処刑!メガレッドU 第19話

 

「…あったかい…!」

 光沢のある鮮やかな赤色のスーツを身に纏ったメガレッド・伊達健太の上に、普段着姿の巧が伸し掛かり、ウットリとした表情で目を閉じている。

「…ずっと、こうしたかったんだ…」

 健太の筋肉質な体の温もりを感じながら、その右手がゆっくりと健太の体を這い始めた。

「…んッ!!…んく…ッ!!…くは…ッ!!

 ビクン、ビクン…!

 筋弛緩剤と一緒に媚薬を盛られた健太の体は今、普段の数倍の感度を持ち、巧の指がちょっと触れただけでそれは全身にゾクゾクと言う感覚を与えて来た。その刺激に、健太の体が嫌でもビクビクと反応する。

「…ンフフ…!」

 少しだけ起き上がり、健太を見つめる巧。

「…やっと、…僕のものになった…!」

「…ふ…ざ…けんな…!」

 その時、健太は顔を真っ赤にしながら、動かない体でそれでも巧を睨み付けた。

「…誰が、…てめえみてえな、…クズ…野郎…の、…ものに…、…なるかよ…ッ!!

 その言葉に、巧は一瞬、ムッとした表情を浮かべたが、すぐにフッと笑うと、

「そうやって強がっていられるのも、今のうちだよ、健太ぁ」

 と言い、健太の筋肉質な胸をゆっくりと撫で始めた。その途端、

「んはッ!?ああッ!!ああッ!!

 と健太が目をギュッと閉じて喘ぐ。

「フフッ!こんなに体は正直になっているのに、気持ちは抵抗するんだね。でもそれもほんの束の間さ。お前はもっともっと、快楽漬けになって堕ちて行くんだから…!」

 巧の細い指が妖しいほどに健太の胸だけではなく、しっかりと割れている腹筋にまで伸びる。

「…んッ!!…んん…ッ!!…く…ううう…ッ!!

 歯を食い縛り、懸命に快楽を耐えようとする健太。だがその間にも、

 …ジュクッ!!…ジュワアアアア…!!

 と、健太の2本の足の付け根で今までにないほどに大きく勃起した健太のペニスがビクビクと脈打ち、その鈴口から健太の淫猥な液体を後から後から溢れさせ、メガレッドのスーツの光沢を失わせて行く。

「…ククク…!無駄だよ、健太ぁ。お前の体は既に僕に支配されているんだから…!」

 そう言った巧は、健太の両胸に浮き出た小さな突起をキュッと摘まんだ。その瞬間、

「うああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 と健太が悲鳴に似た声を上げ、目を大きく見開いた。

「…あ…あ…あ…あ…!!

 巧が体の上に乗っているにも関わらず、体を弓なりにする。ビリビリと電流に似た感覚が健太の全身を駆け巡っていた。

「…フフフ…!」

「…な、…な…ん…で…!?

「…何で胸が感じるかって?」

 ニヤニヤと笑いながら言う巧。

「答えは簡単だよ。別に男とか女とか関係ないんだ。同じ人間なんだもの、感じるところは一緒ってことさ!」

 そう言うと巧は健太の胸の突起に顔を近付けて行く。

「オチンチンの部分だけ濡らしていたらダメだろう?」

 そう言ったかと思うと、巧は健太の右胸にそっと口付けをした。

 …チュッ…!

 くすぐったい音が聞こえたその瞬間、

「はうあッ!!

 と健太が声を上げ、再び体をビクンと跳ねらせた。

 …チュッ!!…チュクチュク…ッ!!…クチュッ!!

 巧の舌が健太のそれを転がすように舐め回す。巧の舌がまるで意思を持った生き物のように、健太のそこをくすぐったり引っ掻いたりする。そのたびに健太は、

「んあッ!?ああッ!?ああッ!!ああッ!!…く…ッ、…ぁぁぁぁああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 と喘ぎ声を上げる。

「フフフ!健太の喘ぎ声、すっげぇ、興奮するよッ!!

 その時、健太はうっすらと目を見開いたのも束の間、ぎょっとした表情を浮かべた。

 巧の2本の足の付け根、ジーパンに包まれたそこが大きく盛り上がり、先端を再びぐっしょりと濡らしていたのである。

「…さぁ、…もっともっと、気持ち良くなってよ!」

 そう言うと巧は、今度は健太の左胸にむしゃぶり付いた。

「んはああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 体が思うように、いや、指一本動かない。健太が出来ることと言えば、ただひたすら、喘ぎ声を上げることだけだった。

「…く…っそ…おおおお…ッッッッ!!!!

 ギリギリと言う音を立てて健太の歯が食い縛られる。同時に、

 …チュッ!!…チュクチュク…ッ!!…クチュッ!!

 と言う淫猥な音が、今度は健太の左胸から聞こえて来た。

「…あ…、…は…ッ!!

 だが、今は健太はさほど喘がない。

「…あれ?」

 それには巧すら不思議に思えた。だがすぐにニヤリと笑って、

「なるほど。健太きゅんは左胸はあんまり感じないんでちゅね〜?」

 と健太をまるで馬鹿にするかのようにふざけて言った。

「…て…ん…め…え…ええええ…ッッッッ!!!!

 体が動いていたら、間違いなく殴り飛ばしていただろう。それが自分の身を滅ぼすことになったとしても…。だが、そんな健太の感情を見透かしているかのように、巧は健太に顔を近付けて、

「僕を殴りたいよねぇ?散々、お前を馬鹿にしてるもんねぇ?でも、お前は殴れないよねぇ?体が動かないだけじゃなくて、僕を殴れない理由がちゃんとあるんだもんねぇ?」

 と言った時だった。

 チュッ!!

 と言う音を立てて、健太の唇にキスをしていた。

「…ッ!?

 一瞬の出来事に、健太は何が起こったのか分からなかった。だが、それがはっきりした時、ぞわぞわと悪寒が体中を駆け抜け、鳥肌が立っていた。

「…ウフッ!」

 巧が両手で両方の頬を押さえる。そして、

「…健太と、…僕の大好きなヒーローとキスしちゃったぁ…!」

 と言ったのだ。

「…ぅぅぅぅ…!!

 ブルブルと震える健太。その目から涙が零れる。

「ぅぅぅぅううううわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

 目をギュッと閉じ、健太が絶叫する。

「…もッ、…もう…ッ!!…止めてくれええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!

 だが、そんな健太の叫びも虚しく、

「じゃあ、もう1回!」

 と、巧は再び健太の右胸に吸い付いた。

「はぐわああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 その強烈な刺激に、健太は再び体をビクビクと跳ねらせる。

 …チュクチュク…ッ!!…チュクチュク、…ジュクジュクジュクジュク…ッッッッ!!!!

 さっきよりも荒々しく、健太の胸の突起を舐め回す巧。巧の唾液がメガレッドのスーツに染み込んで行き、その部分の光沢が失われて行く。そして、

「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 と、淫らな声を上げ続けるのだった。

 

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