トモダチ 第22話
真っ黒なビキニから解き放たれた俺の大きく勃起したペニス。
「…す…っげ…!!」
それは目の前にいる仮面ライダードライブ・タイプトライドロンに変身している進ノ介をも黙らせるほどだった。
「そんなに大きいのか?」
俺はそう言うと、トクン、トクンと俺の心臓の音に合わせるように揺れているペニスにそっと手をやった。
「…男と言うものは厄介なものを持っているのだな…」
何となく、そんなことを思ってみた。
「服を着ていれば、これが下着に擦れて妙な感覚になる。かと言って、服を脱げば、これは人前でぶらぶらと揺れる。更にこれがどこかにぶつかれば、この上ない痛みを伴う…」
「別に人間の男だけがこれを持っているわけじゃないさ」
進ノ介が優しい眼差しで俺を見つめている。
「人間だけじゃない。この世に存在する動物のオスが同じように持っているのさ。そして、それが男としての証拠なんだよ」
「…ふーむ…」
俺はそう言うと、大きく天を向いて勃っている自分のペニスを何度か、ゆっくりと上下に動かしいてみた。と、その時だった。
…クチュッ!!…クチュッ!!
真っ赤に腫れ上がった先端部分、鈴口のようになった部分から透明な雫がトロトロと溢れ出し、俺の手を濡らしたのだ。
「あはッ!ハート、やっぱり感じてたんだな!」
進ノ介が嬉しそうに笑う。
「…そう…なのか…?」
…クチュッ!!…クチュクチュ…!!
俺は何度か、自分のペニスを上下に動かす。そのたびにクチュクチュと言う淫猥な音が辺りに響き渡る。
クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
淫猥な音は、まるで俺の手の動きに合わせるかのように加速度を増し、大きくなって行く。と同時に、
「…んな…ッ、…何…だ…ッ!?」
と、俺は声を上げていた。
「…ああ…、…く…、…あ…、…あぁぁ…!!」
くすぐったいような、もどかしいような、そんな感覚。ペニスを上下に動かす手が止まらない。
いや、止まらないのは手だけではなかった。
クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
俺のペニスの先端から溢れ出る透明な液体はますます多くなり、トロトロと零れて行く。
「…しッ、…進…ノ…介…ッ!!」
思わず進ノ介を呼んでいた。すると進ノ介は、
「ハート。気持ちいいんだろう?」
と聞いて来た。
「…ああ…」
これが気持ちいいと言う感覚なのだと改めて思った。
「…くすぐったいような、…もどかしいような…。…手が、…止まらん…ッ!!」
「フフッ!」
進ノ介は笑うと、
「それが気持ちいいって証拠さ!」
と言い、俺の手をそっと握った。
「…進ノ介…?」
快楽を止められた時のもどかしさが俺を襲う。すると進ノ介は、ちょっと意地悪そうな顔をすると、
「そんなに扱いてほしいのか?」
と聞いて来た。
「…ああ…」
恥ずかしさはなかった。
「…扱いて…、…くれないか…?」
俺がそう言うと、進ノ介はフッと笑い、
「しょうがねぇなぁ!」
と言いながら、俺のビクビクと脈打つペニスを握った。そして、俺のペニスが進ノ介の手に握られた瞬間、俺の体にそれまで感じたことのなかった感覚が駆け抜け、
「んんッ!!」
と眉間に皺を寄せ、俺は呻き声を上げた。
「行くぜ?」
そう言うと進ノ介は、俺のペニスを握る手をゆっくりと上下に動かし始めた。
クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
その途端、俺のペニスは再び、淫猥な音を立て始めた。
「…んッ!!…んく…ッ!!…うう…ッ!!」
進ノ介の手が上下に動くたびに、あのもどかしい感覚が俺を襲う。いつの間にか、俺は顔を真っ赤にし、眉間に皺を寄せた状態で苦悶の表情を浮かべていた。それとは反対に、進ノ介は嬉しそうな顔をして俺を見つめている。そして、進ノ介のペニスは今まで以上に大きく勃起し、ビクンビクンと大きく脈打っていた。
「…進…ノ…介…。…お前…」
俺の視線に気付いたのか、進ノ介は自身のペニスを見やると、照れ笑いを浮かべ、
「ああ。お前が悶える表情を見ていたら、何だか、興奮しちまって…」
と言った。そして、
「もっと、お前が感じるところを見せてくれよ」
と言ったかと思うと、俺のペニスを上下に動かす手の動きを少しずつ早め始めたのだ。
「うッ!?あッ!?ああッ!?ああッ!!ああッ!!」
俺の体に今までにないほどの感覚が流れ、俺は短い声を上げざるを得なかった。そして、
グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!
と言う淫猥な音はますます大きくなって行った。
「…しッ、…進ノ介…ッ!!…進ノ介エエエエッッッッ!!!!」
その時、俺は体の奥底から湧き上がって来る感覚に戸惑いつつ、進ノ介を呼んだ。
「…なッ、…何かが…、…込み上げて…来る…ッ!!」
「フフッ!ハート、イキそうなのかぁ?」
「…イ…ク…だと…?」
戸惑いながらそう尋ねると、進ノ介はコクンと頷いて、
「ああ。俺が剛やお前にやられた時、ここから真っ白な液体が飛び出しただろう?お前もそうなるってことだよ!」
と言った。
「…あ…、…あぁぁ…!!」
体がいつの間にか弓なりになっていた。そして、ぶるぶると小さく震えているのにも気付いた。
「…進ノ介…!…進ノ介…!」
意識がぼんやりとして来る。これが、頭が真っ白になると言うことなのだろうか。
そうこうしている間にも、俺の体の奥底から湧き上がって来る感覚は徐々に敏感になって行き、ペニスから何かが溢れそうになるのが分かった。それが、進ノ介の言う「イク」と言うことなのだろう。
「…進ノ介…!…進ノ介エエエエッッッッ!!!!」
俺が大声で呼ぶと、
「何だよぉ、ハートぉ?」
と、進ノ介がやや面倒そうな表情で俺に顔を近付けて来た。そんな進ノ介の頭を、俺は思い切り掴んだ。
「…え?」
進ノ介が戸惑う。俺は進ノ介の頭をグイッと後方へ押しやり、俺のペニスへ近付けた。
「…え?」
進ノ介が再び声を上げる。そして、俺の真っ赤に腫れ上がったペニスを見るや否や、
「…ちょッ、ちょっと待てッ、ハートおおおおッッッッ!!!!」
と悲鳴を上げた。その瞬間だった。
「イクぞッ、進ノ介エエエエッッッッ!!!!」
俺が叫んだその瞬間、俺のペニスの先端がぶちゅっ、と言う音を立てた。そして、
ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!
と言う物凄い音を立てて、俺のペニスから濃白色な、強烈な異臭を放つ粘着質な液体が飛び出し、それは進ノ介の顔面を打ち付けたのだった。