歪んだ友情V 第7話
お互いに下半身を丸出しにし、更に大きく突き出したお互いの勃起したペニスを上下にゆるゆると刺激し合う鉄也と純一。
クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
淫猥な、くすぐったいような音が辺りに響き渡る。そして、
「…ん…ッ、…んん…ッ!!」
「…ああッ!!…はぁ…ッ!!」
と言う鉄也と純一の艶めかしい声もそれに覆い被さるかのように淫猥なハーモニーを奏でる。
「…じゅ…ん…いち…ッ!!…純一…ッ!!」
「てっちゃんッ!!てっちゃああああんんんんッッッッ!!!!」
お互いのペニスを上下に刺激し合い、お互いの顔を見つめる2人。
「…純一…。…何て、…エロい顔…、…してんだよ…!!」
純一の顔は真っ赤になり、目はトロンと虚ろになっていた。まるで、鉄也が与えてくれる快楽を貪るかのように。それに対して純一は、
「…て…っちゃん…!…興奮…してる…?」
と聞いて来た。鉄也はニッコリと微笑むと、
「…ああ。…スッゲェ、…興奮…してる…!」
と言った。
「…ああ…ッ!!」
純一がビクンと体を跳ねらせる。と同時に、
グチュッ!!
と言う、さっきよりも鈍い淫猥な音が聞こえた。
「…あはッ!!」
鉄也が笑う。
「純一のここ、ものすげぇ、濡れてる。…俺の手まで、…濡れちゃったよ…!!」
グチュグチュと言う音に合わせるかのように、鉄也の手にべっとりとこびり付いた透明な粘着質な液体が鉄也の手に絡み合い、小さく泡立つ。それに対して純一は、
「…だッ、…だって…ッ!!…てっ…ちゃ…んの、…すご、…気持ち…いい…ッ!!」
顔を真っ赤にした純一はよほど快楽に飲み込まれているのか、鉄也のそれを上下する手の動きが少しずつ遅くなって来ているのに、鉄也は気付いた。そして、
「お、おいおいッ、純一ッ!!手を休めるなよッ!!」
と言った。だが純一は、
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
と荒い呼吸をしていたかと思うと、
「…うう…ッ!!」
と言って膝をガクリとさせ、その場にペタンと座り込んでしまったのだ。
「じゅッ、純一ッ!?」
当然のことながら、鉄也も純一のそれを刺激している手を離した。
「だッ、大丈夫かよッ、純一ィッ!?」
やっぱり、純一相手では無理か、そう思った鉄也は、
「…ごめん、純一。…やっぱ、…止めようか…?」
と言った時だった。
「…ごめん。…てっちゃん…」
不意に純一がそう言ったかと思うと、おもむろに膝立ちになり、鉄也の少しだけ小さくなったペニスを握った。
「…純…一…?」
鉄也の心臓がドクンと高鳴る。すると純一は、目の前でトロトロと淫猥な液体を溢れさせる鉄也のそれをパクリと口の中に頬張ったのである。
「んひゃッ!?」
思わず素っ頓狂な声を上げた。
「…ちょ、…ちょっと…ッ、…純一ィッ!?」
今まで何度も見て来た光景。ビデオの中だけの世界だと思っていたことが、今、現実に目の前で繰り広げられている。
…ジュッ!!…ジュプッ!!
ぎこちないながらも、懸命に鉄也のペニスを刺激する純一。大きくなっているそれを口いっぱいに頬張り、先端を舌で舐めたり、柔らかくぷにっとした唇でスライドさせたりする。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
鉄也にとって初めてな、その物凄い感覚に鉄也はあっと言う間に快楽に飲み込まれた。
「…く…ッ、…ああ…ッ!!…じゅ…ッ、…純一ィッ!!」
鉄也の両手が純一の頭を掴む。
「…はッ、…離せ…ッ!!…離して…ッ、…くれええええッッッッ!!!!」
顔を真っ赤にし、眉間に皺を寄せる鉄也。だが純一は、
「…んん…ッ!!…んん…ッ!!」
と、こちらも顔を真っ赤にして鉄也のそれを刺激し続ける。
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
鉄也の膝がガクガクと震え出す。
…ジュクッ!!…ジュブジュブッッッッ!!!!
純一の口の中に、鉄也の淫猥な粘着質な液体が溢れ出し、それが純一の唾液と混ざって純一の口の隙間から溢れ、ポタポタと零れた。
そして。
「…だッ、…ダメだああああッッッッ!!!!…イクッ!!イクッ!!イクウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と、鉄也が叫んだその時だった。
ドブッ!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!
鈍い音がして、純一の口の中に生温かいものが注ぎ込まれた。
「んッ!?んんんんッッッッ!!!!んんんんんんんんッッッッッッッッ!!!!!!!!」
そんな純一が呻き声を上げたその時だった。
「ううッ、うわああああッッッッ!!!!」
純一が悲鳴を上げ、それまで口の中に溜め込まれていた鉄也の淫猥な液体を吐き出した。そして、
ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!
と言う音と同時に、大きく膨れ上がっていた純一のペニスの先端がぷちゅっ、と言う音を立てて弾け、そこから濃白色な塊が物凄い勢いで飛び出し、ビチャビチャと音を立てて床に飛び散ったのだった。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
暫くして、鉄也と純一はお互いを見ることも出来ず、ただ、呆然と床に座り込んでいた。
「…純一、…お前、…いつの間にあんなテクを身に着けたんだよ…?」
初めて口で愛撫された鉄也。純一はうぶだからそんな経験もあるはずがない。そう思って聞いてみた。すると純一は、
「…え?」
と言ったかと思うと、不意に顔を真っ赤にし、
「…ビデオ…」
とだけ言った。
「…ビデオ…?」
鉄也が尋ねると純一はコクンと頷く。そして、
「…さっき、…てっちゃんが見ていたビデオ…。…あの中で、女の人が男の人のオチンチンを食べていたのを見たから…」
と消え入るような声で言った。
「…ってことは…?」
俄かに顔を真っ赤にする鉄也。
「…そ、…そのシーンって、…かなり前の方だったはずだから…。…おッ、…お前ッ、そんな頃から俺のオナニーを見てたのかよぉッ!?」
「…ごッ、…ごめえんッ、てっちゃああああんんんんッッッッ!!!!」
2人のぎゃあぎゃあと叫ぶ声が近所中に響いていた。
(…てっちゃん…!!)
荒涼とした大地の中を、大人になった純一がひたすら走る。
(…てっちゃん…!!…僕はッ…、…僕はッ!!)
目から大粒の涙が溢れ、頬に伝っていた。それを何度も何度もジージャンの袖で拭う純一。
「(…てっちゃんは、…絶対に僕が元に戻してみせるッ!!)てっちゃああああんんんんッッッッ!!!!待っててよッ!!僕がッ!!僕がッ!!絶対に元に戻すからねええええッッッッ!!!!てっちゃああああああああんんんんんんんんッッッッッッッッ!!!!!!!!」
純一のやや高い叫び声が辺りにこだました。