ヒーロー陵辱 第26話

 

「…え?」

 僕が手にしていたものを淳市に向かって放り投げた時、淳市は一瞬、目を点にした。そして、僕を見上げると、

「…これ…、…って…?」

 と言った。

 淳市が手にしているもの。いつものヒーローの全身タイツではない。もっと生地が小さく、もっと薄い。

「…ああ…。ただの競パンだ」

 僕が淳市に放り投げたもの。いわゆる、普通の競泳用水着だった。しかも、ビキニタイプ。中心部分は光沢のある鮮やかな赤。その菱形になったようなデザインの中心に某ブランド名のシールが貼られている。足を入れる際どい部分は黄色で、そこに白の縫い目が重なり、中心部分の赤へと続く。後ろは腰から双丘の入口にかけて白で、その双丘の膨らみを際立たせるかのように黄色のラインが入り、双丘が最も膨らむ部分から股の間にかけては鮮やかな赤色だった。

「何だよ、淳市?またヒーローの全身タイツだと思っていたのか?」

 僕がそう尋ねると、淳市はやや顔を赤らめて、

「そッ、そりゃ、ヒーローって言ったら、やっぱり、全身タイツでしょう!?

 と言った。

「…フフッ!!

 僕は淳市にゆっくりと近付くと、その大きな体、しかも今は全裸のその体に両腕を回した。

「…別に、全身タイツだけがヒーローじゃないんだよ」

「…どう言う…、…こと…ですか…?」

 トクン、トクン、と言う淳市の心臓の鼓動が聞こえて来る。どちらかと言うと、少しだけテンポが速いかもしれない。

 僕は、そんな淳市の温かい体に手を這わせる。

「…ん…ッ、…んく…ッ!!

 その刺激に、淳市は顔をしかめ、ビクッ、ビクッ、と体を痙攣させる。

「…正樹…、…さん…ッ!!

 体を痙攣させるたびに、淳市の未だに勃起しているペニスがビクッ、ビクッ、と脈打つ。

「自分がヒーローだと思えば、それ自体がヒーローになるってことさ。スポーツ系の部活のエース的存在だったヤツの姿。ユニフォーム姿とか、競パン姿とか。そんなヒーローもいたっていいと思うんだ」

「…ま、…まぁ…、…確かに…」

「と言うわけで、今日は淳市には競パンヒーローになってもらおうと思ってな」

 そう言って、僕は淳市から離れる。そして、

「着替えろよ」

 と言ってやった。すると淳市は、

「…はい…」

 と言い、その程よく灼けた濃い茶色の体にその鮮やかな色の競パンを穿き始めた。

「…ん…ッ、…んん…ッ!?

「どうした、淳市?」

 分かっていながら聞いてしまう自分も自分だ。

「…ちっさ…!!

 顔を真っ赤にし、懸命に大きく勃起したままのペニスをその小さな生地の中に押し込めようとする。

「何だ、淳市。競パンは穿いたことがないのか?」

「…う…、…あ…、…あぁぁぁ…!!

 必死にその大きなペニスを押し込めようと悪戦苦闘を繰り返す淳市。そして、それは左上へ向かって何とか収納されていた。

「…凄いな…!!

 本当にそう思った。今まで、こんなに美しい彫刻を見たことがあっただろうかと言うほど、淳市の体は均整が取れていた。

 普段から鍛えているせいもあってか、腕や脚の筋肉は隆々としている。特に、太腿はガッシリとしており、今にもかぶり付きたい衝動に駆られた。上半身の筋肉質な胸にはココナッツ色の2つの突起があり、そこから等間隔に視線を下へ落とすときれいに割れた腹筋が見えている。

 そして。

 そんなガッシリとした2本の足の付け根部分に息づく、淳市の男としての象徴・ペニス。それは今、その小さな生地の中で左上へ向かって真っ直ぐに伸び、淫猥な膨らみを作り上げ、窮屈そうにビクビクと蠢いていた。

「そ、そんなに見ないで下さいよ…ッ!!

