逆転有罪 第12話
「うぅわああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンマの絶叫がトウフ国タキタテ城の大広間に響き渡る。
「止めろッ!!止めろッ!!止めろオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
トンボオージャーに王鎧武装しているヤンマ。光沢のある鮮やかな青色のスーツがキラキラと輝き、ザワザワと揺れている。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
その右手がヤンマのガッシリとした2本の足の付け根部分で、そこに息づくヤンマの男としての象徴であるペニスを激しく刺激している。
「…おおっとぉ…ッ!!」
そんなヤンマを侮蔑するように、スパイダークモノスに王鎧武装しているジェラミーが困ったように笑う。
「何だか、君の手の中のものが少しずつ形を現して来たようだけど…?」
「…な…ッ、…んなわけ、ねえだろうがああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「おおうおうおうおうッッッッ!!!!ヤンマ殿が、このようなところで自慰行為に耽り始めるとは…!!余程、性欲が溜まっていたようですなああああッッッッ!!!!」
ジェラミーの言葉に合わせるかのように、ハチオージャーに王鎧武装しているカグラギが声を上げる。もちろん、ハチをあしらったマスクを外し、歌舞いた派手なメイクの大きな顔が見えている。
「…うほ…ッ!!」
「…ちょッ、ちょっとリタッ!?…は、…鼻血…ッ!?」
ヤンマの行為をじぃっと見つめていたリタ。パピヨンオージャーに王鎧武装し、その顔を曝け出している彼女の鼻の部分に一筋の赤い線が。そして、そんなリタを見て、カマキリオージャーに王鎧武装したヒメノが悲鳴混じりの声を上げる。
「…ああ…。…何でもない…」
「何でもないわけないでしょうッ!?もおおおおッッッッ、本当に嫌ああああッッッッ!!!!汚らわしいいいいいッッッッ!!!!」
『はーっはっはっはっは…ッッッッ!!!!』
モニターの中からオオクワガタオージャーに王鎧武装しているラクレスの大きな笑い声が聞こえて来る。
『無様だなァッ、ヤンマ・ガストオオオオッッッッ!!!!』
その目が大きく見開かれ、いかにもヤンマを馬鹿にしたかのような笑い声を上げている。そんなラクレスに対し、
「…て…んめ…ええええ…ッッッッ!!!!…汚たねえ…、…手を…、…使い…やがって…ええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と呻くように怒鳴る。だが、ラクレスは、
『フンッ!!』
と鼻で笑い、
『もう一度、言う。私に跪け、ヤンマ・ガスト。私に忠誠を誓うのだ。そうすれば…』
と言いながら、視線をジェラミーへ送る。すると、ジェラミーはにこりと微笑み、
「君の右手に巻き付いた蜘蛛の糸を取ってあげよう」
と言ったのだ。
「…フンッ!!」
今度はヤンマが鼻で笑った。
「…何度も…、…同じことを言わせんな…!!」
そして、鋭い眼差しでモニター越しのラクレスを睨み付けたのだ。
「…オレは誰にも媚びねぇ、諂わねぇ。誰が相手になろうと、意地とどタマでぶっちぎるッ!!それがンコソパ総長、ヤンマ・ガストだああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
『…そうか…。…残念だよ、ンコソパ国王…』
「国王じゃねえッ!!総長だッ!!」
そう怒鳴った時だった。ヤンマの体に言いようのない電流が流れ始めた。
「うぐわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
その右手がさっきよりも高速に小刻みに動き、自身のペニスを責め続ける。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
ヤンマの右手に握られたペニスが更に硬さを増す。
「残念だなァ、ヤンマ。キミとはもっと仲良くなれると思ったんだけどなァ。…おおっとぉッ!!キミは行間を読めない人間だったねェ。…じゃあ…」
そう言ったジェラミーの目がギラリと光ったその時だった。
シュルッ!!シュルシュルッッッッ!!!!
何かが飛んで来て巻き付くような音が聞こえた。と同時に、
「ああああッッッッ!!!?」
と言うヤンマの声が響いた。
「…な…ッ、…何だ…ッ!?」
ヤンマの左手にも、右手と同じように真っ白な蜘蛛の糸が纏わり付いていたのだ。
「てッ、てめええええッッッッ!!!!今度は何をする気だああああああああッッッッッッッッ!!!!!!??」
「…ククク…!!」
低い声で笑うジェラミー。その右手がクイッと動いた。それと同時に、
「んあッ!?」
と言うヤンマの素っ頓狂な声が聞こえた。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
「うほッ!!」
「ちょッ、リタああああッッッッ!!!?」
ヤンマの短く震える声と同時に、リタとヒメノの相変わらずな騒々しい声。
「…あ…ッ!!…んく…ッ!!」
ヤンマの左手がトンボオージャーの鮮やかな青色の装甲の中へ入り込み、その体がビクッ、ビクッ、と小刻みに痙攣を繰り返していた。
「…て…、…め…え…ッ!!…何を…、…させ…やが…る…ッ!?」
「だって、お前さんが全然言うことを聞かないからだろう?…それに、物語はもっと楽しくなくちゃ…!!」
「んああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビクビクと体を痙攣させながら悲鳴を上げ、真っ赤になった顔を天井の方へ向ける。ヤンマの右手は鮮やかな青色の装甲の中の筋肉質な胸の突起をクリクリと刺激していたのだ。
「…ククク…!!」
「…え?…ええ…ッ!?」
ジェラミーが右手をクイッと動かしたその時だった。ヤンマの腰がググッと前へ突き出されるような格好になった。そして、右手がゆっくりと離れた。
「「「「おおおおおおおおッッッッッッッッ!!!!!!!!」」」」
カグラギ、ジェラミー、ヒメノ、リタが同時に声を上げる。
「みッ、見るなああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンマが怒鳴る。
ヤンマの2本の足の付け根部分。そこに浮き出た、ヤンマの男としての象徴・ペニス。それがトンボオージャーのスーツの中で大きく勃起していた。
「みッ、見るなつってんだろうがああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
「おおうおうおうおうッッッッ!!!!まだまだ、これからが本番なんですよねぇッ、ジェラミー殿ッ!?」
カグラギがそう言うと、
「…本番…?」
そう言った時、
「…まッ、…まさか…ッ!?」
と、ヤンマは目を大きく見開き、俄かに震え始めたのだった。