アカニンジャー消滅！ 第７話
「…んん…ッ!!…く…う…ッ、…ううう…ッッッッ!!!!」
マーブロの黒い手が、光沢のある鮮やかな赤色のスーツに覆われた下半身の、ふっくらとした膨らみを形成しているその部分を静かに揉みしだく。
「…く…っそ…おおおお…ッッッッ!!!!」
アカニンジャーにシュリケン変化している天晴は、激痛に体を動かすことが出来ないでいた。男に自身の性器を弄ばれる、これほど屈辱的なことはなかった。
「…い、…いい加減に、…しやがれ…ッ!!…オッ、…オレは…ッ!!…感じちゃ、…いねえ…ッ!!」
口では精一杯強がってみせる。だが、そんな心とは裏腹に、天晴の男としての象徴であるペニスはアカニンジャーの光沢のある鮮やかな赤色のスーツの中で無情にもピクピクと蠢き、その存在を少しずつ現わそうとしていた。
「…うん…。…イイネ…！…実にイイ…！」
黒い手の中でピクピクと淫猥に脈打つ天晴のペニスを感じながら、マーブロはニヤリとして言った。その手は相変わらず、天晴のそれをやわやわと揉み込んだり、時に優しく、その大きく形を表しつつあるペニスの裏筋をつつっと撫でたりする。
「…っあ…ッ!!…んく…ッ!!…ああ…ッ!!」
マーブロのごつごつとした指が天晴のペニスの先端部分に辿り着き、その裏筋の括れた部分をクリクリとくすぐったり引っ掻いたりする。また、亀の頭のような形をした先端部分に辿り着き、同じようにくすぐったり引っ掻いたりを繰り返すと、
「ああッ!!…ん…ああああ…ッッッッ!!!!」
と天晴は体をビクンと跳ねらせて声を上げた。
「んん〜ッ!!イイネイイネイイネエエエエッッッッ!!!!」
クリクリと天晴のペニスの先端部分を刺激し続けながら、マーブロが満足そうに嬌声を上げる。
「こんなにガッシリした大のイイオトコが、ボクの刺激に艶めかしく悶える。こんなに素敵なことはないよね！」
その頃になると、天晴のペニスは完全に大きく勃起し、その完全体を現していた。それをゆっくりと握ると、マーブロはゆるゆると上下し始める。
「…ふ…んん…ッ!!…んんんん…ッッッッ!!!!」
アカニンジャーのマスクの中で懸命にその刺激に耐えようとする天晴の顔は真っ赤になっている。ギリギリと歯を食い縛るが、その歯の隙間から声が漏れる。ラストニンジャになることばかりを考えて、こっちの処理を疎かにしていた。どのくらい処理をしていなかっただろうと思うほどだ。それが今ではマイナスとなって天晴を襲っていたのは言うまでもない。
「イイネ…！」
ゆるゆると天晴の大きく勃起したペニスを上下しながら、マーブロはほうと溜め息を吐く。
「キミの大切なところ、随分、大きいんだね。凄く硬いし、熱いし…！…それに先端なんてクッキリと割れているんだね！カメさんの頭がにょっきりと出てるよ！」
「…へッ、…変なこと…ッ、…言う…なぁ…ッ!!」
体中が痛くてまともに動けない自分を呪う。天晴の手がギリギリと音を立てて握られ、横たわっている地面の土を握った。その時、マーブロの顔がニヤリと不気味に歪んだ。そして、
「そんなキミの大切なここは、何人の女性を泣かせたのかな？」
と言ったのだ。
「…な…ッ!!」
あまりに唐突な問い掛けに天晴は言葉を失う。するとなおもマーブロは、
「いや、女性じゃなくて、男性の方がいいかな？キミの従兄弟君やお弟子さん、いるんだろ？」
と言うと天晴の顔に自身の顔を近付け、
「どの子が一番良かった？一番若い黄色の子かい？」
と言ったのだ。
「…ぉぉぉぉおおおおまああああええええッッッッ!!!!」
ブルブルと怒りで体を震わせ、天晴が起き上ろうとする。その時だった。
ズバアアアアアアアアンンンンンンンンッッッッッッッッ!!!!!!!!
