本能覚醒! 第29話
「…うう…ッ、…うぅわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
尻にひんやりとした空気を感じ、恐る恐る振り返る大和。ジュウオウホエールに本能覚醒し、鮮やかな赤色の燕尾に守られていたはずの双丘が露わになっている。それを見た瞬間、恐怖で思わず叫んでいた。
「…ククク…!!」
その視線の先では、ジュウオウザワールドに本能覚醒している操が目をギラギラと妖しく輝かせ、口元には不気味な笑みを浮かべて立っている。
いや、ただ立っていただけではなかった。ジュウオウザワールドの漆黒のスーツから飛び出した操の男としての象徴であるペニス。それが大きく勃起し、真っ赤に腫れ上がった先端からはトロトロと淫猥な液体を溢れさせ、ビクンビクンと大きく脈打っていたのである。
「うっわ、エッロ!」
傍目でそれを見ていたジュウオウライオンに本能覚醒しているレオが目を大きく見開いて言った。
「大和のぷりっぷりの真っ白なケツに、操のどす黒いチンポ…!…つーか!」
ガシガシと頭を掻きながら、
「操オオオオッッッッ!!!!大和のケツはオレのもんだろうがああああッッッッ!!!!」
と叫んだ。すると、操がギロリとレオを睨み付けたと思った次の瞬間、
「るっせええええッッッッ!!!!」
と、操が怒鳴り声を上げた。
「うおッ!?」
その声にレオが思わずたじろぐ。操はニヤリとすると、
「…コイツの、…大和のケツは、俺のものだ…!…いや、ケツだけじゃない!」
と言うと、大和の両腰をガッシリと掴んだ。
「大和の全部が、俺のものだああああッッッッ!!!!」
そう叫んだかと思うと、操は大和の双丘の割れ目に、今にもはちきれんばかりのペニスをグッと宛がったのである。
「んあッ!?」
その途端、大和が素っ頓狂な声を上げ、体をビクリと反応させた。そして、その光景を見つめ、
「…い、…嫌…だ…!!…嫌だ…!!」
と首を力なく左右に振る。
「…お願いだよ、…みっちゃん…!…もう、…止めて…!」
だが、操は静かに笑うと、
「…ヤラせろよ、大和。…俺に、…操を捧げろよ…!」
と言い、グッと腰を前に突き出した。
「あうッ!!」
つんとした痛みが大和の体を駆け抜ける。
「…ほう…」
それを見ていたジニスがワインを片手にふと声を上げた。
「…操に…、…操を捧げる…、…か…」
「…ジ、…ジニス…様…?」
その口元が不意にグニャリと歪んだのを、ナリアは見逃さなかった。
「嫌だああああッッッッ!!!!…止めて…くれええええッッッッ!!!!」
大和の絶叫が辺り一面に響き渡ったのと同時に、
…ズブッ!!…ズブズブウウウウ…ッッッッ!!!!
と言う音が聞こえた。
「――――――――――――――――ッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
その瞬間、大和の体が硬直し、悲鳴にならない悲鳴を上げた。
「…ああ…!!」
そんな大和の背後で、操が恍惚の表情を浮かべている。
「…す…げぇ…!!…大和のケツ、…滅茶苦茶、…締まる…!!…俺の、…俺のチンポが、…ちぎれそうだ…!!」
「ちぎれちまえばいいのによ…!!」
レオがぽつりと呟くと、
「…ふぅ…!!」
と、レオの横で黙っていたジュウオウエレファントに本能覚醒したタスクが溜め息を吐いた。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
普段、排出する機能しか持たないその部分に、今までに感じたことのないほどの太く硬いものが突き刺さっている。そのメリメリと体を2つに裂かれるような感覚に、大和は気を失いそうになっていた。だが、そうはさせまいと言わんばかりに、操のペニスが大和の体内に侵入を試みる。
…ズブッ!!…ズブズブズブズブ…ッッッッ!!!!…ズ…ブウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!
そして、一番太い部分、操のペニスの根元部分まで入り切った瞬間、
「ひぎゃああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と、大和は目を大きく見開き、顔を真っ赤にして絶叫した。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
何とかしてその激痛から逃れようと、大和が両手を動かそうとする。だが、操は大和の両腰をガッシリと掴んだまま、放そうとしない。
「いいよな、大和?てめえのケツ、切れてるみてえだけど、ゆっくりと労わる余裕もなければ、そうする理由もねえからな…!」
そう言うと、操はゆっくりとその腰を前後に振り始めた。
…ズチュッ!!…ズチュズチュ…!!
淫猥な音がそこから溢れ出て来る。と同時に、
「…あ…ッ!!…ああ…ッ!!」
と、大和は短く喘ぐ。
「…ああ…、…ああ…!!」
目を虚ろにし、顔を赤らめてその快感に酔い痴れる操。
「…気持ち…いい…!!」
ズチュズチュと淫猥な音を立て続け、懸命に腰を前後に動かす操。
「…ああ…、…あ、…あああ…!!」
それを傍目で見ているレオが、口をパクパクさせながら、落ち着きなさそうに声を上げた。
「…フン!」
タスクはちらりとレオを見やると、
「…全く…。…君達は本当に本能の赴くままだな…!」
と言うと、スタスタとその場を出て行った。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
大和は顔を真っ赤にして泣き叫ぶ。
ズチュッ!!ズチュズチュズチュズチュ…!!
パンパンパンパン…!!
淫猥な音が後から後から聞こえて来る。その時だった。
「…ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああああッッッッ!!!!」
不意に操が大声で叫び始めた。顔を更に赤らめ、目を硬く閉じたかと思うと、
「…イィクッ!!イクイクイクイクッッッッ!!!!イクウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と叫び、腰を今までになかったほどにグンと突き上げた。その瞬間、
ドブッ!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!
と言う鈍い音が聞こえ、大和の体内に、操の熱い淫猥な液体が注がれた。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
大和は目を大きく見開いたまま、微動だにしない。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
操は荒々しい呼吸を続けていたが、
「…俺の…、…俺の…、…童貞…、…そ…つ…ぎょう…!!」
と言ったかと思うと、グラリと体勢を崩した。
「…みッ、…み…っちゃ…ん…?」
振り返る大和。と同時に、
…グジュウウウウッッッッ!!!!
と言う音を立てて操のペニスが大和の双丘の秘門から抜け出た。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
グッタリと横たわる大和の横で、大の字に横たわり大きく呼吸を続ける操。そのペニスは未だに勃起し、真っ赤に腫れ上がった先端からはドクドクと真っ白な、強烈な異臭を放つ淫猥な液体が溢れ続けるのだった。