ちぎれた翼U 第14話
レッドホークにクロスチェンジし、白い十字架に磔にされている天堂竜。
「…く…ッ、…ううう…ッッッ!!!!」
その顔は真っ赤になり、目は硬く閉じられていた。
「…く…っそおおおおおおおおッッッッッッッッ!!!!!!!!」
体を動かしたくても両手首と両足首をしっかりと拘束されており、出来ることと言えば、体を弓なりにすることくらいしか出来ないでいた。
「…もッ、…もう…ッ、…止めてくれええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!」
掠れた声が更に掠れ、そこに悲鳴が混じる。
レッドホークのバードニックスーツ、その上半身部分は大きく引き裂かれ、機能を失ったスーツはただの布切れと化し、ペロンと無惨に垂れ下がっている。そこから竜のこんがりと灼けた素肌が露出し、その肉付きを露わにしていた。普段から鍛えているであろう胸板と腕の筋肉が隆々と浮かび、そこから吹き出た汗がキラキラと太陽の光に輝いている。そんな隆々とした胸の筋肉の天頂部分には2つのココナッツ色の突起が硬く屹立し、何かを塗られたかのように濡れ光っていた。
そして。
竜の下半身。光沢のある白と赤を基調とした、辛うじてその機能を保っているバードニックスーツ。その腰周り、競泳用水着のように真っ赤な生地で覆われ、裾を黄色のラインで施されたその中心部分が大きく盛り上がっていた。
竜のペニス。それは太く、大きく、隆々と臍の方へ向かって伸びていた。その先端部分、くっきりとした括れが浮かび上がるそこが光沢を失い、キラキラと光る淫猥な液体が溢れ出していたのである。
「…フフフ…!」
そんな惨めな姿の竜を目の前に、ブラックコンドルにクロスチェンジした結城凱がニヤニヤと笑っている。目を野獣のようにギラギラと輝かせ、口元は不気味に歪み、その端からは涎が零れていた。竜の胸の突起が濡れ光っていたのは、凱がそれをむしゃぶるように舐め上げていたからであった。
「…そんなに感じてくれていたのか、竜?…嬉しいぜ!」
凱がそう言った途端、竜は首を大きく何度も左右に振り、
「…かッ、…感じるか…ッ!!…男にッ、…そんなことをされて、…感じるわけ…ない…ッ!!」
と声を震わせながら言った。だが、凱はニヤリとして、
「そんな悲しいこと言うなよぉ、竜よぉ!」
と言い、レッドホークのバードニックスーツの中で勃起している竜のペニスを優しく包み込んだ。
「…あッ!!」
その瞬間、竜が体をビクリと反応させる。
「…ああ…」
凱はウットリとした表情を浮かべると、竜のペニスを自身の目の前へ持って来るかのようにゆっくりとしゃがみ込んだ。
「…な、…何を…!?」
竜の視線は絶えず凱を追い続け、今は恐怖の眼差しで凱を見つめている。
「…竜…」
凱がニヤリと笑う。
「…お前を、…もっと気持ち良くしてやるからな…!!…いいだろ?」
そう言った凱の顔が竜のペニスに近付き、静かに口を開ける。
「…止…め…ろ…!!」
竜の目から涙が零れる。
「…ヤアアアメエエエロオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
竜が掠れ声で絶叫する。だがその声は凱には届かず、竜のペニスはレッドホークのバードニックスーツごと、凱の口の中に含まれていたのである。
「ふああああああああああッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
竜の悲鳴が絶叫に変わる。
…ジュッ!!…ジュブッ!!
暫くすると、凱の口から淫猥な音が聞こえ始めた。と同時に、
「…んッ!!…んん…ッ!!…ふ…うう…ッ!!」
と言う竜の喘ぎ声も聞こえて来た。
…ジュッ!!…ジュブッ!!…ジュブジュブッッッッ!!!!
「…んん…ッ!!…んんん…ッ!!!!」
凱の舌が、口が、自身のペニスを行ったり来たりしているのが分かる。そして、凱が頬を窄めるたびに、竜のペニスを吸い上げられるかのような圧力がかかり、何かが出そうになる衝動に駆られる。
…ジュルルルルル…!!!!
淫猥な音が一段と強くなったその瞬間、
「ふああああああああああッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
と言う竜の悲鳴が再び大きく響き渡り、
「…もッ、…もう…ッ、…止めてくれええええええッッッッッッ!!!!!!」
と竜が絶叫する。首をブンブンと左右に大きく振り、目を硬く閉じ、体を跳ねらせ、十字架に背中を打ち付ける。
「あああッッッ!!!!あああッッッ!!!!あああッッッ!!!!」
腰を何度も何度も前後に振る竜。
「はぁッ!!はぁッ!!はぁッ!!」
だがその視線は確実に焦点を失い、荒々しい呼吸だけを繰り返す。
「…フフフ…!!」
その時だった。
それまでずっと黙って成り行きを見守っていたトランザが竜を蔑むように見つめ、舌なめずりをした。
「…レッドホークよ…!」
ゆっくりと竜のもとへ歩み寄り、竜の右胸へ手を掛けた。そして、憐れみの目で竜を見つめる。
「…このままでは苦しかろう…。…一度、楽になるがいい…!」
次の瞬間、トランザは竜の右胸にむしゃぶり付いたのである。
「ああッ!?」
突然の刺激に竜が素っ頓狂な声を上げる。
…チュッ!!…クチュクチュ…ッ!!
竜の胸からはくすぐったい音が、
…ジュボジュボジュボッッッ!!!!ジュボジュボジュボッッッ!!!!
そして、下半身からは淫猥な音が聞こえ、淫猥なハーモニーを奏でる。
「…あ…あ…あ…!!」
竜の体が十字架の上で硬直する。
「…ぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
竜の声が掠れた。そして、その音程を保ったまま、
「イクッ!!イクッ!!イクウウウウウウウウウウッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!くっそオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
と絶叫した。その瞬間、
「ぷはっ!!」
と凱が竜のペニスを口から出し、右手で握ったかと思うと、激しく上下運動をし始めたのである。
ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ビュウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!ビュウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!ビュクビュクビュクビュク…ッッッッ!!!!
その瞬間、竜のペニスが、まるで別の生き物であるかのように凱の手の中で何度も大きく跳ね上がり、そこから大量の濃白色な液体の塊が、レッドホークのバードニックスーツと言う抵抗物があるにも関わらず、それを突き破らん勢いで飛び出し、太陽の光に照らされてキラキラと輝きながら大量の放物線を描いたのであった。