歪んだ友情V 第12話

 

「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 グリーンサイに変身し、両足を前へ投げ出し、身動きの取れない純一。そのぐっしょりと濡れた白いスーツのズボン。その股間部分に、ブラックバイソンに変身している鉄也の右足が減り込み、それが小刻みに揺れている。

「…やッ、…止めて…ッ、…くれええええッッッッ!!!!

 少年から大人へ駆け上がる途中の純一の甲高い声が響く。

「…ククク…!!

 鉄也の右足は休むことを知らないかのように、一定のリズムで動き続ける。

「…どうだぁ、純一ぃ?…気持ちいいだろう?」

 鉄也の言葉に、

「…ッ!!

 と純一はきゅっと唇を噛み、ふるふると首を左右に振った。だが鉄也は、

「無理しなくていいんだぜぇ、純一ぃ?お前がどこが感じるか、どこが気持ちいいのかはこの俺が一番知っているんだからな…!」

 と言った。

「…気持ち…よく…なんか、…ない…ッ!!

 その時だった。純一が鉄也を涙の目で睨んだのである。

「…操られて、…こんなこと、…している…てっちゃん、…の…、…なんか、…ちっとも、…気持ち良くないよッ!!

「…へぇ…!」

 その時、鉄也の眉間がピクリと動いたのが分かった。すると鉄也は、

「…言うじゃねぇか、…純一ィッ!!

 と言ったかと思うと、小刻みに動かしていた右足の動きを更に早めたのである。その瞬間、

「うぐわああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 と、純一は悲鳴を大きくし、顔を天井へ向けた。

「…あぁあぁ…」

 それを少し離れたところで見つめていたイエローライオンに変身した丈が、やれやれ、と言う顔付きで声を上げた。

「…ったく、純一も素直じゃねぇなぁ…。…気持ちいいんなら、…気持ちいいって言えばいいのに…!」

 その時だった。

「…ん?」

 丈は自分の下半身がもぞもぞと誰かに触られているのを感じていた。

「…豪…様…?」

 丈の背後から豪が抱き付くようにし、両腕を丈の体の前へ回している。そして、きらきらと輝く白いスーツのズボンへ手をやり、そこに息づく丈のペニスをやわやわと揉みしだくようにしていたのだ。

「…豪様…」

 振り向きながら豪を見つめる丈。そのペニスが一気に勃起し、真っ白なスーツの中で硬く、熱く姿を現した。

「…丈…」

 心なしか、豪の顔が赤らみ、目が潤んでいる。

「…もしかして、…豪様もしたくなってしまいましたか…?」

 と丈が尋ねると、豪はコクンと頷き、

「…丈に、…鉄也が純一にしていることを、…してやりたい…!」

 と言ったのだ。すると丈はニヤリと笑い、

「…では、後ほど、たぁっぷりとして下さい…。…今は…」

 と言うと、鉄也と純一の方を見やり、

「…あいつらの結末を見届けましょうよ…!」

 と言った。

「ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!…ッ、…ぐ…うううう…ッッッッ!!!!…ひ…が…ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 鉄也の足の刺激を懸命に耐えようとする純一。

「…く…、…く…っそ…おおおお…ッッッッ!!!!

 だが、もとはと言えば、こう言う遊びを教え込んだのは鉄也だった。純一のどこが性感帯なのか、鉄也に知り尽くされていたと言ってもいいだろう。そこを確実に鉄也は突いて来る。正直に言えば、純一は既に限界に近かった。だが、ここで醜態を見せるわけには行かない。鉄也だけならともかく、丈や豪までもがニヤニヤと自分を見つめている。鉄也だけでも、普段の優しい、兄貴分としての鉄也の前だったら見せられたかもしれない。

「…フフッ!…純一ぃ、…お前のオチンチン、…勃起してんじゃねぇかよ…!」

 鉄也の足の下で蠢く硬く長いもの。純一の男としての象徴であるペニスが、グリーンサイの真っ白な、いや、今は鉄也のブラックバイソンの黒いブーツに擦られ、薄汚れてしまっているそのスーツの中で存在感を表していた。そう言う鉄也のペニスも、ブラックバイソンの鮮やかな白色のスーツのズボンの中で大きく屹立し、その先端をぐっしょりと濡らしていた。

「…ほら…、…ほら…!!

 そう言いながら、鉄也は足の動きに変化を付け始める。強く小刻みに動かしていたかと思えば、全体を揉み込むような感じで柔らかく刺激したり、純一の股下へかかと部分をくっ付け、そこを強く刺激してみたり。

「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ…!!

 懸命に堪える純一。だが、確実に体は変化を来していた。

 …クチュッ!!…クチュッ!!

 そのうち、純一のペニスから淫猥な音が聞こえるようになった。

「…クク…ッ!!…純一ぃ、…やっぱり感じてんじゃねぇかよ…!!

 そう言いながらも、鉄也の足は疲れを知らないかのように動き続ける。そして、

「…もう少しかな…?」

 と言うと、ギラリと目を光らせた。その瞬間、鉄也の足が再び激しく小刻みに動き始めたのである。と同時に、

 クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!

 と言う淫猥な音がますます大きくなり、

「うぐわああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 と言う純一の絶叫が耳を劈いた。

「…もッ、…もう…ッ!!…止めてくれええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!

 顔を真っ赤にし、首筋に血管を浮かび上がらせて絶叫する純一。頭をぶんぶんと左右に激しく振り、その体はガクガクと痙攣している。

「…さぁ…、…そろそろフィニッシュだ…!!

 低い声でそう言った鉄也の目がカッと見開かれ、

「うおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

 と咆えたかと思うと、純一のペニスを刺激している右足が更に小刻みに動き始めた。

「ひがああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

 ほぼ同時に、純一が声を上ずらせて絶叫した。そして、

 ブチュッ!!ドブッ!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!

 と言う鈍い音が聞こえ、純一の体がビクンビクンと何度も何度も大きく跳ね上がった。

「…あぁあぁ…」

 丈がフッと苦笑する。

「…純一のやつ、…イッちまったか…!!

 そう言う丈のペニスも、イエローライオンの鮮やかな白色のスーツのズボンの中で大きく勃起し、ドクンドクンと脈打ち、先端をぐっしょりと濡らしていた。

「…う…、…あ…」

 やがて、純一の体から力が抜けて行き、

「…うう…ッ!!

 と言う呻き声を上げて、純一はがくりと首を垂れた。

 

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