歪んだ友情W 第19話

 

「…あ…あ…あ…あ…!!

 全身が暑い。目の前がゆらゆらと陽炎のように揺らめいている。レッドファルコン・勇介のスーツの中で、体中の細胞が大きな呼吸をしているかのように汗が吹き出しているのが分かる。

「…あ…、…ぐ…うううう…ッッッッ!!!!

 その熱にうなされるかのように、勇介は床の上で体を何度も何度も弓なりにする。

 ドクンッ!!ドクンッ!!

 心臓がやけに大きく高鳴る。その脈音が意識を遠退かせる。

「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!

 呼吸が大きくなり、赤色のスーツの胸の部分が大きく上下に動く。

「どうですかぁ、勇介さん?豪様が作り出した薬の効果は?」

 ブラックバイソン・鉄也が勝ち誇ったような表情で尋ねて来る。

「…う…、…あぁぁ…!!

 その時、勇介は鉄也のペニスが大きく勃起し、その先端をぐっしょりと濡らしていることに気付き、目を大きく見開く。

「…ククク…!!…これから勇介さんをヒィヒィ言わせることが出来るんだと思ったら、俺のここもこんなになってしまいましたよ!!

 鉄也はそう言いながら、左手で自身の大きく勃起したペニスを握り、グイッと前へ突き出させる。ぐっしょりと濡れたそこから鉄也のペニスの先端部分、ピンク色のきれいな形がクッキリと見えていた。

「…フフッ!!

 その時、豪がイエローライオン・丈を付き従わせ、勇介のところへやって来た。

「…さぁ、…いよいよその時が来たよ、勇介…!!

 豪の目もギラギラと輝き、ニタニタと不気味な笑みを浮かべている。

「僕が作り出したこの媚薬は、細胞と言う細胞の間までしっかりと入り込む。今、君がおかしくなっているのは僕が作り出したこの媚薬が、君のそれを通して体内に入り込んだのさ。しかも、この媚薬の効果はそう簡単には取れない。この解毒剤を飲まない限りはね!」

 そう言った時、豪の右手にはもう1つ、透明な小瓶が握られていた。

「僕はいろいろ考えたんだ。非力な僕が、どうやったら君のような、どう考えても僕には従順にならないようなヤツを従わせるか、いや、確実にこの世から消すことが出来るかをね!!

 その時、豪がゆっくりと勇介の顔の目の前に屈み込んだ。そして、

「君のようなバカで女の尻ばかりを追いかけているヤツには、やはり淫猥なことをして体力を徹底的に奪い、身も心もズタズタにするのが一番早いんだよ!!

 と言いながら、勇介の顔に自分の顔を近づけて行く。

「…な…、…何…を…!?

 はぁはぁと荒い呼吸をしながら、勇介は豪の顔を恐怖に引き攣った表情で見つめている。すると、豪はニヤァッと不気味な笑みを浮かべ、

「…もう、…君には勝ち目はない。…淫猥なことをされて、屈辱的なことをされて、それでも快楽を味わい、自分の淫猥さを呪いながら死んで行くといいよ…!!

 と言ったかと思うと、真っ赤な舌を出した。そして、勇介の右頬をペロリと舐め上げたのだ。

「うぅわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

 その刺激に勇介が思わず悲鳴を上げる。だがその時、

「…ッッッッッッッッ!!!!!!??

 と、呆然となっていた。

「…ククク…!!

「…ご…う…!?

「バカめ!!ようやく気が付いたようだね!!

 豪に右頬を舐められた時、勇介の全身には鳥肌が立った。生理的にも合わない、仙田ルイや月形剣士の仇でもあり、丈やめぐみ、鉄也、純一を今のような状況に追い込んだ張本人。そんなヤツに屈辱的な行為を受けた時、その嫌悪感とは別にもう1つの感覚が勇介を襲っていたのに気が付いたのだ。

「僕が君みたいなバカをそうやすやすと舐めるわけないだろう?」

 そう言うと豪は立ち上がり、

「僕が開発した媚薬が、君にどのくらいの感度を与えているのか、証明したかっただけさ!!

 と言った。

「君が僕に舐められたことに対する嫌悪感だけではない、もう1つの感覚に気付いていたようだ。つまり、僕の媚薬が確実に効いているって言うことを証明したのさ!!

 そう言った時だった。

 グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!

 突然、淫猥な音が聞こえて来たかと思うと、勇介の体に言いようのない電流が流れた。

「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 ブラックバイソンの漆黒のグローブに包まれた鉄也の右手が勇介の大きく勃起しているペニスを優しく包み込み、上下に刺激していたのだ。

「…勇介さあん…。…豪様と話している間も、勇介さんのチンポ、ビンビンでしたよ?それに先端からはトロトロと透明な液体が後から後から溢れて来て、本当にエロかったですよ!!

 グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!

 淫猥な音がさっきよりも大きくなり、ペニスがビクビクと脈打っているのも分かる。

「…やッ、…止めろ…!!

 勇介は呼吸を荒くしながら、腰をビクビクと痙攣させる。

「…たッ、…頼む…ッ!!…もッ、…もう…ッ!!…止めて…くれ…ッ!!

 勇介の下腹部にじんじんとした疼きが起こり始めている。それがドクドクと湧き上がり、尿道を上って来ているのに気付いていた。

「…ククク…!!

 その光景を見ていた豪が笑う。

「…勇介…。…苦しそうだね…」

「…ッ!!

 歯を食い縛り、必死に堪えようとする勇介。

「…ククク…!!…無駄なことを…!!

 その時、豪がチラリと純一を見やった。その途端、グリーンサイ・純一がもぞもぞと動いたかと思うと、勇介の右胸の突起に吸い付いたのだ。

「あッ!!

 その瞬間、勇介が目をカッと見開き、体をビクリと跳ねらせる。

「…ンフッ!!

 純一が悪戯っぽい笑みを浮かべて笑う。そして、

 …チュッ!!…チュクチュク…ッ!!…チュクチュクチュクチュク…ッッッッ!!!!

 と言う音を立てながら純一の舌が勇介の右胸の突起をレッドファルコンのスーツ越しに刺激する。先端でつんつんと突くようにしたり、小刻みにくすぐるように舐めたり。かと思えば、顔を少しだけ上げ、真っ赤な舌でべろんと舐め上げたり。

 グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!

 その時、勇介のペニスでは淫猥な音が変わったのが分かった。

「すっげえや、勇介さんのチンポ!!液体がドクドクと溢れて来てますよおッ!!

 鉄也が歓喜の声を上げる。

「…さぁ…、…勇介…!!

 豪が侮蔑の眼差しを向ける。

「…イケ…ッ!!

「…ぁぁぁぁああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

 限界だった。

「イクッ!!イクッ!!イクイクイクイクッッッッ!!!!うぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 勇介が顔を真っ赤にし、目をギュッと閉じて叫び、体を大きく弓なりにしたその瞬間、

 ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!

 と言う物凄い音と共に、勇介のペニスの先端が大きく弾け、再び、大量の濃白色な、強烈な異臭を放つ淫猥な液体を噴き出させたのだった。

 

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