座敷わらしの悪戯 第18話
グニュッ!!グニュッ!!…コリッ!!…コリッ!!
まるで、そんな音が本当に聞こえるかのようだった。
ニンジャブルーにドロンチェンジしたサイゾウの右手が、光沢のある鮮やかな赤色のニンジャレッドにドロンチェンジしたサスケの股間に息づく、サスケの男としての象徴であるペニスとその下に息づく2つの球体を揉み込んだり握ったりしていたのだ。
「…んぐ…ッ!!…んんんん…ッッッッ!!!!…ぐ…おおおお…ッッッッ!!!!」
時折、サイゾウの手がサスケのそこを強く握る。そのたびにサスケの体はビクビクと跳ね、サスケの体の奥底には鈍い痛みが押し寄せていた。
「…ぐ…ッ!!…うう…ッ!!」
真っ赤になったサスケの顔。眉間に皺が寄り、口から淫猥な唾が飛び出す。それに対してサイゾウは、
「フフッ!」
と笑い、目をギラギラと輝かせている。
「痛い、サスケ?」
「…ぐ…!!」
「フフッ!そうだよね。並みの人間に握られるんじゃないんだもんね。サスケと同じようにカクレンジャーにドロンチェンジしたオレだもんね…!」
ゴリッ!!ゴリッ!!
サイゾウの右手の中で、サスケの2つの球体がその苦痛から逃れようと反発し合う。だが、そうはさせまいとサイゾウの5本の指がその行く手を阻止する。
「…でも、…止めてくれ、なんて言わないよね?…犯して欲しいって言ったの、サスケだもんね?」
サイゾウはそう言うと、それまで握っていたサスケの2つの球体をようやく離した。その途端、
「んぐッ!?…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
と、サスケが荒い呼吸をし、ようやく目を開けた。だがすぐに、
「…あ…あ…あ…あ…!!」
と怯えた表情を浮かべる。
「…サ、…サイゾウ…ッ!?」
サイゾウが今までにないほどにニタニタと悪戯っぽい笑みを浮かべ、サスケを見つめていた。そして、
「ねぇ、サスケ。床に寝転んでよ」
と言った。
「…こ、…こうか?」
素直にその言葉に従うサスケ。その時、サイゾウはニヤリとしたかと思うと、
「そうそう。いい子だねぇ、サスケは!」
と言いながら、サスケのがっしりとした両足を持ち上げた。そして、サイゾウの右足をサスケの股の間へ捻じ込んだのである。
「んまッ、まさかッ!?」
その途端、サスケはぎょっとした表情を浮かべ、目を見開いた。
「フフッ!行くよ、サスケ!」
サイゾウがそう言い放った途端、物凄い電流がサスケの体に流れ始めたのだ。
「んあッ!?ああッ!?ああッ!!ああッ!!」
小刻みな心地良い振動がサスケのペニスを通じて伝わって来る。
「うあッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
サスケのペニスの上で、サイゾウの右足が小刻みに振動を与えていた。
「フフッ!オレが座敷わらしにされたことをしてやるよ!」
その瞬間、
「うりゃああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
とサイゾウが大声を上げ、その足の動きを早くした。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
体を暴れさせたくても、力が入らない。そうさせているのはサイゾウが与えて来る快感なのか、それとも、サイゾウに好きにしろと言った自分の意志なのか、サスケ自身も信じられないほど、体が重く感じた。
「止めろオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!止めてくれええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!」
思わず叫んでいた。だがサイゾウはニヤニヤ笑ったまま、
「止めろ、って一応言うけど、体は正直みたいだね?」
と言った。
「お前のチンポ、物凄く硬くなってるんだけど?」
「…ぐう…ッ、…うううう…ッッッッ!!!!」
顔を真っ赤にし、目を硬く閉じるサスケ。
自分でも分かっていた。サイゾウの足に刺激されている自身のペニス。それがさっきよりも硬さを増し、ビクビクと脈打っていることを。弟分のサイゾウにこんなことをされて、本当は屈辱的なはずなのに、何故か、それを受け入れている自分がいる。
(…や、…やっぱりオレ…、…サイゾウのことが…?)
ドクン!
心臓が1度、大きく高鳴った。その時だった。
…クチュッ!!…クチュクチュ…ッ!!
淫猥な音が聞こえ始めたその瞬間、
「…え?」
と声を上げたサイゾウの右足が止まった。
「…ん…ッ!!…あッ!!…あッ!!」
中途半端に刺激を止められ、サスケが思わず身悶える。
「…サイゾウ…?」
サイゾウが呆然としている。そして、ゆっくりとその右足をサスケのそこから離した。そして、
「…あ!」
と声を上げた。
「…ッ!!」
サスケには何が起こっているのか分かっていた。
あの時。心臓がドクンと大きく高鳴った時、サスケの奥から熱い感情が流れた。と同時に、下腹部に込み上げて来るものを感じ、それがペニスの尿道を伝って這い上がって来るような感覚も感じていたのだ。
「…サッ、サスケええええッッッッ!!??」
サイゾウが声を上げるもの無理はない。
サスケの、ニンジャレッドの光沢のある鮮やかな赤色のスーツ。その大きく盛り上がったサスケの2本の足の付け根部分。サスケの男としての象徴であるペニス。そのくっきりと割れた先端部分が今、広範囲に光沢を失っていたのだ。
「…も、…もしかして…!!…感じちゃってたの!?」
「…い、…いちいち、聞かなくても分かるだろうッ!?」
思わずそう怒鳴ったその時だった。
「サスケええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!」
不意にサスケの両足が軽くなった途端、ドスンと言う音と共にそれが地面に打ち付けられていた。そして、
「うおおおおッッッッ!!??」
と悲鳴に近い声を上げた。それもそのはず。サイゾウがサスケの体に思い切りダイブして来たのだ。
「ぐふえッ!!」
ずんと物凄い衝撃が加わり、サスケは思わず呻く。
「…サ、…サイ…ゾウ…ッ!!」
意識が薄れそうになる。
「…く、…苦しい…よ…!!…サイゾウ…ッ!!」
ぎゅうぎゅうと自分の体を締め付けるサイゾウの腕の力が強い。
「…好き…!」
目をギュッと閉じ、顔を真っ赤にして言うサイゾウ。
「…オレ…。…オレ…ッ!!…やっぱり、…サスケのことが恋愛感情で好き…ッ!!」
その時、不意にサイゾウが顔を上げた。そして、その視線がサスケのそれと合った。
「…サイゾウ…」
「…サスケ…」
どちらからともなく、その顔が近付いて行った。