本能覚醒! 第30話
床一面にダーツの的のような、中心から放射線状に延びた円形のデザインと、白と黒のピクセル状に散りばめられたデザインが広がっている部屋。そして、真っ暗闇なその部屋の外。サジタリアーク内の一室。
その部屋の中に強烈な異臭がもうもうと漂っていた。
「…」
ボロボロになった光沢のある鮮やかな赤色のスーツを身に纏ったジュウオウホエールに本能覚醒した大和。うつ伏せになったその表情は虚ろで、どこを見ているのかも分からない状態だった。ジュウオウホエールのスーツの下腹部がビリビリに引き裂かれ、真っ白な筋肉質な双丘が剥き出しになり、その割れ目からはトロトロと淫猥な濃白色な液体が溢れ出していた。それは一部は真っ赤に染まっていた。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
そんな大和の横で、大の字に横たわり大きく呼吸を続けるジュウオウザワールドに本能覚醒した操。その2本の足の付け根に息づく、操の男としての象徴であるペニスは未だに勃起し、真っ赤に腫れ上がった先端からはドクドクと真っ白な、強烈な異臭を放つ淫猥な液体が溢れ続けるのだった。
「…お、…おい!…だ、…大丈夫かよッ!?」
少し離れたところで事の成り行きを見守っていたジュウオウライオンに本能覚醒したレオが声を上げた。大丈夫かと心配そうな声をかけるものの、その表情はどこか憮然としており、落ち着きなく体をそわそわと動かしていた。
「…ああ…」
その時だった。操がゆっくりと起き上がったかと思うと、ウットリとした表情を浮かべ、
「…大和…。…やぁまぁとぉぉぉぉ…!」
と、まるで恋する乙女のような甘えた声を上げ、大和へ近付いて行く。そして、
「なぁ、大和ぉ。こっち向いてくれよぉ…!」
と、傷付き、意識が朦朧としている大和を無理矢理仰向けにしたのである。その時だった。
…グキッ!!…バキ…ッ、…バキバキ…ッ!!
耳を覆いたくなるような嫌な音が聞こえた。その瞬間、
「…う…う…う…う…!!」
と、大和が目をカッと見開き、体をブルブルと震わせていたかと思うと、
「うがああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
と絶叫したのである。
「…おやおや…」
モニター越しにジニスが声を上げ、苦笑する。
「うつ伏せになったジュウオウホエールをザワールドが無理矢理起こしたんだねぇ…。彼の肋骨は折れていたはず。そして今、動いた衝撃で更に何本か折れたようだ…」
「ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
顔を真っ赤にし、目にいっぱい涙を溜め、大和が絶叫し続ける。
「…お、…俺を…ッ!!…俺を…ッ!!」
無我夢中で操の体を掴んでいた。
「…俺を…ッ、…殺してくれええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
激痛で頭が狂ったとしか言いようがなかった。だが、操は穏やかに微笑むと、
「お前をもっと気持ちよくしてやるからな!」
と言ったかと思うと、未だに勃起し続ける大和のペニスを静かに握った。
「…っあ…ッ!!」
ジニスに与えられたコンティニューメダルの液体のせいなのか、これだけ体に激痛を与えられていても、大和は操の愛撫を甘受していた。
「…フフッ!…大和、こんなに感じてくれるんだ…?…嬉しいよ…!」
操はそう言うと、ゆっくりと口を開けた。その中へ、大和のビクンビクンと脈打つペニスが入って行く。そして、それが根元まで消えた時、
「はうッ!?」
と大和がビクンと体を跳ねらせて喘ぎ声を上げた。
…ジュッ!!…ジュブ…ッ!!
操がゆっくりと頭を上下に動かす。
「…ん…!!…んん…ッ!!…んんんん…ッッッッ!!!!」
大和は目を硬く閉じ、体をブルブルと震わせている。
…ジュブジュブッ!!…ジュブジュブジュブジュブッッッッ!!!!
操の口の中から淫猥な音が聞こえて来る。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
大和が頭を左右にブンブンと振る。
大和のペニスには操の舌がねっとりと纏わり付いていた。その舌がまるで蛇のように大和のペニスを隈なく這い回る。側面を舐め上げたと思えば舐め下ろし、先端をツンツンと突いたかと思えばその鈴口部分に突っ込んでみたり。
「…み…、…み…っちゃ…ん…!!」
大和が苦しそうに声を上げる。
「…み…、…みっちゃん…!…ま、…また、…イィク…ッ!!…ああッ、…イクッ!!イクッ!!イクウウウウッッッッ!!!!」
そして、次の瞬間、大和の体がビクビクと激しく痙攣し始めた。と同時に、
ドブッ!!ドブッ!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!
と言う鈍い音が聞こえ、操の口の中に熱い液体が注がれたのが分かった。
「ああああッッッッ!!??」
レオが悲鳴に似た叫び声を上げる。
「…んふ…ッ!!」
その時、操が呻き声のような声を上げたかと思うと、
…ゴクン…ッ!!
と大きく喉を動かし、大和が放った液体を全て飲み干した。と同時に、
ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!
と言う淫猥な音を更に大きくさせ、頭を激しく上下に動かし始めたのだ。
「ううッ!?ああッ!?ああッ!?」
その瞬間、大和が目をカッと見開き、体を弓なりにして喘ぎ始める。
「…い、…いい加減に…ッ!!」
レオの体がブルブルと震えている。そして、
「…いい加減に…ッ、…しやがれええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と咆えたかと思うと、物凄い勢いで駆け出し、大和のペニスを上下に刺激し続けている操を物凄い勢いで押し飛ばした。
「うおおおおおおおおッッッッッッッッ!!!!!!??」
突然のことに、操は悲鳴を上げて大和から離れて行く。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
ぐったりと横たわっている大和の上で、レオが仁王立ちになっている。
「…レ…オ…」
力なく言う大和。ある程度、結果は見えていた。
「…フン!」
鼻で笑うと、レオは大和の体を抱かかえるように持ち上げた。
「…あ…、…あぁぁ…」
既に虫の息になっている大和。そんな大和にお構いなしに、レオは抱かかえた大和の双丘の奥に、ジュウオウライオンの光沢のある鮮やかな黄色のスーツから飛び出した自身の大きなペニスを捻じ込む。
「…く…ッ!!」
大和が諦めたように目を閉じる。レオはニヤリとすると、
「…行くぜ、大和…!」
と言い、大和を抱かかえていた両腕を離した。その瞬間、
ズンッ!!
と言う音が聞こえ、
「…あ…ッ!!」
と、大和が目を見開き、体を硬直させた。