歪んだ友情W 第21話
薄暗く狭い一室に漂う強烈な異臭。
「…あ…、…あぁぁ…!!」
その部屋の中央には大きな台が置かれ、その上にレッドファルコンに変身した勇介が横たわっていた。イエローライオン・丈、丈の淫猥な液体で作られた、丈と同じようにイエローライオンの姿をしているジョウヅノー、ブラックバイソン・鉄也、グリーンサイ・純一の4人によって受けたダメージでレッドファルコンのスーツは既にその機能を失い、ただの襤褸切れと化していた。
そして、勇介の2本の足の付け根部分、スーツの白い部分が切り裂かれ、そこから大きく勃起した勇介のペニスが突き出し、その真っ赤に腫れ上がった先端からはドクドクと淫猥な液体を溢れさせ続けていた。レッドファルコンのスーツは、勇介が吐き出した液体によってすっかり光沢を失い、埃や土、爆発などによって汚れ切っていた。
「…ククク…!!」
そんな勇介の横にジョウヅノーがニヤニヤと笑いながら座っている。
「勇介ぇ。いい光景だったぜぇ?」
その手には、豪が開発した吸引器が握られ、そのチューブを伝ったところにある試験管の中には白濁の液体がなみなみと注がれていた。
「まさか潮まで噴くとは思わなかったけどな!」
「…ク…ッ!!」
羞恥に顔を歪ませる勇介。
「…く…っそ…オオオオ…ッッッッ!!!!」
握られた赤いグローブがギリギリと音を立てる。
射精したばかりの敏感なペニスの先端部分に吸引器を取り付けられ、強烈な刺激を加えられ、勇介は2度の絶頂を迎えただけではなく、更に他の液体まで文字通り、噴射させたのだ。
「んま、そんなことはオレらにはどうでもいいことだけどよ!!」
その時、ジョウヅノーは吸引器を横へ置くと、ガチャガチャと言う音を立てて勇介の両足首を拘束している鉄の塊を外した。
「…え?」
呆気に取られる勇介。するとジョウヅノーはニヤリと笑い、
「豪様が仰ったろ?お前のエネルギーを、お前が戦意を失うまで搾り取れってなあッ!!」
と言うと、その顔を勇介に近付け、
「…お前、…まだ、戦う気満々だろ?」
と尋ねた。
「…あッ、…当たり前だああああッッッッ!!!!」
その言葉にカッとなる勇介。
「…たとえ…、…たとえ、オレ独りになったとしても、…オレはお前らボルトを、…数々の悪行を許すわけには行かないんだああああッッッッ!!!!」
そう言った時、勇介は両足をバタバタと動かし始めた。そして、
「…ん…ッ!!…んん…ッ!!」
と呻きながら、両手首を拘束している鉄の塊をも何とか取れないものかと、体を捻らせる。だが、どう頑張っても、その鉄の拘束具は外れようとはしなかった。
「…く…っそオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!豪オオオオッッッッ!!!!この拘束を解けええええッッッッ!!!!」
「…解いてどうするんだい?」
その時、勇介を侮蔑するように見つめている豪が勇介に尋ねた。すると勇介は、
「決まってんだろッ!!お前を倒して、みんなを元に戻すッ!!そして、ビアスも倒し、この世界を元通りにするッ!!それだけだあッ!!」
と怒鳴った。
「…ふぅん…」
だが、豪はそんな勇介の言葉を意に介さないのか、無表情に声を上げるだけだ。
「…な、…何だよッ!?」
「…やぁれやれ…。…これだからバカは困る…」
そう言った時、豪の手には小さなリモコンがあった。そして、豪の目がギラリと光り、
ピッ!!
と言う音が聞こえたその時だった。
「うああああッッッッ!!!!!!??」
突然、勇介が素っ頓狂な声を上げて叫んだかと思うと、ビクンと体を大きく跳ねらせ、弓なりにした。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
目をカッと見開き、信じられないと言った形相で天井を見つめている。
ヴヴヴヴヴヴヴヴ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!
どこからか、低い振動音が聞こえて来る。
「おいおい、勇介えッ!!」
ジョウヅノーがニヤニヤしながら勇介に声をかける。
「…あ…、…うう…ッ!!」
ブルブルと震えながら、勇介がジョウヅノーを見つめる。
「お前のチンポ、萎えかけていたのにまた大きくなりやがったぜ!?…ったくぅ、どれだけ淫乱なんだよッ!?」
「ヒャーッハッハッハッハ…!!」
豪の下衆な笑い声が辺りに響く。
「バカめッ!!そんな簡単に僕が君にやられるとでも思っていたのかい?」
野獣のような豪の目に、勇介はこの時、本気で恐怖を覚えていた。
「…君が気絶している間に、君のお尻にちょっとした細工をさせてもらったのさ!!」
その手に握られている小さなリモコン。豪はそのスイッチを押すと、ピッと言う音と共に、
ヴヴヴヴウウウウウウウウンンンンンンンン…。
と言う音がして、低い振動音が止まったのが分かった。
「…君のお尻の中に小さなローターが仕込まれていてね、僕の気持ち1つでそれは振動するようになっているのさ。それがどう言うことか、君には分からないだろうね…!!」
「…止めろ…!!」
勇介の声が震える。
「…もう、…止めてくれ…!!」
勇介の目からぽろぽろと涙が零れた。だが豪は、
「…フンッ!!」
と鼻で笑ったかと思うと、再びリモコンのスイッチを押した。
ピッ!!
ヴヴヴヴヴヴヴヴ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!
再び振動音が聞こえ、
「うぅわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と勇介が叫び、体を再び弓なりにした。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
「あははははッッッッ!!!!いいねえ、勇介えッ!!足の拘束がなくなったせいで、しっかりと弓なりが出来るようになったじゃねえかよッ!!」
両方の足の裏をしっかりと台の上に着き、それを支えにしてブリッジのような格好になる勇介。そして、その一番弓なりになった部分では勇介の男としての象徴がまさに勇介を象徴するように勃起し、真っ直ぐに勃っている。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
「…ククク…!!」
豪が笑う。
「…どうだい、勇介?そのローターが君の前立腺を刺激しているようだね。その証拠に、君のチンポが大きく勃起してる。そのまま刺激されると、最後にはどうなるんだっけ?」
「…止めろ…!!」
体を大きく仰け反らせたまま、勇介が声を上げる。
「…もうッ、…止めてくれええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!」
その時だった。
「僕の質問に答えるんだッ、勇介ええええッッッッ!!!!」
突然、豪が大声を上げたかと思うと、
ピピッ!!
と、軽快な音が2回聞こえた。その瞬間、
ヴウウウウウウウウウウウウウウウウッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
と、低い振動音が連続の更に小刻みな振動音へと変わったのだった。