 顔を赤らめ、思わずその部分を両手で覆う淳市。

「恥ずかしがることないじゃないか」

 僕は苦笑すると、淳市の厚い胸に顔を埋めた。

「…正樹…、…さん…」

 ゆっくりと淳市の逞しい両腕が伸びて来て、僕を優しく抱き締める。

「カッコいいよ、淳市」

「…そう…、…っすか…?」

 ちょっとはにかんだ笑顔。これから何をされるのか、期待しているような、分かっていないような、どっちとも取れる笑みだ。

「じゃあ、始めようか」

「え?」

 言うが早いか、僕は淳市の剥き出しになった右胸のココナッツ色の突起に唇を吸い付けた。

「んあッ!?

 突然のことに、淳市は目を見開き、ビクリと体を跳ねらせる。

 …チュクッ!!…チュクチュク…ッッッッ!!!!

 くすぐったい音がすぐに聞こえ始め、

「…ん…ッ!!…ふ…ッ、…んん…ッ!!

 と言う淳市の呻き声が頭上から降り注ぐ。

 チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!

「はあッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!

 ビクッ、ビクッ、と淳市の体が痙攣を起こし、僕を抱き締める両腕に力が入る。

 チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!

 僕は舌先で淳市の右胸の突起をコロコロと転がすようにしたり、強く引っ掻いたり、その周りをねっとりと舐めたかと思えば、唇を窄めて吸い上げる。

 …チュウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!

 淫猥な音を立ててそこを吸い上げると、

「うぅわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

 と言う淳市の悲鳴が耳を劈く。

 チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!チュクチュクチュクチュクッッッッ!!!!

「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!

 ビクッ、ビクッ、と淳市の大きな体が痙攣を繰り返す。その頃になると、僕は右手で淳市の左胸の突起も直接刺激していた。くすぐるようにクリクリと小刻みに刺激したかと思えば、その周りをねっとりと撫で、ぷっくりと浮き出たそれをキュッと摘んで引っ張り上げる。

「ひがああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

 淳市の膝がガクガクと震える。そのたびに、僕のお腹にゴツゴツとした熱く硬いものがぶつかる。いや、ぶつかると言うより、突き刺さると言った方がいいだろうか。

「…え?」

 突き刺さる?

 僕は淳市の右胸の突起を刺激するのを止めると、そこを見下ろした。

「…プッ!!

 思わず笑ってしまった。

「…あ…あ…あ…あ…!!

 顔を真っ赤にし、目を潤ませて僕を見つめる淳市。

「おいおい、淳市ぃ…」

「みッ、見るなッ!!

 光沢のある鮮やかな赤色と黄色の競パン。その中心部分から淳市の大きなペニスが飛び出し、その真っ赤に腫れ上がった先端部分をビクンッ、ビクンッ、と揺らしていた。そして、その鈴口からは透明な淫猥な液体を溢れさせ、臍の辺りに小さな水溜りを作っていたのだ。

「…随分と淫乱になったものだなぁ、淳市は…」

 僕は右手を伸ばし、人差し指と中指を使って淳市のその部分を時に優しく、時に強く撫で始める。

「…んぐッ!!…ぐあ…ッ!!

 その刺激に、淳市は顔を真っ赤にし、目をギュッと閉じ、呻き声を上げる。

「あッ!!あッ!!あッ!!あッ!!

 小刻みにクリクリと刺激してやると、それに合わせるかのように喘ぐ。

「ほら、淳市のエネルギーがドクドクと溢れて来た」

「…く…っそ…おおおお…ッッッッ!!!!

 腰をビクッ、ビクッ、と痙攣させながらもされるがままの淳市。その握り締めた拳がギリギリと音を立てる。

「今日の淳市は競パンヒーローだ。競パンヒーローとして、たぁっぷりと苦しめてやる…!!

 僕はニヤリと笑うと、淳市の右手を掴んだ。

「…何を…、…する気だよ…!?

 心なしか、声が震えている。だが、淳市のペニスは何かを期待するかのようにビクッ、ビクッ、と脈打ち続け、その先端の鈴口からはドクドクと淫猥な液体を溢れさせ続けていた。

 

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