処刑!メガレッドU 第7話
「…あ…、…あ…、…あぁぁ…!!」
ビクンビクンと腰を跳ねらせるメガレッドにインストールした健太。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
一頻り腰を跳ねらせ、健太はどすんと床の上に大の字に伸びる。そして、ゆっくりと自身の下半身の方へ視線を移動させた。
…ジュク…ッ!!…ジュブ…ッ!!
健太の2本の足の付け根。健太の男としての象徴が息づく場所に、1人の男が蹲っていた。いや、正確には健太のそれを口の中に含んでいたと言ってもいいだろう。
「…んふ…!!」
その男がニヤリとしたその瞬間、
…ゴクッ!!…ゴク…ッ!!
と言う音が聞こえた。
「…う…、…ああああ…ッッッッ!!!!」
健太が驚き、声を上げる。と、その時だった。
ジュボッ!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!
不意にその男の頭が上下に動き始めたその瞬間、
「…ううッ!?…ああッ!?…ああッ!!ああッ!!ああああッッッッ!!!!ぐわああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と健太が目をカッと見開き、体をビクビクと跳ねらせ、叫び声を上げ始めたのである。
「痛てええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!止めろオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!」
直前に、大量の射精をしてしまっていた健太。そんな健太のそれを更に刺激すると言うことは、痺れと痛みの二重苦を健太に与えることになる。健太のそこには今、まさに激痛が走っていた。
「…たッ、…頼むううううッッッッ!!!!…もッ、…もうッ、止めてくれええええッッッッ!!!!巧イイイイッッッッ!!!!」
無意識に両手で巧と呼ばれた男の頭を押さえる。すると、
…ジュボッ!!
と言う音を立てて、巧の頭がようやくそこから離れた。
「…ぐ…ッ!!…あ…ッ!!…はぁ…ッ!!…はぁ…ッ!!」
体中から力が抜け、指一本動かすことすら出来ない。
「…ククク…ッ!!」
不気味な声を上げながら、巧が含み笑いをする。
「随分と濃いのが出たね、健太!」
その口元には、健太が出した淫猥な液体が滲み出ていた。
「濃くて苦くて…。…最高だよ、健太ぁ!」
そう言うと巧は、健太の体の上に伸し掛かり、しっかりと抱き付いた。
「…た、…たく…み…様…」
「お!ちゃんと“様”付けしたじゃないか!さっきまではすっかり忘れていたくせに!」
勝ち誇ったように言う巧を見つめ、
「…ク…ッ!!」
と拳に力を入れたその時だった。
「ああ、無駄な抵抗は止めた方がいいよ、健太」
と言うと巧は起き上がり、健太の腹の上にどっかりと座った。
「この部屋中にあちこちにはカメラが仕掛けてあるんだ。つまり、君が今、ここで艶めかしく悶えたり、僕に電気アンマされてグッタリしたり、僕に大事なところを刺激されてイカされてしまったりした記録がバッチリと残っているってわけ!」
「…んなッ!?」
天井や床、辺りをあちこち見回した健太は驚いて声を上げた。
確かに、巧が言う通り、部屋のあちこちに小さなカメラがいくつも取り付けられていたのだ。巧はそう言うと、
「ちょっとでも僕に逆らえば、君の変態な映像がネット回線を介してあっと言う間に世界中に流れる仕組みになっているから、気を付けた方がいいよぉ?」
と言いながら、健太の頬をペチペチと叩く。
「…て…めえ…ッ!!」
怒りに顔を真っ赤にする健太。すると巧は、
「あ〜そ〜。そんな態度を取るんだ?」
と言ったかと思うと、すかさず右手を自分の後ろへやり、未だに大きく勃起している健太のペニスの下にある2つの睾丸を鷲掴みにしたかと思うと、物凄い力で握り始めたのだ。
「うぐおッ!?」
突然の鈍痛に目を見開き、ビクンと体を跳ねらせる健太。そして次の瞬間、
「ぐうわああああああああああああッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
と言う絶叫が部屋中に響き渡った。
「自分が僕の言う通りにしなければいけないってこと、やっぱり体に教えた方が良さそうだね!」
そう言う巧の右手が徐々に握られて行く。
「うぎゃああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
顔を真っ赤にし、目をギュッと閉じて絶叫する健太。
「…すッ、…すみませんでしたッ、巧様ああああッッッッ!!!!…おッ、…お許し…下さいイイイイッッッッ!!!!」
そう叫ばずにはいられなかった。そうでもしなければ、自分の大事なところが潰される、健太はそう思っていた。
「じゃあ、今後は一切、僕に刃向わない?」
巧がそう言うと、健太はガクガクと首を縦に振り、
「はッ、はいッ!!…お、…俺はッ、…巧様の…、…言うことを、…きちんと聞きます…ッ!!」
と言った。
「…フフフ…!!」
満足そうな笑みを浮かべ、巧はようやくその右手を離した。そして、ゆっくりと健太の体の上から下りたのである。
「…うぐ…ッ!!…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
ようやく体が自由になり、激痛が走るそこを両手で覆い、体を折り曲げることが出来た健太。
「じゃあ、今日はもう帰っていいよ」
巧は立ち上がり、健太を見下ろす。巧の目の前には、横向きに倒れ込んでいる健太のぷりんとした筋肉質な尻があった。そこは今、メガレッドの光沢のある真っ赤なスーツに覆われ、キラキラと淫猥に照り輝いていた。
「正直に言えば、君をずっとこのまま僕のもとに置いておきたい気分だけど、ね!」
「…」
意識が半ばぼんやりとしている。健太はゆっくりと起き上がり、インストールを解除した。
「…じゃ、また明日、学校で!」
「…ああ…」
学生服姿の健太。相変わらず、その前部分のボタンは全て外し、中に着込んでいるシャツが見えている。そして、その下にはきれいに割れた腹筋がぼんやりと浮かび上がっていた。
「あ、そうそう、健太!」
巧はそう言うと、再び健太に抱き付く。
「学校ではいつもの通りに振る舞えばいいからな!」
「…どう言うこと…ですか?」
「さすがに学校では僕のことを“様”付けでは呼べないだろ?それに今まで滅多に話したこともなかったのに、急に馴れ馴れしくなってもみんなに変な目で見られるだろうしさ!…でも…!」
その時、巧の目が光ったように思えた。
「…僕と2人きりになる機会があったら、その時は学校の中と言えども、僕のことを“巧様”って呼ぶんだ。…いいね?」
その時、健太は大きく溜め息を吐いた。そして、
「…かしこまりました。…巧様…!」
と言い、荷物を持ち直すと黙って巧の家を出た。
(…こうなったら、…巧が飽きるまでの辛抱だ…!)
その目は怒りと新たな決意が滲んでいた。だがそれは、結局は健太を絶望へと追い落とすことになったのである。