逆転有罪 第15話
…ビクンッ!!…ビクンッ!!
トンボオージャーの光沢のある鮮やかな青色のスーツから飛び出したヤンマの男としての象徴・ペニス。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
太く、長いそれの先端部分がきれいなフォルムを形成し、真っ赤に腫れ上がっている。
「…見るな…!!」
顔を真っ赤にし、目を潤ませているヤンマが声を震わせ、
「…みッ、…見るなっつってんだろうがああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と怒鳴ると、それを両手で覆い隠そうとする。だが、
「おおっとぉッ!!」
と言う明るい声に阻止された。
「…てッ、…てめえッ!!…ジェラミーッ!?」
ジェラミーの両手から伸びている蜘蛛の糸。それがヤンマの両手の動きを封じ込めている。それはつまり、ヤンマが自身のペニスを隠そうとするのを阻止されていることを意味していた。
「…汚らわしい…」
「…うほッ!!」
ヒメノとリタは同じような反応を示す。
『はーっはっはっはっは…ッッッッ!!!!』
その時、モニターの中からラクレスの狂ったような大きな笑い声が聞こえて来た。
『…ぶッ、…無様だなあッ、ヤンマ・ガストオオオオッッッッ!!!!…一国の国王たるものが、己の性器を曝け出すとは…!!』
「…だ…ッ、…誰のせいだああああッッッッ、このスカポンタヌキイイイイイイイイッッッッッッッッ!!!!!!!!」
だがラクレスは、
『…フンッ!!』
と鼻で笑ったかと思うと、
『それはギラに言うんだな!!』
と言った。その直後、
ドクンッ!!ドクンッ!!
と、ヤンマの心臓が再び大きく高鳴り始め、
「うがああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と、ヤンマが体を仰け反らせて叫んだ。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
「…恋とは、時に体をも狂わせる。相手のことを想えば想うほど、それは狂気へと化して行くものなのですねェ…」
「そうだ。そんな感情を、総長に表現してもらうとしようか…!!」
ジェラミーが何かを思い付いたかのように嬉しそうな表情を浮かべたかと思うと、
ヒュッ!!
と言う音と共にもう1本の蜘蛛の糸を放った。そして、それはヤンマの腰に巻き付いたのだ。
「…て…ッ、…てめえ…ッ!!…何をする気だああああああああッッッッッッッッ!!!!!!??」
ヤンマが顔を真っ赤にして怒鳴る。だが、その視線がきょときょとと忙しなく動いている。するとジェラミーは、
「余興と言う言葉を知らないかい?」
と言った。
「余興だよ、余興。この場を、キミに盛り立ててもらおうと思ってね!!」
ジェラミーがそう言った時だった。
「…え?…ええッ!?」
不意にヤンマの腰がガクガクと前後に揺れ始める。それはつまり、トンボオージャーの光沢のある鮮やかな青色のスーツから飛び出したヤンマの男としての象徴であるペニスがブラブラと揺れることを意味していた。
「…ひぃぎぃやああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
あまりのことにヤンマが絶叫する。
「止めろッ!!止めろッ!!止めろオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「…ククク…!!」
ジェラミーの右手が動いている。
「キミにはこのくらいの余興をやってもらわなきゃ、やっぱり面白くないからねェ…!!」
「ヴァアアアアアアアアッッッッッッッッ!!!!!!!!」
その瞬間、バタンと言う大きな音が聞こえたかと思うと、リタが背後に引っ繰り返っていた。
「きゃああああッッッッ、リタああああッッッッ!!!?」
それに驚いたヒメノが悲鳴を上げ、
「もうッ、嫌ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と叫んでいた。
「おおうおうおうおうッッッッ!!!!ヤンマ殿がッ、遂に男の意地を見せ始めましたなアアアアッッッッ!!!!」
カグラギがニヤニヤと笑う。そして、
「さあッ!!ではッ、感動のフィナーレに向けて、私も一肌脱ぎましょうぞおおおおッッッッ!!!!」
と言うと、ヤンマの胸の装甲に忍ばせていた両手を更に小刻みに動かし始めたのだ。
「うぐわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヤンマは悲鳴を上げ続ける。
「…さぁ…。…ギラ殿のことを想って下され…!!」
ドクンッ!!ドクンッ!!
その時だった。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
ヤンマの右手がゆっくりと自身の大きく勃起したペニスに伸びて行ったかと思うと、それをしっかりと握ったのだ。
「おおっとぉッ!!」
これにはジェラミーも驚く。
「…さぁ、ヤンマ殿。あなたの雄姿を見せて下され…!!…ギラ殿のことを、いろいろ考えて下され…!!」
するとどうだろう。
…グチュッ!!…グチュッ!!
ヤンマのペニス。太く、長いその先端部分。真っ赤に腫れ上がったそこの鈴口から透明な液体が溢れ出し、グチュグチュと言う淫猥な音を立て始めたのだ。
グチュグチュッッッッ!!!!グチュグチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!
「…ああッ!!…ああッ!!…ああッ!!…ああッ!!」
ヤンマの右手の動きが激しくなって行く。
「…ギ…ラ…」
ドクンッ!!ドクンッ!!
「…ギラ…、…ギラ…!!」
グチュグチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!グチュグチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!
ヤンマの体が激しく痙攣し始める。そして、その目がギラリと光った。
そして、その時が来た。
「…イッ、…イクッ!!…イクッ!!」
ヤンマが目をギュッと閉じると、そこから一筋の涙が零れ落ちた。
「…イクイクイクイクッッッッ!!!!…イクウウウウウウウウウウウウウウウウッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
その瞬間、ヤンマのペニスの先端がぶちゅっ、と言う音を立てた。そして、
ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!
と言う鈍い音と共に、ヤンマのペニスから大量の濃白色な淫猥な液体が溢れ出し、宙で弧を描いたのだった。
「…オレは…、…誰にも媚びねぇ…。…諂わねぇ…」
床に倒れ込んだヤンマが呟くように言う。その目には涙が光っていた。
「…これからは、ラクレスのために働くんだな…!!」
その時、ジェラミーの目が真っ赤に光り、右手に握られていた、毒々しいほどに真っ青な液体が入った注射器がヤンマに振り下ろされたのだった。