秘密の契約と心の闇 第5話
「ご命令を、サクヤ様」
サクヤの前で片膝を付き、じっと見上げるハリケンイエローにシノビチェンジした吼太。光沢のある黄色いシノビスーツが、太陽の光を浴びてキラキラと輝く。
そして、それに包まれている吼太の肉付きがクッキリと浮かび上がっている。普段から筋肉質な吼太。その二の腕と太腿が特にその存在感を際立たせていた。
「サクヤの好きにしていいんだぜ?」
マスク越しに、サクヤの顔をじっと見上げる吼太。
「何なら、オレがサクヤの目の前で扱いて見せようか?」
そう言うと、吼太はゆっくりと地面に腰を下ろし、両足を前に投げ出した。そして、自身の股間に静かに横たわっているそれをグッと握る。しかもそれは心なしか、大きくなっていたようにも見えた。
「…ッ!!」
吼太が自身のそれを握った瞬間、サクヤの目がそれに釘付けになり、大きく息を飲み込んだのが分かった。キラキラと輝くシノビスーツの中に、吼太のそれの頭の部分が形を現したからだ。
「…見てろよ?」
吼太の手がゆっくりと動き始める。ハリケンイエローの白いグローブと、黄色のスーツの生地が擦れ合い、ざわざわと音を立てる。
「…んッ…!!…んあ…ッ!!」
自分よりも年下の、まだいかがわしい行為も知らないであろう男の子に、自身の淫猥な行為を見られている。通常では考えられないことだ。だが、今の吼太にはそんなことはどうでも良かった。正義よりも、今は心の闇が、自身の理性まで覆い尽くそうとしていたのだから。
「…あ…!!…あぁ…!!」
熱い吐息がマスクの中に充満する。そんな吼太の股間のそれが、ムクムクと成長し、完全に姿を現したのだ。
「…あ…、…あぁ…!!」
目の前にいるサクヤが体をブルブルと震わせている。そして、意識的なのか、無意識なのか、サクヤも股間に手をやり、自分のそれを揉みしだいている。
「あはッ!サクヤも興奮しちまったかぁ…!!」
吼太がそう言った時だった。
「うわあああッッッ!!!!」
目の前に何かがぶつかって来たかと思うと、吼太の視線は空を見上げていた。
いや、見上げていたのではない。
「…サク…ヤ…?」
興奮したのだろうか、サクヤが自慰行為を見せ付ける吼太に飛び掛かり、その反動で吼太は地面に押し倒されていたのである。と、その時だった。
「んあッ!!」
吼太が素っ頓狂な声を上げる。
「…サッ、…サクヤ…!!」
サクヤの右手が、吼太の勃起したそれをしっかりと握り絞めていた。
「…吼太…さん…!!」
サクヤは一言呟くように言うと、吼太のそれをゆっくりと揉み込み始めた。
「…あッ!!…ああッ!!…あぁッ!!」
その刺激にビクビクと体を反応させる吼太。
「…凄い…!!」
自分を見上げるサクヤの顔に、吼太は思わずドキッとする。
サクヤの顔がほんのり紅潮し、キラキラと目を輝かせていた。
「…吼太さんのここ、…凄い…!!」
そう言うとサクヤは、吼太よりは小さな手で吼太のそれをゆっくりと撫で回し始める。
「…んッ!!…んあ…ッ!!」
中学生くらいの年頃の男の子に、自身のプライドとも言えるべき箇所を触られる。本当は嫌なはずなのに、今の吼太はそれによって却って発情していた。
「…ああッ!!」
その時だった。吼太が声を上げ、体をビクリと反応させた。
「…凄い…!!」
サクヤの手が、吼太の股間の2つの球状の物体を握っている。
「…凄い大きさだ…!」
サクヤは、先ほどから言葉を忘れてしまったかのように『凄い』しか言わないでいる。
その時、サクヤが不意に立ち上がった。
「…サクヤ…?」
吼太が訝しむ。自身の股の間に立ち上がったサクヤがじっと吼太を見下ろしていたのだ。
「…ねぇ、…吼太さん…」
やや荒い息をして、サクヤが吼太に声を掛ける。
「…サク…ヤ…?」
その様子に吼太も少しずつ息を荒くし始める。
すると、サクヤは無言のまま、吼太の両足をグッと持ち上げた。
「…ま、…まさ…か…!?」
吼太が声を上げる。そんな吼太の股間に、サクヤが右足を捩じ込ませた。
「…や、…止めろ…!!」
そうは言いながらも抵抗しようとしない吼太。
「…1回やってみたかったんだ…!!」
そう言った途端、サクヤの右足が小刻みに動き始めた。
「…あッ!?…ぐッ!!…ああッ!!ああッ!!ああああッッッッ!!!!」
ビクンビクンと体を跳ねらせながら、吼太が声を上げ始める。
「…フフッ!!」
吼太の股間に刺激を与えながら、顔を紅潮させたサクヤが嬉しそうに笑う。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!…サ、…サクヤ…ぁッ!!」
サクヤの右足の刺激が、この上ない電流となって吼太の体を駆け巡る。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!やッ、止めてくれええええッッッッ!!!!」
その時だった。
「…あれ?」
サクヤが声を上げた。
「吼太さん!吼太さんのここ、更に大きくなったような気がするよ!!」
そう言ってサクヤは、吼太の足を地面に再び置いた。
「…っぐ…ッ!!…はぁ…、…はぁ…!!」
吼太が荒い息をする。ハリケンイエローのシノビスーツの胸が大きく上下した。
「あはッ!吼太さん、物凄く気持ち良かったみたいだね!」
「…う…、…あぁ…!!」
ゆっくりと顔を起こし、自身の股間を見る。
太く長い吼太のそれが、その形をくっきりと浮かび上がらせていた。そして、それは太陽の光を浴びててらてらと淫猥に輝いていた。