歪んだ友情Ⅱ 第１３話
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
薄暗い部屋の中で、四つん這いになって叫び声を上げているブラックバイソン・矢野鉄也。顔は真っ赤になり、目からは涙、口からは涎が零れ、こめかみには血管を浮き立たせている。
「…あぁ…、…スッゲ…!!」
そんな鉄也の背後には、イエローライオン・大原丈が鉄也の腰を掴み、恍惚な表情を浮かべていた。
「…あぁ…！…鉄也のケツ、…滅茶苦茶締まる…!!…すっげぇ、…気持ち…いい…!!」
うっすらと浮かべた笑み。だがその目は野獣のようにギラギラと輝いていた。そんな丈の、いや、正確には頭脳獣ジョウヅノーの２本の足の付け根に息づく、丈の男としての象徴であるペニスは今、目の前にいる鉄也の筋肉質な双丘の窪みの中に全て挿し込まれていたのである。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
目の前を見つめ、ただ、声を上げるしか出来ない鉄也。
「…動くぜ？」
そう言った丈が、ゆっくりと腰を前後へ動かし始めた。
…ズチュッ!!…ズンッ!!…ズチュッ!!…ズンッ!!
丈が腰を引くと、ズチュッ、と言う音がし、腰を前へ推し進めるとズンッ、と言う音がする。鉄也は、ズチュッ、と言う音がすると、
「…ぁぁぁ…！」
と何とも情けない声を上げ、ズンッ、と突かれると、
「ああッ!!」
とはっきりとした大きな声を上げる。
「…ぁぁぁ…！ああッ!!…ぁぁぁ…！ああッ!!」
鉄也の情けない声と大きな声が交互に響く。
「ほぉら、鉄也ぁ。気持ちいいだろう？」
その時、丈が鉄也の筋肉質な尻を軽い音を立てて引っ叩いた。
「はあああッッッ!!!!」
すると鉄也が体をビクリと反応させて声を上げた。
「ははッ！感度良いなぁ、鉄也ぁ！」
丈はそう言うと少しだけ前へ進み、鉄也の腰をグッと掴んだ。
「…行くぜ、鉄也ぁ…！」
すると丈は、まるで鉄也の体内をじっくりと感じ取るかのように抜き差しを繰り返していた自身のペニスを、少しずつ速度を上げながら出し入れし始めたのである。
ズチュズチュズチュッッッ!!!!ズチュズチュズチュッッッ!!!!
淫猥な音が小刻みに響き始める。
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!んああああッッッッ!!!!」
それに合わせるかのように、鉄也の喘ぎ声も大きくなり始めた。
「フフッ!!気持ちいいのか、鉄也ぁ？おめぇのここ、スッゲェ、トロトロだぜ!!」
ジョウヅノーが目をギラギラとさせ、不気味な笑みを浮かべながら腰を前後に振り続ける。それに釣られるかのように鉄也の体が前後へ大きく揺れ、そのたびにブラックバイソンのスーツから飛び出した鉄也自身のペニスがブラブラと大きく揺れ、その先端からはトロトロと淫猥な糸を引いていた。
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
鉄也は目を大きく見開き、口をバカみたいにぽっかりと開け、喘ぎ続ける。
「よぉし、鉄也ぁ！おめえの体内にたぁっぷりと注入してやるからな！」
そう言うと丈は、鉄也の体を持ち上げた。
「…あ…」
鉄也の体がふわりと持ち上がり、正面から見ると丈を背後にして鉄也の股間が露わになった。丈は両腕を鉄也の両太腿の下へ通し、鉄也の体を支えている。鉄也の双丘の窪みと、丈のペニスで２人は辛うじて繋がっていた。
「…あ…あ…あ…!!」
ブルブルと小刻みに体を震わせ、鉄也が声を上げる。
「…フフッ!!」
丈が低く笑ったその瞬間、鉄也の体に物凄い重力が掛かり、激痛が鉄也を襲った。
「…あ…が…!!」
顔を真っ赤にし、目を大きく見開いた鉄也。その口元からは涎がポタポタと零れ落ちる。
「…うう…ッ!!…うぅわああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
鉄也が首筋に血管を浮き立たせて絶叫する。
「ああッ!!ああッ!!ああああッッッッ!!!!」
ただ叫び続けるだけの鉄也。
「…フフフ…!!…行くぜ？」
丈はそう言うと、腰を小刻みに上下に動かす。
ズチュズチュズチュズチュッッッッ!!!!ズチュズチュズチュズチュッッッッ!!!!
淫猥な音が２人を繋げているところから再び聞こえ始める。
「ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
為す術もなく、ただ、叫び続ける鉄也。
「オラッ、鉄也ッ!!こっち向けよッ!!」
背後から乱暴に言う丈。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
すると、鉄也は首をゆっくりと背後へ動かす。そこには丈の顔があった。
…チュッ!!…クチュクチュクチュッッッッ!!!!…クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
今度は２人の口から淫猥な、くすぐったい音が漏れ始める。
「…は…、…あぁ…!!」
「…ふ…、…んん…!!」
お互いの舌を絡め、熱い吐息が漏れる。
すると、それまで床に座っていた丈が不意に腰を上げたかと思うと、自身のペニスで繋がっている鉄也をそれを軸としてグルリと回したのである。
「…う…!!」
これには鉄也も少しだけ呻き声を上げた。だが、すぐに丈と向かい合う形で床に横たえられた。そして、両足を高く上げ、腰は相変わらず丈に掴まれている。
「…もう、ライブマンのことなんて、忘れちまえよ、鉄也！」
そう言った途端、
ズチュズチュズチュズチュッッッッ!!!!ズチュズチュズチュズチュッッッッ!!!!
と言う淫猥な音が更に大きくなって聞こえ始めた。
「ふわああああああああああッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
鉄也が絶叫する。
「うおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
丈が顔を真っ赤にして、物凄い勢いで腰を前後に振る。と次の瞬間、眩い光が丈と鉄也を包み込んだ。
「んああああああああああッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!イクッ!!イクッ!!イクイクイクイクッッッッ!!!!出すぞッ、鉄也ッ!!おめえの中にッ、出すぞオオオオッッッッ!!!!!!!!」
「…じょッ、…丈…さん…ッ!!…丈さん丈さん丈さんッッッ!!!!丈さああああああああんんんんんんんんッッッッッッッッ!!!!!!!!」
２人の声が重なった次の瞬間、
ドブッ!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!
と言う淫猥な鈍い音が部屋中に響き渡った。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
やがて２人を包み込んでいた光が消え、大きく呼吸をしている丈と鉄也がその中から現れた。
「あ～あ、随分とお楽しみだったようだねぇ…！」
その時、あの下品な笑い声が聞こえたかと思うと、部屋の入口には尾村豪と、イエローライオンに変身した大原丈が立っていた。