処刑!メガレッド 第25話

 

「…ん…」

 少しずつ目の前がはっきりして来る。

「…こ…、…こ…は…?」

 薄暗い、鈍色をした天井が飛び込んで来た。

「…オレ…は…、…どうしたんだっけ…?」

 その時、下半身に鈍い痛みが蘇り、

「…ひぐ…ッ、…ああああ…ッッッッ!!!!

 と、メガレッド・伊達健太は叫んでいた。

「…あ…あ…あ…あ…!!

 記憶が一気に覚醒される。

 かつての仲間、メガブルー・並木瞬とメガシルバー・早川裕作に捕らえられ、屈辱とも言えるべき、自身のプライドでもある男としての象徴であるペニスを刺激され、何度も何度も絶頂へ導かれていた。

「…い、…痛…って…え…!!

 鈍い痛みは自身のペニスからだけではない。背後の筋肉質な双丘の奥の秘門も、健太が動くとピリッとした痛みを与えて来た。

「…って…!!

 その時、健太は自分が置かれている状況を理解し、その姿を見て凝然となった。無機質なベッドに寝かされ、メガレッドにインストールしたまま、両手両足を大きく開かれて縛られていたのだ。

「…なッ、何だよッ、これはああああッッッッ!!!!

 ガタガタと音を立てながら体を揺する。だが、健太の両手両足を拘束している鉄の金具は健太がどんなにもがいてもびくともしない。

 ガチャッ!!ガチャッ!!

 冷たい金属音だけが周りに空しく響く。

「…く…っそ…オオオオオオオオオオオオオオオオ…ッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

 何とか抜け出そうと無理にそれを引っ張り、大きく体が揺れた。と、次の瞬間、

 バリバリバリバリバリバリバリバリ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!

 と言う衝撃音と共に、健太の体が激痛に包まれた。

「ぐぅわああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 激しい電撃に意識が遠退きそうになる。やがて、それが消えた時、

「…っぐ…ッ!?…あ…ッ、…あぁぁ…!!

 と喘ぎながら、健太ははぁはぁと荒い呼吸を繰り返した。

 その時だった。

 ガチャッ!!

 その部屋の扉が開く音が聞こえ、

「…おっ、気が付いたかぁ、健太あ?」

 と言う声と共に裕作が入って来たのが分かった。

「…な…ッ!?

 その姿を見た時、健太は呆然となった。

「…あ…あ…あ…あ…!!

 メガシルバーの鮮やかな銀色のスーツに包まれた裕作。その体付き。

「…ククク…!!

 鍛え上げられたその体とは裏腹に、裕作の目はギラギラと野獣のように光り、口元はニタニタと不気味な笑みを浮かべている。

「おいおい、健太あ!!

 その時、裕作が健太をバカにしたような声を上げた。

「何だ何だぁ?オレの体を見て勃起しちまったのか?」

「…え?…あ…!!

 メガレッドのスーツの股間部分。引き裂かれたその部分から、健太のペニスが健太の体と垂直に大きく勃起していたのだ。

「あはッ!!俺もお前のチンポを見て、ビンビンになっちまったぜ!!

 そう言う裕作のペニスも、メガシルバーのスーツの切れ目から飛び出し、臍の方に向かって大きく反り返っている。真っ赤に腫れ上がった先端の鈴口からはトロトロと透明に淫猥に光る液体を溢れさせ、ポタポタと床に零れ落ちている。そして、裕作の心臓の動きに合わせるかのようにビクン、ビクン、と大きく脈打っていた。

「健太ぁ、これが欲しいだろう?遠慮なくくれてやるよ!!

 裕作がそう言いながら、健太の顔の前までやって来ると、自身のペニスをにゅっと突き出した。

「ほれ、ほれ!!

 そして、淫猥にてらてらと照り輝くペニスの先端で健太の顔を突き始めたのだ。

「…あッ!!…んなッ、何すんだよッ!?

 必死に顔を背ける健太。だが、心の中ではおぞましいほどの欲望が渦巻いていた。

(…欲しい…。…裕作…さんの…、…チンポ…。…しゃぶり…たい…!!

 自分でも信じられないでいた。男の性器を自ら欲しがるなんて…!!

「…ククク…!!

 裕作は相変わらず自身のペニスで健太の頬をペチペチと叩いたりする。

「うぅわああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 健太は半ば混乱していた。裕作のペニスを頬張りたいと思うおぞましい欲望と、それを必死に押し留めようとする理性。それぞれが共存し、健太を混乱に陥れていたのだ。

「…やれやれ…、…素直じゃねえなぁ…!!

 その時、裕作は健太のペニスをキュッと握った。その瞬間、健太の体にビリビリとした感覚が押し寄せ、

「んああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 と、健太は体を仰け反らせて叫ぶ。

 ドクンッ!!ドクンッ!!

 と同時に、健太のペニスからは淫猥な液体が溢れ出した。

「…ククク…!!…ほぅら、…お前の体は物凄く正直だぜぇ、健太ぁ?」

「…あ…あ…あ…あ…!!

 裕作はゆるゆると健太のペニスを上下に刺激する。

「…やッ、…止め…!!

 その時、健太の目から一筋の涙が流れた。そんな健太を見て、裕作は切ない目を向けると、

「…健太…」

 と言いながら、健太に覆い被さって来た。

「…どっ、退けよッ!!(…犯してくれ…!!…俺をッ、…滅茶苦茶にしてくれええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!)」

「…もう、無理すんなよ…。…素直になれよ、健太」

 裕作には健太の気持ちが全て分かっていた。今まで健太と一緒に戦って来たからと言うよりも、それ以上の感情があった。仲間とも、弟とも、恋人とも違うような、不思議な感覚。

「…ッッッッ!!!!

 不意に健太が黙り込んだ。

「…ん…ッ!!

 健太の唇に裕作の唇が触れている。その時、裕作の舌が口の中から出て来るのが分かった。

「…ん…」

 健太の口が自然に開いていた。そこへ裕作の舌が入り込んで来ると、健太の口の中を優しく舐め始めた。

 …チュッ!!…クチュクチュ…ッッッッ!!!!…クチュクチュクチュクチュ…ッッッッ!!!!

 くすぐったい音が辺りに響き渡る。

「…ん…ッ、…んん…ッ!!

「…ん…ッ、…んふ…ッ!!

 その甘くとろけるようなキスに、健太の意識がぼんやりとし始める。

(…き、…気持ちいい…!!

 メガレッドのスーツから飛び出したペニスをビクン、ビクンと大きく脈打たせて、健太は裕作に体を預けていたのだった。

 

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