どっちもどっち 第25話

 

 パジャマ姿のアキラの目の前で、ブラックマスクにオーラマスクしたケンタ。薄明かりの部屋の中で、ブラックマスクの漆黒のスーツがキラキラと輝いている。そしてそれは、ケンタの逞しい体付きを淫猥に浮かび上がらせていた。

「相変わらず、大きいよね、ケンタのオチンチン!!

 アキラはそう言うと、ふくよかな膨らみを形成しているケンタの股間へそっと手を伸ばし、そこにあるケンタの男としての象徴を静かに包み込んだ。

「ああッ!!

 その途端、ケンタが声を上げ、ピクリと体を跳ねらせた。

「フフッ!!ケンタったら、本当に変態だよねッ!!

 アキラの手が、ケンタの股間の上でもぞもぞと蠢く。その優しく穏やかな手の動きがケンタの体に快感の電流を流す。

「…ッ!!…お前に…ッ、…ああッ!!…言われたく、…ない…ッ!!…くあ…ッ!!

 そう言った時だった。アキラがケンタの股間をキュッと握った。その刺激に、

「んああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 とケンタが声を上げ、体を弓なりにした。

「…ア、…アキ…ラ…!!

 天国から地獄へ突き落とされたような感覚。ケンタは顔を上げ、恨めしそうにアキラを睨み付けた。アキラはぷっと顔を膨らませ、

「もうッ!!ケンタは僕の奴隷だろッ!?だったら、そんな口の利き方すんなよなッ!!それにッ!!

 と言い、ケンタの顔の方へ近付いたかと思うと、

 チュッ!!

 と小さく口付けた。

「…ア、…アキ…ラ…?」

 突然のことに、ケンタは固まり、呆然とアキラを見つめた。顔を真っ赤にしたアキラ。目はきょときょとと忙しなく動いている。

「…ぼッ、…僕はッ!!…ケ、ケンタが…。…ケンタしか、…いない…んだから…!!

 その言葉に、ケンタは思わずアキラを抱き寄せた。

「…ケンタぁ…ッ!!

 力強いケンタの抱擁。アキラはケンタの逞しい腕の中で目を閉じる。

「…アキラ様…」

 ケンタはそう言うと、

「…オレは、…アキラ様の、…奴隷です…!!…どんなことがあっても、…アキラ様を守りますッ!!

「…あはッ!!

 うっすらと涙が滲んだ目を拭うと、アキラは笑った。

「それじゃあ、奴隷って言うより、ヒーローみたいだ…!!

 するとケンタは穏やかな笑みを浮かべ、アキラを見つめた。

「いいぜ?奴隷がヒーローに昇格、なんてな!!

「ダメだよッ、そんなのッ!!

 アキラは意地悪い笑みを浮かべると、ケンタの股間の部分へ持って行き、ブラックマスクのスーツを掴んだ。

「…ま、…まさか…ッ!?

 その手の動きを見ていたケンタが思わず声を上げる。するとアキラは、

「覚悟してね、ケンタぁッ!!

 と言ったかと思うと、

 …ビッ!!…ビィィィィッッッッ!!!!

 と言う鈍い音が聞こえ、

 ビイイイイイイイインンンンンンンンッッッッッッッッ!!!!!!!!

 と言う音が聞こえそうなほど、ブラックマスクのスーツの中から何かが飛び出した。

「…うう…ッ、…うわああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 その光景を見た途端、ケンタが叫び声を上げ、顔を真っ白なグローブで覆った。

「…す、…凄…い…!!

 アキラが思わず息を飲み込む。アキラの目の前に飛び出したもの。大きく勃起し、ビクンビクンと脈打つケンタの大きなそれ。

「…大人のオチンチンだぁ…!!しっかり剥けているし、立派だねぇ…!!

「ああッ、言わないで下さいッ!!恥ずかしいですぅぅぅぅ…ッッッッ!!!!

 グローブで覆った顔からくぐもった声が聞こえて来る。するとアキラは、静かにそれを握った。

「んああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 ブラックマスクのスーツ越しとは違う感覚がケンタの体を駆け抜ける。

「…あ…あ…あ…あ…!!

 ゆっくりとアキラの顔が近付いて行くのが分かった。アキラはおずおずと舌を出すと、ケンタのそれの裏筋をつつっと舐め始めた。

「はうッ!?…あ、…ああッ!!ああッ!!

 アキラの舌の動きに合わせ、ケンタが喘ぎ声を上げる。

「…ア…ッ、…アキラ様…ぁ…ッ!!

 ピクピクと体を反応させ、ケンタが言う。

「…おッ、…お許し…、…下さい…ッ!!…恥ずかしい…です…ぅぅぅぅ…ッッッッ!!!!

「やだよ!!今日はケンタのオチンチンを食べるって決めてるんだから!!

 そう言うとアキラは、今度はゆっくりとケンタのそれを口に含み始めた。

「うああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 再びケンタが叫び声を上げ、体を弓なりにした。

 …チュブッ…!!…ジュッ!!…ジュル…ッ!!

 アキラの頭が、ケンタのそれをゆっくりと出し入れする。そのたびに、淫猥な音が聞こえる。

「…あッ!!…ああ…ッ!!…んくッ!!…くあッ、…あッ!!…ああああ…ッッッッ!!!!

 目は虚ろになり、口を半分開けているケンタが喘ぎ続ける。

「…ああ…ッ!!…ア、…アキラ…様に…、…オレの、…チンポが、…食べられてる…!!…オレの、…エネルギーが、…奪われて、…しまう…ッ!!

「ンフッ!!

 その時だった。アキラが笑ったかと思うと、

 ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!

 と淫猥な音が更に大きくなったのだ。と同時に、

「ううッ!?ああッ!?ああッ!!ああッ!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 と言うケンタの喘ぎ声も大きくなった。

 ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!

「…アッ、アキラ様ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

 アキラが頭の動きを早くしている。そして、その刺激を受け、ケンタの股間からは淫猥な液体がドロドロと溢れ出し、アキラの口の中でアキラの唾液と混ざり合い、淫猥な音を立てていた。

「おッ、お止め下さいッ!!も、もうッ、お許し下さいッ!!そッ、そんなにされたら、…射精…、してしまいますッ!!アキラ様ああああッッッッ!!!!

 ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!

 片やヒーロー、片やパジャマ姿の高校生。そのギャップが、ケンタを余計に興奮させていたのかもしれない。

「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!だッ、ダメですッ!!アキラ様ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 ケンタが体を弓なりにした時だった。

 ジュボッ!!

 淫猥な音が聞こえたかと思うと、アキラが口からケンタのそれを出した。そして、

「とどめだぁッ、ケンタああああッッッッ!!!!

 と言うと、

 グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!

 と言う淫猥な音を立てて、ケンタのそれを手で激しく上下したのである。

「ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!出るッ!!出るッ!!出るううううううううッッッッッッッッ!!!!!!!!うおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

 ケンタがそう叫んだ瞬間だった。ケンタのそれの先端が弾けたように思えた次の瞬間、

 ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!

 と、物凄い勢いで濃白色な液体が大きく弧を描いて飛び出したのだった。

 

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