歪んだ友情V 第5話
「ふああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
純一の柔らかく、温かい肌に触れた途端、純一が艶めかしい声を上げ、体を仰け反らせた。
「…な、…何、…これ…ッ!?」
純一にとっては初体験であろう体への愛撫。その物凄い電流に、瞬時に顔を真っ赤にして自分の上に伸し掛かっている鉄也に声を掛けた。だが、鉄也は純一の胸の突起に口付けをしたまま、その場でじっと動かない。
「…て…っちゃ…ん…?」
顔を真っ赤にし、心なしか呼吸が荒い純一が頭を起こす。と、その時だった。
クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
淫猥な音が聞こえて来たと思った次の瞬間、純一の体に言いようのない電流が流れたのが分かった。
「んあッ!?ああッ!?ああッ!?ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
鉄也の舌が、純一の右胸の突起を執拗に責め立てる。
「…やッ、…止め…て…ッ!!…て…っちゃ…ああああ…んんんん…ッッッッ!!!!」
はぁはぁと荒い呼吸を続けながら、目にいっぱい涙を溜めて言う純一。鉄也の舌が純一の胸の突起を転がしたり、くすぐるように引っ掻いたりする。そのたびに、
「…んッ!!…くふ…ッ!!…はぁ…ッ!!…ああ…ッ!!」
と、体をピクピクと痙攣させながら喘ぐ。
「…もッ、…もう、…止めて…ッ!!…て…っちゃ…ん…!!」
純一がそう言った時、鉄也がようやく体を起こした。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
心なしか、鉄也も呼吸を荒くしていた。そして、静かに笑うと、
「どうだった、純一?」
と、純一に尋ねた。すると純一は、暫くは無言だったものの、
「…何か、…変な感じ…」
と言った。
「どんなふうに?」
穏やかな笑みを浮かべ、純一に尋ねる鉄也。
「…う〜ん…」
顔を真っ赤にして、少し考え込む純一。
「…おっぱい吸われたの、…初めてだったから…」
「…それで…?」
「…う〜ん…」
純一は顔を更に赤らめる。
「…何か、…女の子になったみたい…」
「…本当にうぶなんだな、純一って!」
鉄也はそう言うと、純一の背中に両腕を通し、静かに抱き締める。
「…てっちゃん…」
いつの間にか、鉄也と純一はお互いを見つめ合っていた。
…チュッ!!…クチュッ!!…クチュッ…!!
どちらからともなく唇を近付け、お互いの舌を絡ませる。
「…ん…、…んふ…!」
「…ふ…、…んん…ッ!!」
鉄也の舌が純一の口の中で動き回る。それを懸命に追い掛けるように、純一の舌が動く。
その時、鉄也の右手がゆっくりと純一の体を撫でる。
「…んん…ッ!!」
その、触れるか触れないかと言う指先の微妙なタッチに、純一が呻き声を上げ、眉間に皺を寄せる。そのまま鉄也の右手は純一のスベスベとした肌を何度も何度も擦る。そのたびに、純一の体に、今まで経験したことのなかった感覚が襲い、
「…んん…ッ!!…んん…ッ!!」
と、純一が呻き声を上げる。
「…フフッ!…純一、…感じちゃってんだな?」
鉄也が嬉しそうに言うと、
「…わッ、…分かん…ない…ッ!!…ああッ!!」
と純一が喘ぎ声を上げた。
その時だった。
「…ん?」
鉄也は自分の下半身に、何か硬いものが突き刺さるような感覚を覚え、思わずそこを見下ろした。そして、ニヤリとすると、
「…純一ぃ…!」
と言ったかと思うと、純一の学生服のズボンの中心部分で大きくテントを張っている、純一のペニスをギュッと握ったのだ。
「んあッ!?」
更なる未知の経験に純一が声を上げ、体をビクンと跳ねらせる。
「何だよぉ、純一ぃ?キスだけで感じちゃったのかぁ?」
「…分かんないよぉ…!!」
その時、純一は泣きそうな表情になっていた。そして、
「てっちゃあん…。…僕ぅ、…病気なのかなぁ…?」
と、また天然発言をした。
「…プッ!!」
堪え切れなkなって、鉄也はとうとう笑い始めた。
「…てっちゃん…?」
そんな鉄也にきょとんとしている純一。
「…じゅ、…純一…。…お前、…本当に、…うぶなんだな…!!」
涙を流しながら笑い転げる鉄也。
「…てっちゃあん…」
堪え切れなくなったのか、純一がとうとう泣き出してしまった。
「おわッ!?」
それにはさすがの鉄也も驚き、
「ごッ、ごめんッ、純一ッ!!」
と、慌てて純一を抱き起こすと、ギュッと抱き締めた。
「…てっちゃあん…。…どうしよう…。…僕ぅ、…病気になっちゃたの…か…なぁ…?」
最後の方には嗚咽が混じり、しゃくり上げながら純一が言った。
「落ち着けって、純一ィッ!!」
鉄也は純一と向かい合うと、純一の両肩をしっかりと掴んだ。そして、
「これは病気でも何でもないんだよ、純一!」
と言った。
「…ふえ…?」
純一はヒクヒクとしゃくり上げながら、相変わらず間の抜けた声を上げる。鉄也はニッコリとして、
「これは純一の体が性的に興奮してるって証拠なんだよ」
と言った。
「…性的に、…興奮…?」
「そう」
その時、鉄也がゆっくりと膝立ちになった。
「…あ…」
純一の目の前に現れたもの。鉄也の2本の足の付け根に息づく、鉄也の男としての象徴であるペニス。それは今、純一の目の前で鉄也の臍へ向かって大きく勃起し、ビクンビクンと脈打っていた。そして、先端部分はくっきりと剥け、そこからトロトロと透明な液体を溢れさせていたのである。
「…男はさ、性的興奮を得ると、こうやってここが大きくなるんだよ!純一はさ、自分でここを触っていて、何だか、変な気分になったことはないか?」
鉄也がそう尋ねると、純一は俄かに顔を真っ赤にした。
「…あるんだな?」
鉄也がニヤリと笑う。すると純一はコクンと頷き、
「…何か、…くすぐったいような、…ここがピクピクとして…。…変な感じが、…したことはあったよ…」
と言った。
「それが性的興奮なんだよ、純一」
それでも純一は、信じられないと言う表情で自分の股間部分と、鉄也のペニスを交互に見ている。
「ここが気持ち良くなったり、お互いが気持ち良くて変な声を出しちゃう時に、興奮して大きくなるんだよ。そして、それが最高潮に達すると、さっきの俺みたいに精液が出て来るんだよ」
「…僕は、…病気…じゃないの?」
純一が未だに信じられないような、半信半疑の顔をしている。
「だぁいじょうぶだって、純一!」
そう言うと鉄也は、
「お前も、もっと気持ち良くなりたいだろ?」
と尋ねる。すると純一は、
「…うん!」
と言ったかと思うと、
「僕も気持ち良くなりたい!」
と明るい笑顔で言った。
「…じゃあさ…」
鉄也がニヤリとする。
「純一もズボンとパンツを脱がなきゃな!」