逆転有罪 第33話
「うぐわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
トンボオージャーの鮮やかな青色のグローブに包まれたヤンマの両手が、クワガタオージャーの鮮やかな赤色の装甲の中に入り込んで来た途端、ギラは目を大きく見開き、体をグインとグラインドさせて叫び声を上げた。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
ビクッ、ビクッ、と体が痙攣を繰り返す。それに釣られるように、
ドクンッ!!ドクンッ!!
と、ギラの2本の足の付け根部分に息づく、ギラの男としての象徴であるペニスがビクビクと大きく脈打った。
「…ククク…!!」
ヤンマのごつごつした指がギラの両胸の突起をクリクリと小刻みにくすぐったり、その周りでゆっくりと円を描くように動いたり、時折、キュッとそれを摘まみ上げたりする。
「オラッ!!てめえのもう1つの弱いところを徹底的に刺激してやるよッ!!」
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
ヤンマのいやらしいほどに小刻みなその指の動きがギラの体にビリビリとした電流を流す。
その時だった。
ウィィィィンンンン…。
1台のカメラが近付き、ギラの下半身の大きな膨らみを映し出した。その途端、群衆からは大きなどよめきと嬌声がわき起こった。
「…み…ッ、…見ないで…ッ!!」
ギラは顔を真っ赤にし、目をギュッと閉じてその屈辱に耐えようとする。そんなギラの様子を見ていたヤンマは、
「無駄だ、タコメンチ。てめえがこう言ったことに免疫が全くないことも、てめえが止めろっつってもラクレスは止める気がねえことも分かり切ってるだろうが…!!」
と言うと、視線をラクレスに送る。
「…フンッ!!」
「…ちッ!!」
あからさまに侮蔑な視線を投げ掛けて来るラクレスに対し、ヤンマは舌打ちをすると、
「…ったく、相変わらず趣味の悪りィ国王様だぜ!!てめえだけじゃなく、オレのことまで侮蔑の眼差しで見つめてやがる…!!」
と言った。
「…んま、あいつにとっちゃあ、ンコソパだろうが、イシャバーナだろうが、ゴッカンだろうが、トウフだろうが、全く興味はねえってか?全ての国の名前をシュゴッダムに変えたいんだもんなァ…」
そう言った時、ヤンマの目がカッと見開かれ、勢いでギラの両胸の突起を思い切りギュッと摘まんだのだ。その瞬間、
「ひがああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と言うギラの絶叫が辺りに響き渡った。
「うおッ!?」
「おおっとぉッ!?」
「…何…?」
ヤンマ、ジェラミー、ヒメノが次々に声を上げる。そして、
「…ヤンマ。…ギラの様子が…」
とリタが言った時だった。
「…あん?」
「…あ…あ…あ…あ…!!」
ギラの目が白目を剥き始め、体がガクガクと痙攣し始めたその時だった。
…グジュッ!!…グジュウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!
鈍い音が聞こえたその瞬間、モニターを凝視していた群衆から悲鳴のような、罵声のような声が飛び交った。
「…あ…?」
ヤンマはモニターに映し出された光景を呆然と見つめる。
「おおうおうおうおうッッッッ!!!!ギラ殿ォ、遂に耐えられなくなってしまったようですなあッ!!大事なところから、甘い蜜を滴らせるとは…!!」
カグラギの大声が辺り一面に響き渡った。
「…見…、…ないで…!!」
ギラの目に涙が溢れる。
ギラの2本の足の付け根部分。そこに大きく盛り上がったギラの男としての象徴・ペニス。その丸みを帯びた先端部分のスーツが光沢を失い、そこからてらてらと淫猥に照り輝く透明な液体が滲み出していたのだ。
「…ッッッッ!!!!」
突然、ヤンマが変な声を上げたかと思うと、
「ぶわーっはっはっはっは…!!」
と物凄い勢いで笑い始めた。
「…て…ッ、…てめえ…ッ!!…オレがてめえの胸を思い切りつねった途端、興奮して先走り垂らしてんじゃねえよおおおおッッッッ!!!!」
その声に釣られるかのように、群衆が大声で笑い始めた。
「…ク…ッ!!」
あまりの悔しさに、ギラは声を発することも出来ない。
その時だった。
「おいッ、てめえらアアアアッッッッ!!!!」
ヤンマは目を真っ赤にギラギラと輝かせて群衆をぐるりと見渡す。
「もっともっと、面白いものを見せてやっからよオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!」
そう言うと、
「シオカラアアアアアアアアッッッッッッッッ!!!!!!!!例のモン、持って来いやアアアアアアアアッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と大声を上げた。すると、1人の長髪の男・シオカラが手に何かを持ち、壇上へ上がって来た。
「はいっス!!ヤンマ君ッ!!」
「…おー…」
ヤンマは手にしたものをしげしげと眺めている。
「…な…、…んだ…、…それは…!?」
ぼんやりとする意識の中で、ギラはゆっくりとそれを見つめた。するとヤンマは、
「…これか?」
と言うと、目をギラリと輝かせ、不気味な笑みを浮かべた。
「…てめえの処刑道具だよ…!!」
ヤンマが手にしているもの。真っ直ぐに伸びた棒のようなものであり、先端はマイクのように丸みを帯びている。そして、その長く伸びた柄には小さなボタンが1つ付いていた。
「ンコソパのテクノロジーをなめんじゃねぇぞ、コラ!!」
そう言いながら、ヤンマはその棒状になったものをギラのペニスに宛がう。そして、カチッと言う音と共にスイッチを入れた次の瞬間、
ヴヴヴヴヴヴヴヴ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!
と言う低い振動音が聞こえ始めた。
「はうあッ!?」
それと同時に、ギラが目をカッと見開き、体をビクリと跳ねらせる。
「あッ!!あッ!!あッ!!あッ!!」
「何だ、てめえ?こんなんで感じてんのかァ?」
ニヤニヤと笑いながら、ギラのペニスに宛がっているその棒状のものをゆっくりと動かすヤンマ。
「…ぁぁぁぁ…」
目をカッと見開いたまま、体を硬直させているギラ。その体がブルブルと震えている。そして次の瞬間、
「…ぁぁぁぁ…。…ぁぁぁぁああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と、ギラは上ずった声で絶叫し始めた。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
グジュグジュッッッッ!!!!グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!
クワガタオージャーの鮮やかな赤色のスーツのその部分がみるみるうちに光沢を失って行く。
「おおっとぉッ!!」
ジェラミーが嬉しそうにニコニコと笑いながらそれを見つめている。
「とうとうそいつの出番かい?そんなものを、そう言ったことの全く経験のないお子ちゃまが刺激されちゃったりなんかしたら…」
「嫌だッ!!嫌だッ!!嫌だああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
体をガクガクと震わせ、泣き叫ぶギラ。その2本の足がガクガクと震え、棒状のものを宛がわれているペニスは激しくビクビクと脈打ち、グジュグジュと言う淫猥な音を更に大きくしたのだった。