歪んだ友情V 第13話
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ…!!」
ブラックバイソン・矢野鉄也の電気アンマを食らい、惨めにも射精して果てたグリーンサイ・相川純一。
いや、ただ単に鉄也にイカされただけならまだしも、今、純一と鉄也の目の前にはイエローライオン・大原丈とドクターオブラー・尾村豪がいた。しかも、丈も鉄也も豪に洗脳され、純一がいくら声を掛けても一切、聞く耳を持たなかったのだ。
「…ん…、…うう…!!」
ぐっしょりと濡れたグリーンサイの光沢のある鮮やかな緑と白であしらわれたスーツ。それは今では全身光沢を失い、純一の汗と淫猥な液体で臭気を放っていた。
(…やっぱり…、…僕一人の力じゃ…!)
今頃になって後悔しても遅い。レッドファルコン・天宮勇介やブルードルフィン・岬めぐみが必死になって自分を止めたこと。直情的に動いていた純一を、身を挺してまで止めようとしたその理由が今になって分かった。
「…く…っそ…おおおお…ッッッッ!!!!」
硬く閉じられた目から涙が零れ落ち、光沢が残っていた緑色のスーツの光沢を失わせる。そして、後ろ手に縛られた両手がギリギリと音を立てて握られた。
と、その時だった。
…グチュッ!!…グチュッ!!
淫猥な音と独特の痛みに、純一は我に返った。
「…ぐ…うううう…ッッッッ!!!!」
ビクン、ビクンと体が跳ね上げる。
「…い、…痛…い…!!」
射精したばかりの純一のペニス。そこに鉄也の黒いブーツが載せられたままで、それがゆるゆると純一の股間全体を揉み込むように蠢いている。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
射精したばかりのペニスを刺激されれば、くすぐったさと鈍い痛み、痺れに似た感覚を覚える。
「…ククク…!!」
目の前で純一のペニスを刺激している鉄也は目をギラギラと光らせ、口元には不気味な笑みを浮かべていた。
「…気持ち良かっただろう、純一ぃ…?…お前の感じるところなんて、俺が仕込んだんだからお見通しだ!…つまり…」
そこまで言うと、鉄也の足がグッと押し込められ、純一の股間を圧迫する。その鈍い痛みに、
「んくッ!!」
と純一が声を上げた。鉄也が言葉を続ける。
「…つまり、…お前は俺からは逃げられない、お前にはもう勝ち目はない、ってことさ!」
そう言った瞬間、鉄也の目がカッと見開かれ、純一の股間を刺激してた真っ黒なブーツに包まれた右足が再び小刻みに動き始めたのだ。
グチュッ!!グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!
淫猥な音が辺りに響き渡り始める。
「…うッ!?…あッ!?あッ!!あッ!!あッ!!」
まともに身動きの取れない中で、純一は体を前のめりに屈め、短く声を発する。
グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!
淫猥な音がどんどん大きくなっているような気がする。と同時に、体の奥底から何かが込み上げて来るような感覚がする。
「…うううう…ッッッッ!!!!」
男性にしか分からない鈍い痛みと、射精したばかりだと言うのに襲い来る妙な感覚。その両方に純一は、
「…うぅわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と再び甲高い声を上げ始めた。
「…いッ、…嫌だああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!…もッ、…もう…ッ!!…止めて…ッ、…くれええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
顔を真っ赤にし、体をビクビクと跳ねらせながら絶叫する純一。そして次の瞬間、ビクンと体が大きく跳ねたかと思うと、
ドブッ!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!
と言う鈍い音と共に、グリーンサイのスーツを突き破るかのように濃白色な液体の塊が上部へ飛び出したのが分かった。
「…ククク…!!…まぁた、イッちまったのか、純一ぃ?お前、本っ当に淫乱だよなぁ…!」
鉄也が勝ち誇ったように笑っている。
「…んく…ッ!!…んん…ッ!!」
純一は相変わらず荒い呼吸をし、意識を朦朧とさせている。そんな純一の耳に、
「もう、そのくらいにしておいてやれよ、鉄也ぁ」
と言う、丈の声が聞こえ、純一は思わずその方向を見上げた。そして、
「…ッ!?」
と目を大きく見開き、信じられないと言う表情を浮かべた。
「…じょ、…丈さんが、…2人…ッ!?」
光沢のある鮮やかな黄色と白であしらわれたイエローライオンのスーツに身を包み、ニヤニヤと笑みを浮かべている丈が目の前に2人もいる。
「…ど、…どう言う、…ことだよ…ッ!?」
すると、2人の丈の間に立っていた豪がニヤニヤとしながら、
「さぁ?どっちが本物の丈か、分かるかい?」
と言った。
「言い換えれば、片方は頭脳獣ジョウヅノー。丈のいやらしい液体から作り出した頭脳獣さ!ちなみに、鉄也は最後までどっちがどっちか、分からなかったみたいだけどね…!」
「…え?」
豪が言い放った言葉に、純一は思わず鉄也を見やる。すると鉄也はフンと鼻で笑い、
「過去の話さ!」
と言った。
「取り敢えずよぉ…!」
その時、1人の丈がおもむろに純一のもとへやって来たかと思うと、ゆっくりと跪いた。それと同じタイミングで、鉄也が純一の股間に押し込んでいた右足を退ける。
「あぁあぁ、随分と出したなぁ、純一ぃ…!」
純一の目の前にしゃがみ込んでいる丈が純一の股間に顔を近付けて行く。ぐっしょりと濡れたそこは鉄也に踏み付けられ茶色く変色し、純一が放った濃白色な淫猥な液体がこびり付いていた。
「…丈…さん…!?」
その時、純一は見た。丈の目がギラリと光り、不気味な笑みを浮かべたのを。心なしか、こっちの丈の方が精気が漲っているようにも思えた。
「…ま、…ま…さ…か…ッ!?」
「…そうだ。…オレが、…ジョウヅノー…さ…!」
そう言ったかと思うと、ジョウヅノーは未だに勃起している純一のペニスをパクリと咥え込んだ。そして、
…ジュッ!!…ジュウウウウウウウウ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!
と言う淫猥な音を立てて、そこに残っているであろう純一の淫乱な液体を吸い込み始めたのだ。
「…うッ!?…ああッ!?ああッ!?」
ビクンビクンと純一の体が跳ね上がる。
ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!
ジョウヅノーの頭が上下に激しく動く。その時、ジョウヅノーの体が妖しく輝き始め、それは純一をも包み込んだ。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
純一の絶叫が辺りに響き渡る。
「ふああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドクドクと体から込み上げる感覚に、腰砕けになりそうになる。意識が朦朧として来る。そして、
「…んまッ、…また…ッ!!…イィク…ッ!!」
純一が小さく呻くように言ったその瞬間、
…ドブッ!!…ドブドブドブドブッッッッ!!!!
と言う鈍い音と共に、純一は再度、射精して果てたのだった。