処刑!メガレッド 第19話
「…ん…」
ぼんやりと意識が戻って来る。
「…ここ…は…?」
薄暗い部屋の中で、健太はゆっくりと目を覚ました。その時だった。
ガチャンッ!!
乾いた金属音が聞こえた時、健太は両手首に痛みを感じた。そして、それは健太を完全に覚醒させていた。
「…なッ、…何だよッ、…これ…ッ!?」
どんなに両腕を引っ張っても、ガチャンッ、ガチャンッ、と言う音しか聞こえず、びくともしない。
「…くっそオオオオッッッッ!!!!…一体ッ、…何なんだよオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!」
健太の両手首に繋がれていたもの。太く、硬い鉄の鎖だった。
「うおッ!?」
その時、健太は足に何かが縺れたような感覚がし、思わず、前のめりに倒れそうになった。だが、
ガチャンッ!!ガチャガチャ…ッッッッ!!!!
と言う、相変わらず乾いた金属音が聞こえ、
「うわああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と叫んでいた。
「…あッ、…足も…ッ!?」
健太の両足首の部分にも、両手首と同じように太く、硬い鉄の鎖が繋がっていた。
その時だった。
「おい、健太!」
突然、暗闇から声が聞こえ、健太は思わずビクリと身構える。
「…しゅ…ん…ッ!!」
コツコツと言う足音を立てながら、瞬がゆっくりと姿を現した。
その時だった。
「…うぐ…ッ!?」
突然、健太が目をカッと見開いたかと思うと、大の字に固定されている両足をブルブルと痙攣させ始めたのだ。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
鈍い痛みが下腹部を襲って来る。いや、正確には鈍い痛みがぶり返し始めた。
「…う…、…うううう…ッッッッ!!!!」
顔を真っ赤にし、額に脂汗を浮かべる健太。
そんな健太の2本の足の付け根部分。光沢のある鮮やかな赤色のメガレッドのスーツのその部分は今、すっかりその光沢を失い、ぐっしょりと鈍く光っている。そして、その中に息づく健太の男としての象徴であるペニスは未だに大きく勃起したまま、ビクビクと脈打ちながら、その鈴口からドクドクと淫猥な液体を垂らし続けていた。それに伴って健太のペニスの下に息づく2つの球体がうねうねと動き、瞬に蹴り上げられた鈍痛が健太を襲っていた。
「…く…っそ…オオオオオオオオ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!」
はぁはぁと荒い呼吸を繰り返しながら、健太は必死の思いで瞬を睨み付ける。
その時だった。
「…ふぅぅ…」
不意に瞬が溜め息を吐き、近くにあった椅子に腰掛けた。そして、
「…喉が渇いたな…」
とぽつりと呟くと、その部屋の入口付近にあるインターホンに近付き、ボタンを押した。
『お呼びでしょうか、瞬様?』
暫くすると、そのインターホン越しに部下らしき男の声が聞こえた。さっきまで健太を羽交い絞めにし、胸に浮き出た2つの突起をくりくりとくすぐるように刺激していたあの大男に違いなかった。
(…やっぱり。…この声、どこかで…)
ぐらんぐらんと揺れ動く意識の中で、健太はその声の主を必死に思い出そうとしていた。
「喉が渇いた。5分後くらいにコーヒーを持って来てくれる?」
『かしこまりました。本日のクリームはどうされますか?』
「今日はここにあるのを使うよ」
そう言うと瞬はインターホンを切り、ニヤニヤしながら健太に近付いた。
「…な、何だよ、瞬…ッ!?」
ぞわぞわとした悪寒が健太の背筋を駆け抜ける。悪い予感しかしなかった。すると、瞬は健太の至近距離まで近付くと、その体をぴったりと健太に這わせた。
「…なぁ…、…健太ぁ…」
一言、健太の名前を呼ぶと、瞬はメガブルーの真っ白なグローブで健太の胸や腹を優しく指で撫で始めたのだ。
「んくッ!!」
その刺激に健太はびくりと体を跳ねらせる。
「…な…ッ、…何…すんだよ…ッ!!…変態…があ…ッ!!」
ビクッ、ビクッ、と健太の体が痙攣する。
「…フフッ!!」
だが、瞬の指の動きは一瞬のうちに健太を快楽地獄へ引き戻した。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
ドクンッ!!
