トモダチ 第13話
「…イクッ!!…イクイクイクイクッッッッ!!!!イクウウウウウウウウウウウウウウウウッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
進ノ介が顔を真っ赤にし、声をひっくり返して絶叫したその瞬間、彼の体が大きく弓なりになった。そして、
ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!
と言う物凄い音が聞こえたかと思うと、進ノ介のペニスを包み込んでいた俺の手の中に生温かい弾丸がぶつかって来た。
「…な…ッ…!?」
声を上げる間もなく、俺の手のひらからはドロドロとした濃白色な、強烈な異臭を放つ液体がトロトロと零れ落ちて来たのだ。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
今までに見たことのないほどの進ノ介の淫らな姿。腰を何度も何度もガクガクと跳ねらせ、狂ったように叫んでいる。
「…これが…」
正直に言えば、圧倒されていた。
「…これが、…俺が…、…ライバルと思っていた、…仮面ライダードライブ…なのか…!?」
頭が混乱してしまいそうになる。俺が知っている泊進ノ介は、もっとこう、かっこ良くて熱い男で、こんな淫らなやつではなかったはずなのに…!
と、その時だった。
「…フッフッフ…!!」
不意に背後から低い笑い声が聞こえたと思った次の瞬間、
「「「うわああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」」」
と、俺と剛、チェイスが同時に悲鳴を上げていた。
「…ブッ、…ブ…レン…!?」
鼻血をポタポタと垂らしながら、目を大きく見開いて不気味な顔で笑っているブレンが立っていた。
「…だッ、…だから…ッ!!」
ゼエゼエと大きく呼吸を繰り返し、剛がブルブルと体を震わせる。
「いきなり現れんなっつのッ!!」
「…心臓に…、…悪い…!!」
チェイスまでもがそう言いながら胸を押さえている。だが、そんな俺達にお構いなしでブレンは俺に近づいて来ると、
「これで分かったでしょう、ハート。所詮、仮面ライダードライブと言えども、己の本能の欲望には勝てない、と言うことですよ!」
と言ったかと思うと、俺の右手、つまり、進ノ介のペニスを包み込んでいたその手をゆっくりと持ち上げた。
「…なッ、…何をする気だッ、ブレンッ!?」
不気味な笑みを浮かべ、俺の手にべっとりとこびり付いた進ノ介の淫猥な液体を見つめているブレン。
「…フフフ…!!」
するとブレンは低く笑ったかと思うと、素早く俺の手に顔を埋め、
…ジュブッ!!…ジュブジュブッッッッ!!!!
と言う音を立てて、異臭を放つそれを吸い取り始めたのだ。
それを見ていた進ノ介。それまでぐったりとベッドに横たわっていたのに、いきなり目を大きく見開き、
「…ううッ!?…うわああああああああッッッッッッッッ!!!!!!??」
と悲鳴に近い叫び声を上げ始めた。
「…ブッ、…ブレン…ッ!?」
「…うわっちゃ〜…!!」
チェイスは呆然としたまま、身じろぎ一つせず、剛は顔をしかめて明らかに引いていた。
俺はと言うと、無言のまま、ぬめぬめと手のひらの上で蠢くブレンの舌を見ていた。みるみるうちに俺の手が綺麗に、いや、汚くなって行く。そして、
「…ふぅ…!」
とブレンが満足そうに溜め息を吐き、
「泊進ノ介のいやらしい液体、美味しゅうございました…♥」
と言ったのだ。
「へッ、変なこと言うなああああッッッッ!!!!」
ベッドに横たわっている進ノ介が怒鳴り声を上げる。
「…進ノ介…?…泣いているのか…?」
顔を真っ赤にし、ゼエゼエと荒い呼吸を続けている進ノ介。心なしか、その目が潤んでいるように見える。すると進ノ介は、
「…だッ、…誰だって、…そんな恥ずかしいことされたら、…泣きたくもなるだろうがあッ!!」
と言った。
「そうですかぁ」
その時、ブレンが俺の横にやって来たかと思うと、物凄い勢いで進ノ介の未だに勃起しているペニスを握り締めたのだ。
「んなッ!?」
「んああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
進ノ介の上半身を押さえ込んでいる剛が声を上げ、それとほぼ同時に進ノ介が悲鳴を上げた。
「…じゃあ…」
ブレンはニヤリとしたかと思うと、
グリュッ!!グチュッ!!
と言う音を立てながら、進ノ介のペニスの先端を強く刺激し始めた。
「んあッ!?」
その瞬間、進ノ介がビクン、ビクンと体を跳ねらせたかと思うと、
「…うあッ!?…ああッ!?…く…ッ、…ああッ!!ああッ!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と絶叫し始めたのだ。
「…やッ、…止めろオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!…痛て…ッ!!…痛てええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!」
「…ほッ、…ほらッ、剛ッ!!チェイスッ!!…もッ、…もっとッ、…しっかりと進ノ介を押さえ込むんですッ!!」
ブレンの勢いに押されたのか、
「…ああ…」
「…お、…おう…」
と、チェイスと剛が、ばたばたと暴れる進ノ介の体をぐっと押さえ付けた。
「…やッ、…止めろオオオオッッッッ!!!!…ごッ、…剛…ッ!!…チェ…イ…ス…うううう…ッッッッ!!!!」
ぎょっとした表情の進ノ介。
「ヒャーッヒャッヒャッヒャッヒャ…ッ!!」
ブレンは目をぎょろっとさせ、狂ったように進ノ介のペニスの先端を強く刺激し続ける。
グリュッ!!グリュッ!!グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!
「ひがああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
「痛いでしょう?そりゃあ、そうですよねぇ?射精した直後のペニスの先端を刺激されれば、激痛が伴いますもんねぇ…!!」
グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!
「ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
進ノ介の眉間に皺が深く刻まれ、その目は硬く閉じられている。
「…やッ、…止めて…くれええええええええああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
進ノ介の声が裏返り、体が更に弓なりになったその時だった。
ブチュッ!!シュワアアアアアアアア…ッッッッッッッッ!!!!!!!!
鈍い音が聞こえて来たかと思うと、進ノ介のペニスの先端から透明な液体が物凄い勢いで飛び出して来たのだ。
「…ちょッ、…なッ、…何を潮噴いてんだよおッ、進兄さああああんッッッッ!!!!」
「…おお…」
「ヒャーッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャ…ッ!!」
剛、チェイス、ブレンが三者三様の反応を見せる。
「…こッ、…これが…ッ!!…これがッ、…仮面ライダードライブの真の姿…なのです…ッ!!…何て、…愚かで、…淫乱で、…情けないんでしょう…ッ!!」
ブレンが勝ち誇ったように笑っていた。
「…あ、…あぁぁ…」
その時、俺は心の中に、今までに感じたことのなかった感情が芽生えているのを感じていた。そして、そのおぞましい感覚に、戸惑いすら覚えていたのだった。