おばあちゃんの悪知恵袋 第6話
ザワザワザワザワッッッッ!!!!ザワザワザワザワッッッッ!!!!
布が擦れるような音が静かに聞こえて来る。それと同時に、
「…ん…ッ!!…う…ッ、…んんんん…ッッッッ!!!!」
と言う呻き声も。
「…ボー…イ…」
ぼんやりとした眼差しを向けているダン。顔をほんのりと赤らめ、切なそうな視線をボーイに向けている。まるで、誘うかのように…。
(…うわぁ…)
その時、何故か、ボーイは心臓がドクンと高鳴ったのが分かった。
(…ダンって…)
あのいい加減なダンが。女の子には免疫がないうぶなダンが。
(…ダンって、こんないやらしい顔をするんだ…)
そう思った時だった。
「…なッ、…何だよッ、これええええッッッッ!!!?」
「…え?」
不意にダンの悲鳴に似た声が聞こえ、ボーイもはっと我に返った。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
ダンの右手が自身の2本の足の付け根部分に息づく、ダンの男としての象徴であるペニスを握り、前後に刺激していたのだ。
「じょッ、冗談じゃねえよッ!!何で、ボーイの前でオナニーなんかしなきゃならねえんだよッ!?」
「…そッ、…それはこっちのセリフだよッ!!」
いやいや、そう仕向けたのは自分だ。ダンを辱めようとした結果だったのだが、まさか、こんなにいやらしいものだとは…。
(…だったら…!!)
その時、ボーイはニヤリと笑った。
「いやらしいなぁ、ダンはぁ!僕にオナニーなんか見せたいわけ?って言うか、年上だから、僕にオナニーを教えたいのかなぁ?」
「バッ、バカ言ってんじゃねえよッ!!だッ、誰がお前なんかに…!!」
顔を真っ赤にして怒鳴るダン。だが、その右手は止まらない。それよりも、少しずつその動きが早くなって行っているのだ。
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
体をビクッ、ビクッ、と痙攣させ、顔を歪めるダン。
「…ん…ッ!!…んなッ、…何…、…んく…ッ!!…なに…、…あ…、…やって…、…ふん…ッ!!…だ…よ…ッ、…オレ…ぇ…ッ!!…くああああ…ッッッッ!!!!」
「…ククク…!!(じゃあ、ダンん。トリケラレンジャーに変身するんだ…!!)」
その瞬間、ダンの体が眩しく輝き出した。そして、光沢のある鮮やかな青色のスーツを身に纏い、ダンはトリケラレンジャーにダイノバックラーしていたのだ。だが、その頭部にはトリケラトプスの顔をあしらったマスクは付けられてはいなかった。
「うぅわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダンも驚いて悲鳴を上げる。
「…なッ、…何で変身までしてンだよオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!??」
「…ダンん…。…凄く、…エッチだね…!!」
真っ白なグローブに包まれた右手は、光沢のある鮮やかな青色のスーツに包まれたペニスを相変わらず前後に刺激している。その言葉に反応するかのように、
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
と、ダンはその声を上ずらせ、身悶える。
その時だった。
「…ヤ…ベ…エ…ッ!!」
突然、ダンがそう言ったかと思うと、目をギュッと閉じ、その腰を小刻みに前後に動かしたのだ。
「…え?」
「…あ…ッ、…ああああ…ッッッッ!!!!」
ダンが叫んだその時だった。
…チュッ!!…クチュッ!!…クチュクチュクチュクチュ…ッッッッ!!!!
淫猥な音が聞こえ始めたその瞬間、ボーイは呆然となった。
「…ダッ、…ダン…?」
「…あ…あ…あ…あ…!!」
クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
ダンの右手。ダンの男としての象徴であるペニスを握るその右手の中心部分。握られたグローブから突き出したダンのそれの先端部分が光沢を失い、代わりにトロトロとした、透明な淫猥な液体が溢れ出し、その部分を覆っていたのだ。
「…ダッ、…ダンんッ!?」
「…見るな…!!」
顔を真っ赤にし、泣きそうな表情でダンがそう言った。
「見るなああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!ボーイいいいいいいいいッッッッッッッッ!!!!!!!!」
ズキン。
泣きそうな表情のダンに、ボーイの胸がチクリと痛んだ。だが、今のボーイにはそんなことよりも、更におぞましい感覚が心を支配していた。
(…ダンん…)
ドクンッ!!ドクンッ!!
気が付いた時、ボーイは自身の右手で自身の男としての象徴を握っていた。
「…ボー…イ…?」
ダンもそれに気付いたのか、思わず声を上げた。
「…ダン…。…イクところ…、…見せてよ…!!」
「はああああッッッッ!!!?」
声を上ずらせて叫ぶダン。
「じょッ、冗談じゃねえよッ!!…なッ、…何で…、…お前…、…なんか…に…!!」
だが、その声とは裏腹に、
グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!
と淫猥な音が更に大きくなり、
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と、ダンの悲鳴も大きくなる。
「…やッ、…止めろ…ッ!!…オッ、…オレの手…ッ!!…止まれ…ッ!!」
懸命に右手に力を入れるが、その右手はまるで機械のように一定のリズムで自身のペニスを刺激し続ける。
グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!
ダンのペニスの先端はすっかり光沢をなくし、ドクドクと淫猥な液体を溢れさせ続けている。
「…う…う…う…う…!!」
顔を真っ赤にし、目をギュッと閉じて呻くダン。そして、
「…ぁぁぁぁ…ッ!!…ぁぁぁぁああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と叫んだその瞬間、体をグンと仰け反らせた。
「イクッ!!イクッ!!イクイクイクイクッッッッ!!!!ちっきしょオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と叫んだその瞬間、ダンの腰がビクビクと前後に小刻みに揺れ動いた。と、次の瞬間、
ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!
と言う音と共に、ダンのペニスがドクドクと大きく蠢き、スーツの間から淫猥な濃白色の液体の塊が噴水のように飛び出し、宙で弧を描いたのだった。