健太の心臓が大きく高鳴る。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
体中が火照り、呼吸が荒くなって行く。そして、大きく広げられた健太の2本の足の付け根部分に息づくペニスはビクビクと大きく脈打ち、その下腹部の奥底では更なる絶頂のための準備が始められていた。
「…ん…ッ!!…んく…ッ!!(…き、…気持ち…いい…!!…も…っと…!!)」
「なぁ、健太ぁ」
「…?」
ぼんやりとする意識の中で、切ない表情をしている瞬。
「俺の部下になってくれない?」
「…は!?」
その言葉に、健太は我に返る。そして、俄かに顔を真っ赤にしたかと思うと、
「だッ、誰がてめえの部下なんかになるかよッ!!」
と怒鳴ったかと思うと、
「…オッ、…オレは…ッ!!…負けねええええッッッッ!!!!」
と叫んだ。だが、その声も最後の方は震えていた。
「…フッ!!」
そんな健太の心情を読み取ったのか、瞬はフンと鼻で笑ったかと思うと、
「何に負けるんだよ?」
と、意地悪い笑みを浮かべながら聞いて来た。そして、その右手で健太のペニスとその下に息づく2つの球体を包み込んだのだ。
「うああああッッッッ!!!!」
ぞくぞくとした悪寒と同時に、あの、何とも言えない快楽も襲って来る。
「…や…めろ…!!」
瞬の右手がゆっくりと動く。健太のペニスとその下に息づく2つの球体を優しく愛撫する。
「…ん…ッ!!…んんんん…ッッッッ!!!!」
股の間奥深くへ入り込んだ指がゆっくりとペニスの方へ向かって来ると、ぞわぞわとした感覚が健太を襲い、思わず呻く。そして、その指が健太のペニスの裏筋をつつっと撫で上げ、きれいなフォルムを作り出している先端部分をくりくりとくすぐるように引っ掻くと、
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と叫ぶ。
「…やッ、…止めろ…オオオオオオオオ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!」
「…ホントはさ…、…こうやって、毎日気持ち良くなりたいんだろう?」
ニヤニヤと笑いながら、健太のペニスを愛撫したり、時に握ってゆるゆると上下に刺激したりを繰り返す。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ…!!」
その刺激だけで絶頂に達してしまいそうなほど、じんじんとした疼きは確実に健太を追い詰めていた。
「…なぁ、健太ぁ?…強がっているだけで、ホントは毎日こうやって苛められて気持ち良くなりたいんだろう?」
「…い、…嫌…だ…!!」
健太が俄かに震え始め、その目からぽろぽろと涙が零れ落ちた。
「…うああ…ッッッッ!!!!」
既に健太はおかしくなっていた。ネジレジアからこの星を守っている正義のヒーロー・メガレッドとしての理性と、同級生であり、クラスメイトであり、健太と同じように正義のヒーロー・メガブルーであった瞬の下僕に成り下がってでも快感を貪りたいと言う野獣のような性欲。
「…もう…ッ!!」
今の健太は最早、自身のおぞましいほどの性欲に押し潰されそうになっていた。
「…もうッ…!!…もうッ、止めてくれええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
その時だった。不意に瞬が冷酷な顔付きになったかと思うと、
「…ふぅん…」
と言うと、健太のペニスを鷲掴みにしたのだ。
「…な…ッ!?」
「…じゃあさぁ…。…こんな事をされたら、考えが変わるかなあッッッッ!!!?」
言うが早いか、
「俺の今日のコーヒーのクリームには、お前のクリームを貰うぜッ、健太ああああッッッッ!!!!」
と怒鳴ったかと思うと、健太のペニスを物凄い勢いで上下に刺激し始めたのだ。
「うぐわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
健太が体を暴れさせる。
グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!
ガチャンッ!!ガチャガチャッッッッ!!!!ガチャガチャガチャガチャッッッッッッッッ!!!!!!!!
健太のペニスから溢れ出す淫猥な音と同時に、健太の両手、両足を拘束している鎖がけたたましい音を立てる。
「止めろオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!止めてくれええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「今まで散々弄られて来たから、すぐに出せるだろうッ、健太ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!グジュグジュグジュグジュッッッッ!!!!
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
健太の体が次第に仰け反って行く。
「…ち…き…しょ…オオオオオオオオ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!」
真っ赤になった顔がブルブルと震える。そして、瞬の右手に、ビクビクと健太のペニスが脈打ったのが伝わったその時だった。
「…おッ、…オレは…ッ!!…まッ…!!…また…ッ!!…ちッ…き…しょ…オオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
その瞬間、健太の体がビクンと大きく跳ねた。そして、
ドビュッ!!ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッッッッ!!!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!
と言う鈍い音が聞こえたその瞬間、健太のペニスから大量の淫猥な液体が溢れ出した。