処刑!メガレッドⅡ 第6話
冷たいフローリングの床の上にぐったりと大の字に横たわる健太。
「…はぁ…ッ!!…はぁ…ッ!!」
荒々しい呼吸を続け、顔を真っ赤にし、その目からは涙が溢れ出ている。そして、健太は今、メガレッドにインストールし、光沢のある鮮やかな赤色のスーツに身を包んでいた。その筋肉質な胸が、健太が荒々しい呼吸を続けることによって上下に大きく動き、蛍光灯の光を受けてキラキラと淫猥に反射していた。
「…ククク…!!」
そんな健太の大きく開かれた両足の間には、同級生の巧が顔を赤らめて興奮した状態でしゃがみ込んでいた。
「…淫猥なヒーローだなぁ、健太は!」
そう言いながら、巧の手は健太の2本の足の付け根、健太の男子としての象徴であるペニスをメガレッドのスーツごと握っていた。大きく勃起した健太のそれの先端からは淫猥に照り輝く液体が溢れ出し、スーツの光沢を失わせていた。
「僕がしてあげた電気アンマが余程、気持ち良かったようだね!」
そう言いながら巧は健太のペニスの先端部分に指を置くと、ヌルヌルとしたその部分をやや強めに刺激し始めたのだ。
…グチュッ!!…グリュッ!!
鈍い音が聞こえ始めたその瞬間、
「…う…ッ!!…ああ…ッ!!」
と健太が顔を歪ませ、もぞもぞと体を動かし始める。そして、
「…い、…痛てえ…!」
と言ったのである。
「フフッ!あれだけタマも痛め付けられたのに、それとは関係なく刺激が伝わっているようだね!」
巧の目がギラギラと輝き、不気味に歪んだ口元からは涎が垂れている。
「直接亀頭を刺激されるのとは訳が違うだろ?スーツと言う布があるんだ。そのザラザラした感覚が堪らないだろ?」
「…も、…もう…」
顔を少しだけ上げて巧を見る健太。
「…もう、…お許し…下さい…。…巧…様…!」
一刻も早く、この場を逃げ出したかった。
(…何で、…こんなことに…!)
健太は今、自分の運命を呪っていた。
世界科学連邦I.N.E.T.が考え出したはた迷惑な企画である「メガレッドと一緒に写真を撮ろう!」なんて企画に応募して来たのが、目の前にいるクラスメイトである巧だった。弟や妹がいない巧が健太に近付いた理由が、歪んだ感覚で健太を虐げ、支配することだった。その人質として、健太をはじめ、メガレンジャーに変身する面々、しかも同じクラスメイトであるメガブラック・遠藤耕一郎、メガブルー・並木瞬、メガイエロー・城ヶ崎千里、メガピンク・今村みくだったから尚更、性質が悪い。それをされたくなかったら、自分に従えと。
健太一人だったら何とでもなった。世間に自分がメガレッドであることをばらされても、家族にも迷惑が掛かることを考えれば、家を飛び出し、一人でどこかで、いや、I.N.E.T.で生活をするのもありだった。
(…くそ…ッ!!)
健太の拳を包む白いグローブがギリギリと音を立てる。怒りと悔しさが込み上げて来る。
と、その時だった。
「…ねぇ、…健太ぁ…!」
はっと我に返り、巧を見た健太。その瞬間、
「…う…、…あぁぁ…!!」
と健太は悲鳴に近い声を上げ、体には一気に鳥肌が立った。
巧の眼差しがまるで恋する乙女のようにウットリと健太を見つめていたのだ。そしてその顔がいつの間にか、健太の大きく勃起したペニスへと近付いていたのである。
「…や、…止めろ…!!」
思わず口走っていた。
「…健太のここ、…欲しい…!!…食べてあげるね…!!」
巧がそう言った時だった。
「…あ…!」
ビリビリとした、今までに感じたことなかった感覚が健太の体を駆け抜けたのが分かった。
「…あ…あ…あ…あぁぁ…!!」
自分のペニスが生温かいものに包まれた瞬間、
ジュボッ!!ジュボッ!!
と言う淫猥な音まで聞こえて来た。
「…あぁぁ…、…あぁぁ…!!」
少しずつ健太の体が弓なりになり、ブルブルと震え始める。
ジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボッッッッ!!!!
淫猥な音は少しずつ大きくなって行く。
「…め…ろ…!!」
健太の目から再び涙が溢れ出す。
「…止めろ…ぉ…ッ!!」
ブルブルと震える手を、巧の頭に乗せる。巧の頭は上下運動を繰り返し、健太のペニスを唇と舌を使って刺激し続ける。その巧みな動きに、健太の感覚が少しずつおかしくなって行く。
「…止めろ…!!…止めろおおおお…!!」
体を動かそうにも、何故か、体に力が入らない。
「…た、…頼む…!!」
体の奥が疼く。じんじんとした痺れが健太のそこを襲う。
「…止めて…くれ…!!」
さっきから、巧の頭に触れていると言うのに、それ以上、何もすることが出来ない。そうこうしている間にも、
ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!
と言う音は大きさを増し、巧の、健太のペニスを刺激する頭の動きが更にその速度を増す。
「止めろッ!!ほ、本当に、もう止めてくれええええッッッッ!!!!」
だが、その時には既にどうにもならないことを、健太も感じ取っていた。
「…う…、…ああああ…ッッッッ!!!!」
健太のペニスがドクドクと大きく脈打っているのが分かった。そして、じんじんとした痺れにも似た感覚が大きくなり、先端がじんわりと熱くなっているのも感じ取っていた。
(…も、…もう…ダメ…だ…!!)
健太は目を固く閉じた。そして、
「…イ、…イキそう…!!」
と呟いた。
「んふっ!!」
その時、巧の目がギラリと妖しく光った。そして、
ジュボジュボジュボジュボジュボジュボジュボジュボッッッッッッッッ!!!!!!!!ジュボジュボジュボジュボジュボジュボジュボジュボッッッッッッッッ!!!!!!!!
と言う淫猥な音が最大級に大きくなり、巧の頭がこれでもかと言うほどに大きく上下した。
「…イクッ!!…イクイクイクイクッッッッ!!!!…ちっきしょおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
次の瞬間、健太の腰がグンと突き上がった。そして、
ドブッ!!ドブッ!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!ドブブブブブブブブッッッッッッッッ!!!!!!!!
と言う鈍い音がして、巧の喉奥深くに、熱いものが弾丸のようにぶち当たった。
自分自身でペニスを慰めることは何度もあった。だが、他人に、しかも同じ男に口を使って愛撫され、射精させられると言う経験はこの時の健太にはなかったのだった。