マーブロが瞬時に怪人の姿になり、冷たく光る左手の爪が煌めいたと思った次の瞬間、天晴の胸から火花が飛び散った。
「うぐわああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
その衝撃に天晴は悲鳴を上げる。
「あ〜ららら！キミがいきなり怒り出すから、ボクも攻撃せざるを得なかったじゃない？」
元の人間の姿に戻ったマーブロはしれっとして言う。
「…う…、…ぐぅ…ッ!!」
こんな時、体が自由に動いたのなら…。
「さぁ、次はどうしようかなぁ！」
まるで子供のように大はしゃぎで言うと、マーブロはいきなり天晴の股間に顔を埋めたのだ。
「…あ…」
本当に一瞬だった。そして、その部分に生温かい空気が入り込んだり、すぅすぅと言う音が聞こえて来た時、天晴の全身に鳥肌が立ち、
「…うぅ…ッ!!…うわああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と、天晴は悲鳴を上げた。
「…やッ、…止めろオオオオッッッッ!!!!…気持ち…悪りイイイイッッッッ!!!!」
だがマーブロは天晴の腰をがっしりと掴んだまま、相変わらず天晴の股間に顔を埋めている。
「…イイネエ…!!…キミの大切なところから独特の香りがするよ。…キミの汗と、…キミの排泄する液体の臭いと…！」
その時、マーブロの目がギラリと光った。
「…でも、ここにキミが排泄するあの液体の臭いがあったら、…もっと最高だよねエエエエッッッッ!!!!」
そう言った瞬間、マーブロは丸眼鏡の奥の瞳をギラギラさせながら、真っ赤な舌を出したかと思うと、天晴のペニスをアカニンジャーのスーツ越しにベロンと舐め上げたのである。
「…ええ？」
天晴は最初、何をされているのか、よく分からないでいた。だが、
…グチュッ!!…ネチュッ!!
と言う淫猥な音が聞こえ、その部分にひんやりとした感触が伝わって来た時、
「…ひぃぃぃぃやああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と言う悲鳴とも絶叫とも似つかない声を上げた。
…グチュッ!!…グチュッ!!
「ああッ!!ふああああッッッッ!!!!」
マーブロの舌が、天晴のそこをペニスの舌に息づく２つの球体の部分からねっとりと舐め上げる。
「…やッ、…止めろオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!止めてくれエエエエエエエエッッッッッッッッ!!!!!!!!」
天晴が何とかして両腕を動かすと、マーブロの頭を掴んだ。
「…たッ、…頼むから…ッ!!…もう、…止めてくれ…ッ!!」
息苦しい。アカニンジャーのマスクの中だけでは十分な酸素を得られず、少しずつ頭がぼぉっとして来る。
…グチュッ!!…グチュッ!!
いつの間にか、光沢のある鮮やかな赤色のスーツのその部分が光沢を失い、マーブロが舐めた跡がくっきりと出来上がっていた。
「さぁって。じゃあ、次はぁ！」
マーブロはそう言うと、大きくいきり立っている天晴のペニスをグッと握った。
「んく…ッ!!」
その痛みに天晴は呻く。
「あれ？痛かった？痛かったぁ？」
ニヤニヤと下衆な笑みを浮かべるマーブロはそう言いながら、天晴のペニスをグイッと持ち上げ、アカニンジャーのスーツの中で天晴の体と垂直にするように持ち上げた。
「でも安心して。今からキミの大切なところがもぉっと気持ち良くなるよ！」
そう言うが早いか、マーブロの顔が動き、口を大きく開いてパクリとそれをスーツ越しに含んだのだ。
「…ぁぁぁぁ…!!」
それを見ていた天晴が小さく声を上げ、体を震わせる。そして、
「…ぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と声を掠れさせて絶叫したのだった。