
「…ククク…!!」
「…あ…あ…あ…あ…!!」
普段からワイシャツの胸の部分をぱっつんぱっつんにさせている淳市。そして、そこにはいつも2つの突起が浮き出ていて、見ている者に妙な感情を抱かせていた。それは僕にとっても同じことだった。
「何だよ、淳市ぃ?僕に犯されたくて仕方がなかったのか?」
「ちッ、違…ッ!!」
ビクッ、ビクッ、と体を痙攣させながら震える声で言う。その顔は真っ赤になり、目はギュッと閉じられ、眉間に皺が寄っている。僕は両胸の突起をクリクリとくすぐるように小刻みに刺激する。
「違わないだろう?こうやってここを刺激されても、お前は逃げようとしない。それはつまり、お前の体がその快楽を求めていると言うことじゃないのか?」
「だッ、だからッ、違う…ッ!!」
その声を封じるかのように、僕は淳市の両胸の突起を刺激する手の動きを速める。その刺激に、
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
と、淳市は短い喘ぎ声を上げる。
「…や…、…め…ろ…ォォォォ…ッッッッ!!!!」
その体は強張り、握り締めた拳がブルブルと震えている。
「…ククク…!!…さすがはヒーローだな。ヒーローはこんなことでは屈しない、か…」
僕の指は淳市のピンと突き出た2つの突起をクリクリとくすぐるように小刻みに刺激したり、その周りをゆっくりと撫でたかと思えば、それをキュッと強く摘んで引っ張り上げる。その刺激に淳市は、
「ああッ!!ああッ!!ああああッッッッ!!!!」
と喘ぎ声を上げ続ける。
「…も…ッ、…もうッ、止めてくれエエエエエエエエッッッッッッッッ!!!!!!!!」
「止めてくれ、と言うわりには、お前のここはどうなんだ?」
その瞬間、僕は右手をさっと動かすと、淳市のガッシリとした2本の足の付け根部分に息づく膨らみをギュッと握っていた。
「んああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
淳市は腰をくの字に折り曲げ、体をビクビクと跳ねらせる。
「…ほら。こんなに大きくなってるじゃないか」
「…あ…あ…あ…あ…!!」
スラックス越しに大きく勃起した淳市の男としての象徴・ペニス。それはスラックスを通して硬さと大きさ、そして、熱さを伝えて来た。
「…フフッ!!…本当はこうやって犯されたかったんだろう?」
「…ぐ…ッ、…うううう…ッッッッ!!!!」
「もう、セクハラじゃないからな?お前が自らここにやって来て、こう言うことをされることを望んでいるんだからな?」
僕がそう言うと、淳市は、
「…く…っそ…オオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と叫んでいた。
「…じゃあ、お前のここをもっと陵辱してやろう…」
「あッ!!あッ!!あッ!!あッ!!」
ゆるゆると右手を動かし、淳市のペニスを刺激する。その刺激に淳市は身悶え、喘ぎ始める。
「…や…、…め…ろオオオオ…ッッッッ!!!!」
「…ほら…。…淳市のチンポがビクビクしてる…」
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
僕が右手の動きを少しずつ速めて行く。その動きに合わせるかのように、淳市は喘ぐ。
「…じゃあ、次は…」
そう言うと僕は右手を離し、淳市の前へ回り込む。
「お前のここを見せてもらおうか」
そう言ってスラックスのベルトに手をかけた。
「…嫌だ…!!…頼む…ッ、…もう…、…止めてくれ…ッ!!」
淳市は顔を真っ赤にし、目を潤ませている。だが、その体は暴れることがなく、僕にされるがままになっていた。