処刑!メガレッドU 第18話
「ぐわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
広々としたリビングの一角で、掠れた男性の絶叫が響き渡った。
「ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
光沢のある鮮やかな赤色のスーツ、その体にピッタリと密着するようなそれが、体の動きに合わせ、蛍光灯の光に照らされて淫猥に照り輝く。
「…やッ、…止めろオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!止めてくれええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
メガレッドにインストールした健太。その顔が真っ赤になり、硬く閉ざされた目からは涙が零れていた。そして、
…ジュブッ!!…ジュウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!
と言う淫乱な音が、彼の足元の方から聞こえている。
「…クックック…!!」
不気味な笑みを浮かべ、健太の両足を跨いで座り込んでいる巧。
「…さぁ、…もうすぐだよ…!!…もうすぐ終わるからね…!!」
その右手には冷たく光る注射器が握られていた。そして、その筒状になったところには透明な液体が入っており、それが注射器の柄によって押し出されていた。更に、その針先はなんと、健太の2本の足の付け根、健太の男としての象徴であるペニスの下に息づく、健太の男を作り出す球体に突き刺さっていたのである。
「ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
普通であれば、メガレッドにインストールしている健太なので、足の上に跨って座っている巧など、簡単に蹴飛ばすことが出来たはずだった。
「…く…っそ…オオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
今更後悔しても遅かった。メガレッドにインストールする前、何の疑いもなしに巧から差し出されたお茶を一気に飲み干した。巧に自身のペニスを散々弄られ、為す術もなく強制射精させられ、悲鳴を上げ続けたことによって喉が渇き切っていたためだ。だが、そのお茶の中に健太の体に異常を来す媚薬と筋弛緩剤が少量だが含まれていたとは…!
そして今、大量のそれらが健太のペニスの下に息づく2つの球体の片方にたっぷりと注ぎ込まれているのである。
「安心しろよ、健太。ちゃんと分量は弁えているから。死ぬことはないよ」
さらっとおぞましいことを言ってのける巧。その間にも、注射器の中の透明な液体はどんどん注ぎ込まれて行く。
「…でも…!」
その時の巧の顔を、健太は忘れることはないだろう。
「…これで君の体は動かなくなる。それだけじゃない。君の体中が性感帯になるんだよ…!」
そう言い終えると、巧は健太の睾丸に突き刺していた注射器をゆっくりと抜いた。そして、
「良く揉みほぐしておきますね〜!」
と言いながら、健太のそこをやわやわと、まるでマッサージをするかのように揉み込み始めた。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
顔を上げることすら出来ない。体は完全に大の字に床の上に伸びている。健太のプライドとも言えるべきそこがやわやわと揉み込まれているのに、それを払い除けることすら出来ない。
「…さぁ…、…そろそろ…かな…?」
巧がそう言いながら、健太の体から立ち上がったその時だった。
ドクンッ!!
突然、大きな音が聞こえたかと思うと、
「はうッ!?」
と健太が叫び声を上げ、体をビクンと大きくバウンドさせた。
「…はぁ…ッ!!…はぁ…ッ!!」
健太の目が大きく見開かれ、ブルブルと体が震えている。
「…う…あぁぁ…!!」
額には大量の汗が吹き出し、顔は真っ赤になり、口元からは涎が溢れ始めた。
「…ぁぁぁぁ…!!」
そして。
健太の2本の足の付け根。健太の男としての象徴であるペニス。最初に飲まされたお茶の中に含まれていた媚薬で勃起していたはずなのに、それが更にムクムクと成長を始めたのである。
「…い…い…」
健太の体がブルブルと震え、涙が零れ落ちた。
「…痛て…ぇ…ッ!!…痛てえ…ッ!!…痛てええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!」
健太の大きく勃起したペニス。それは臍の方へ向かって真っ直ぐに伸び、腰に巻かれているベルトをも越えようとしていた。だが、体にしっかりと密着するように巻かれたベルトに阻まれ、行き場を失ったペニスが強引にそれを突き抜けようとしていたのだ。
「痛てええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!ぐわああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
その部分を手で押さえたくても、体の自由をすっかり奪われている健太には出来ない。出来ることと言えば、硬直した体を、まるで魚河岸に釣り上げられた魚のようにビクンビクンと跳ねらせ、その場でバウンドすることしか出来なかったのである。
「アハハハハハハハハ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!」
その時、巧の狂ったような笑い声が聞こえて来た。
「…さ、…最高…ッ!!…最高だよッ、健太あッ!!…地球を守るメガレッドが、…こんな醜態を僕の目の前で晒しているなんて…!!」
顔を真っ赤にし、涙を零しながら満足気に言う巧。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
その時、健太の体がブルブルと震えた。その時だった。
…ジュッ!!…ジュクジュク…ッ!!
健太のペニス。大きく勃起し、先端の形がクッキリと浮かび上がった健太のペニス。その先端部分、メガレッドの光沢のある鮮やかな赤色のスーツが、その光沢を失っていた。
…ジュッ!!…ジュワアアアア…!!
光に翳すとテラテラと淫猥に照り輝いている。ところどころに真っ白な塊を浮かび上がらせて…。
「…フフ…ッ!!」
巧がそっとそこへ指を翳す。そして、メガレッドのスーツの上に浮かび上がっているその液体をそっと指に掬ってみた。
…グチュッ!!
淫猥な音と同時に、巧の指と健太のペニスとが、淫猥な糸で繋がっていた。
「…ククク…ッ!!」
巧が、自分の指先に付いた淫猥な液体をしげしげと眺めている。
「…凄いよ、健太ぁ…!…健太のいやらしい液体が後から後から溢れて来る…」
そう言った時、巧はその指をぱくりと咥え込んだのである。
「…う…あぁぁ…ッ!!」
目だけは動かせる健太。それを見た途端、呻き声を上げ、顔を更に赤らめた。
「…美味しい…!!」
巧がウットリとした表情を浮かべている。
「…健太のこれ…。…何て濃いんだろう…!!…さすが、…地球を守るヒーローだよね…!!」
その時、巧がゆっくりと健太の体の上に、自分の体を重ね始めた。
「…や、…止め…ろ…!!…もう、…止めて…くれ…!!」
弱々しい健太の声。だが巧は、
「…これからが本当の天国だよ、…健太ぁ…!!」
と言うと、健太の胸の上で静かに目を閉じたのだった。