秘密の契約と心の闇 第6話
山間の小さな村の広場のようなところで、その村に住む中学生くらいの少年・サクヤに電気アンマをかけられた吼太。
ハリケンイエローにシノビチェンジし、光沢のある鮮やかな黄色いスーツが太陽の光を浴びてキラキラと輝いていた。中でも、吼太の2本の足の付け根に静かに息づいている吼太の男としての象徴であるそれが、サクヤの刺激に敏感に反応してしまい、大きく勃起し、光沢のある鮮やかな黄色いスーツの中で一際その存在感を浮き立たせていたのである。
「…はぁ…、…はぁ…!!」
広場の中心部で大の字になり、大きく息を弾ませている吼太。シノビスーツの胸の部分が大きく上下している。
「…凄い…!!」
サクヤが吼太の腰の辺りでしゃがみ込み、大きくその存在感を浮き立たせているそれをじっと見つめる。
「…吼太さんのここ、体と一緒で凄く大きいんだね!物凄く太いし、固い…!」
そう言うとサクヤは、吼太のそれの裏筋をなぞるように人差し指をそっと先端へ向かって動かす。
「…はうあッ!!」
サクヤの細い指が、吼太のそこの先端に触れた途端、物凄い電流が吼太の体を駆け巡り、思わず声を上げた。
「あはッ!吼太さんったら…。…本当は、滅茶苦茶にされたい願望があるんじゃないのぉ!?」
サクヤの顔が赤い。そしてサクヤの黒装束の、吼太と同じところは大きく盛り上がり、よく見るとうっすらと光っているようにも見えた。
「バッ、バカを言うなよッ!!」
体裁を取り繕うように、吼太が慌ててそう言い、素早く起き上がった。
「…サッ、…サクヤとッ、…サクヤの家族を助けたいって思うからだろうッ!?」
背中や尻、太腿に付いた土をパンパンと払う。
だが、吼太の心臓はドキドキと早鐘を打っていた。そしてそれは、サクヤにまで聞こえてしまうのではないかと思うほどだった。
(…どうして…?)
正直、今の吼太は、自分の気持ちに戸惑いを隠せないでいた。
(…オレ、…サクヤの目の前で変態行為をした時、ちょっと興奮してた。…心臓がドキドキして、…息が荒くなって…。…何より…)
吼太は、光沢のある鮮やかな黄色いシノビスーツの中で勃起している自身のそれを見下ろした。
(…サクヤにここを触られたり、…電気アンマを食らったりした時、…ここがじわぁっと熱くなるのを感じた…!…それって、…つまり…!!)
と、その時だった。
「吼太さんッ!!」
やや高めの声が、吼太を現実に戻す。
「…あ?」
「あ?じゃないよッ!!…大丈夫?」
その瞬間、
「ううッ、うわああああッッッッ!!!!」
と素っ頓狂な声を上げて、吼太が思い切り後ずさった。
「どッ、どうしたんだよぉ、吼太さぁん?」
「…あ…あ…あ…!!」
心臓が飛び出るほど驚いた。サクヤが自分と至近距離にいたからだ。
「ねぇ、吼太さんってば!」
サクヤが吼太に抱き付く。
「ちょッ、ちょっとッ、サクヤッ!!」
このヤバイ状況を何とかして抜け出したい吼太は懸命に体を動かし、サクヤを引き剥がそうとした。だが、その時、
「吼太さぁん。今の僕は、『サクヤ様』でしょ?」
とサクヤは、意地悪い目で吼太を見上げたのだ。
「…ッ!?」
その瞬間、吼太の心臓は再びドクンと大きく脈打った。
「…あ…あ…あ…!!」
まるで催眠術にでもかかったかのように、体から力が抜けて行く吼太。
(…本当に、…どうしちまったんだ、…オレの、…体は…ッ!!)
サクヤに薬を盛られたわけでもない。ましてや、流れ者の忍者が催眠術を使うとも思えない。
「じゃあ、足を少し開いて立ってよ」
サクヤが吼太から離れてそう言った。するとどうだろう。
「…う…あぁ…!」
吼太がそう呻いたかと思ったその瞬間、吼太が肩幅よりも少し広めに足を開き、サクヤの目の前に立ったではないか。
「…エッチだね、吼太さん…!」
じっと吼太を見つめるサクヤ。
「…うぁぁ…!!」
マスクの中の顔が物凄く熱い。いや、熱いのは顔だけではなかった。体中が物凄く火照り、特にあの部分は何かが込み上げて来るようにじんじんとしていたのだ。
「…フフッ!」
サクヤはそう笑うと、ゆっくりと吼太の背後へ回った。
「…?」
吼太がサクヤを目で追った次の瞬間だった。
「ふあああああッッッッッ!!!!!!」
突然のことに吼太の体がグンと硬直する。
「…あ…あ…あ…!!!!」
ブルブルと体が震える。
ゆっくりと下を向く吼太。大きく開かれた股下から手が入れられていた。
「…吼太さんのタマも、…物凄く大きいんだねぇ!!」
背後に回ったサクヤが、吼太の後ろから股下へ腕を通し、吼太の股間全体を握り締めていたのだ。
「…うう…ッ…!!」
不意に吼太の体がガクリとなり、体から力が抜けたのが分かった。そして、膝をつき、サクヤの目の前で四つんばいになった。
「フフフ…!!」
サクヤは嬉しそうな声を上げると、再び吼太の股下から手を入れ、吼太の股間を静かに撫で始める。
「…あッ!!…んんッ!!…んあッ!!…あぁ…!!」
吼太の大きく勃起したその形を確かめるかのように、サクヤの細い指がその輪郭を辿るように撫でる。そのたびに、吼太の体には得も言われぬ快楽の電流が流れる。
「…吼太さんのここ、…ビクビクしてるよ…!!」
サクヤの手の動きに反応するかのように、吼太の股間のそれがビクンビクンと脈打つ。
「…変態だね、…吼太さん…!!」
サクヤのその言葉に、吼太の背筋がゾクゾクする。
「…ちッ、…違…ッ!!…オレは…ッ!!…オレは…ッ!!」
懸命に否定しようとする。だが、そうはさせまいと、快楽の電流がまるで猛毒のように体中を駆け抜ける。
「…じゃあ、今度はぁ…!」
サクヤはそう言うと、今度は吼太の大きく勃起したそれをキュッと握り締めた。
「ああッ!!」
ビクリと反応して、吼太が顔を上げる。
「こうするとどうなるかなぁ?」
サクヤはそう言いながら、握り締めている吼太のそれをゆるゆると動かし始めた。
「あッ!!あッ!!あッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
サクヤの手から与えられる快楽にビクビクと体を反応させながら、吼太が喘ぎ声を上げた。