処刑!メガレッド 第3話
そして今、健太はこの薄暗い部屋に連れて来られている。
「…く…っそ…!!」
辺りをグルグルと見回し、突破口を探す。
「…何とかして、ここを抜け出さねぇと…!!」
その時だった。
ガチャッ!!ガチャッ!!
健太が動いた時、鎖のようなものが乾いた音を立てたのに気付いた。
「…縛られて…る…のか…!?」
ガチャッ!!ガチャッ!!
腕を柱の背後で縛り付けられ立たされているらしく、全く身動きが取れない。
「…く…っそ…オオオオオオオオ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!…なッ、…何だよッ、…これええええええええッッッッッッッッ!!!!!!??」
メガレッドにインストールしているのでパワーもかなりのものなのに、電撃を浴びたせいか、思うように力が出ない。
その時だった。
ガチャッ!!ギィィィィ…ッッッッ!!!!
目の前の扉がゆっくりと開かれて行く。
「…ッ!!」
その気配にはっとなる健太。
(…あれ…?)
だが、その扉の向こうにいる者の気配を感じた時、健太はどこか懐かしさを感じていた。
(…そ、…そんなはずは…!!)
その淡い願いは瞬時にして打ち砕かれた。
…コツ…、…コツ…。
光沢のある鮮やかな青色のスーツを身に纏ったその男。
「気が付いたかい、健太?」
その声が聞こえた時、健太は体を完全に凍り付かせていた。
「…どう…して…!?」
そう言うのが精一杯だった。
「…瞬…?…何でお前が、ここに?」
自分のメガレッドと同じデザインのスーツを身に纏った男。自分よりもイケメンで、すらっとした体付き。それだけでもお洒落感が漂っている。腕組みをし、じっと健太を見つめている。
「…ククク…!!」
その男・並木瞬は低く笑ったかと思うと、
「…まだ分かんねぇのかよ、健太?…やっぱり、お前はバカだな!!」
と言い放った。
メガブルーとして一緒に戦ったかつての仲間が自分の目の前で腕を組み、ニヤニヤしている。しかも瞬は、健太と同じようにメガブルーにインストールし、光沢のある鮮やかな青色のスーツに身を包んでいる。
「…な…ん…で…!?」
瞬の2本の足の付け根部分を見た瞬間、健太は目を見開き、呆然となった。
健太と同じように体に密着したそのスーツ。瞬のすらっとした2本の足の付け根部分。瞬の男としての象徴・ペニス。それが今、メガブルーの光沢のある鮮やかな青色のスーツの中で大きく勃起し、その形をクッキリと浮かび上がらせていた。それは大きく、臍へ向かってしっかりと伸びている。いや、それだけではない。その先端もきれいに剥け、その形をクッキリと浮かび上がらせている。よく見れば、ペニスを流れる血流までもが見えるようだった。
…ビクッ!!…ビクッ!!
ニヤニヤと笑っている瞬。気のせいか、顔が明らんで見えた。
「…お前…、…何で…!?」
縛り付けられた自分自身を見て、瞬は自身のペニスを大きく勃起させている。
「…ま、まさかッ!?」
「そのまさかだよ、健太!」
瞬は腕組みをしてニヤニヤしている。
「俺らはネジレジアをあの時、滅ぼしたと思った。でも生き残りがいたんだ」
「…生き…残り…?」
健太は頭の中でその生き残りを必死に探そうとする。
Dr.ヒネラー、ユガンデ、シボレナ、ネジレンジャー。どれをとっても全て自分達で倒して来たはずだった。
「…誰…だよ…!?…生き残りって…!!」
すると瞬はニヤニヤとしながら目を見開き、
「我らが主、ジャビウス1世様だ!!」
と言い放った。
「…ジャビウス…、…1世…?」
健太は一瞬、きょとんとしたような表情を見せる。だがすぐに、
「バッ、バカ言ってんじゃねえよッ!!ジャビウス1世っちゃあ、Dr.ヒネラーに騙されてネジレンジャーにエネルギーを使われすぎて、ネジレンジャーが全員消滅したのと同時にアイツも消えたはずじゃ…!?」
と言った。
「ところが、ジャビウス1世様は生きていらっしゃったんだ」
「だからッ、何でジャビウス1世のことを“様”付けしてんだよオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!」
自分達のかつての敵、ジャビウス1世を主としている。
「てめえええええッッッッ!!!!瞬ンンンンッッッッ!!!!何考えてんだよッ!?魔物になんか、魂を売ったのかよオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!」
ガチャッ!!ガチャッ!!
「…く…っそ…オオオオオオオオ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!」
健太は何とかして柱から逃れようとするが、健太を拘束している鎖の束縛が強過ぎてろくに身動きが取れない。
「…ほッ、…解けよオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!…瞬ッ!!…てめえッ、ぶん殴ってやらああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「おお、コワッ!!」
顔を真っ赤にして怒鳴る健太を、相変わらずニヤニヤと見つめ続ける瞬。
「ちなみに、俺はジャビウス1世様に魂なんか売ってないさ。自分の本能のまま動いただけだ」
瞬はそう言うと健太の前に立ち、いきなり健太の股間のペニスを撫で始めたのだ。
「あッ!!」
あまりに突然のことに、健太は体をビクリと跳ねらせる。だがすぐに、
「どッ、どこ触ってんだよッ、瞬ンンンンッッッッ!!!!」
と怒鳴った。
「…フフッ!!」
瞬はそれでも健太のペニスをその先端からその下に息づく2つの球体までを丁寧に、妖しく撫で続ける。
「…あッ!!…ああッ!!…く…ッ、…ああああ…ッッッッ!!!!」
その刺激が、甘い感覚となって健太に伝わる。
ピクッ!!ピクッ!!
男に、戦友、親友と思っている瞬に自分の性器を撫でられている。
「…く…っそ…オオオオ…ッッッッ!!!!」
恥ずべき行為なのに、その感覚が甘い感覚となって伝わって来る。その刺激を受けて、健太のペニスは少しずつ頭をもたげ始めていた。
「…前からお前が欲しいと思ってたんだよ、健太」
「…は…ッ、…ああ…ッ!!」
瞬にペニスを揉まれ、健太は甘い喘ぎ声を漏らす。そんな健太をうっとりとした表情で見つめる瞬。数十秒で健太のそれは完全体となった。
「あははははッッッッ!!!!」
突然、瞬が笑い始めた。
「いやらしいヤツだなぁ、健太は!俺が優しく撫でてやっただけでこんなに大きくしやがって…!!」
瞬はそう言うと、大きく勃起した健太のペニスの亀頭のくびれを、真っ白なグローブで弄くり始めた。その瞬間、
「ぐぅわああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と、健太が叫び始めた。
「んああああッッッッ!!!!やッ、止めろオオオオッッッッ!!!!」
自分の最も敏感な所を刺激され、健太は大きく喘ぐ。目をギュッと閉じ、歯を食い縛ってその快感に懸命に耐えようとするのだが、体は正直に反応する。
「お前にはこれから俺のおもちゃになってもらう。十分楽しませてもらうぜッ!!」
瞬はニヤニヤしながら健太のペニスを責め続ける。先端の鈴口をくすぐったり刺激したり、ペニスとその下に息づく2つの球体を何度も手のひらで撫で上げたり上下したり。
「…あッ!!…く…うう…ッ!!…うううう…ッッッッ!!!!」
瞬の手が健太のペニスを下から上へと撫で上げるたび、健太の体に言いようのない電撃が走る。健太はただ声を上げるしか為す術はなかった。