そして僕らは大人になる 第8話
「今度は、リキ兄ちゃんが気持ち良くなる番だよ…!!」
そう言った小太郎の目がキラキラと輝き、口元はニヤリとした笑みを浮かべていた。その右手の中には、黒いジャージの下に息づく、俺の男としての象徴であるペニスが静かに包み込まれている。
いや、正確には少しはみ出していた。俺のペニスは今、そのジャージの中で大きく勃起し、こんもりとした山を作り出していたからだ。
「…リキ兄ちゃんのおチンチン、…大きい…!」
そう言いながら、小太郎は俺のペニスをクニュクニュと揉み始めたんだ。
「あッ!!あッ!!あッ!!あッ!!」
その刺激が俺の脳天まで突き抜けるように伝わり、小太郎の手の動きに合わせるように俺は不覚にも喘いでしまった。
「あはッ!!リキ兄ちゃん、感じちゃってるんだあッ!!」
小太郎が嬉しそうに言う。
「…ん…ッ!!…んな…わけ…ッ、…ない…ッ!!」
顔を真っ赤にし、俺は言う。だが、小太郎の優しい愛撫は、俺のペニスを確実に責めて来ていた。
「それにしても、随分と大きいんだね、リキ兄ちゃんのおチンチン!」
俺のペニスとその下に息づく2つの球体を包み込んでいる右手が、ゆっくりとその上で動き始めた。
「んああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
その優しい愛撫が電流となって俺の体を駆け抜ける。
「…ん…ッ!!…んく…ッ!!…んんんん…ッッッッ!!!!」
ピクッ、ピクッ!!
俺の体が時々、痙攣するように跳ねる。そして、それに合わせるように、俺のペニスもビクビクと脈打った。
「…や…ッ、…止め…ろ…オオオオ…ッッッッ!!!!」
「ンフフフフ…!!」
小太郎は顔を赤らめ、嬉しそうに笑っている。
「どうだ、キングレンジャー?お前は処刑されるのだ!」
小太郎の細く、小さな指が俺のペニスを優しく愛撫し続ける。それが本当に気持ち良くて、
「…あ…あ…あ…あ…!!」
と、俺は呼吸を荒くし、ビクビクと体を跳ねらせる。
「止めろオオオオッッッッ!!!!止めてくれええええッッッッ!!!!」
小太郎の指先が俺の股の間へゆっくりと入って行き、2つの球体を優しく撫でる。
「…お…、…おおおお…!!」
その刺激に体を仰け反らせたかと思えば、小太郎の指先が俺のペニスの裏筋を伝って上がって来て、しっかりと大人になったその先端をつつっとなぞるようにする。そして、
「…んん…ッ!!」
と、俺は呻き声を上げた。
それが延々と繰り返される。
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
俺の体の奥底に、じんじんとした疼きが沸き上がって来た。
「…もッ、…もうッ、…止めて…ッ、…くれええええッッッッ!!!!」
その時だった。
「止めて欲しい?」
勝ち誇った笑みを浮かべた小太郎が俺に聞いて来た。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
同じ男に自分の大事なところと言うか、プライドと言うべきところを触られる。それは例え、俺が弟のように可愛がっている小太郎だとしても何となく、嫌だった。
だが今は、そんな思いよりも、ただ、気持ち良くなりたいと言う邪まな考え方の方が強かったのは言うまでもない。性と言うものに一番興味がある年頃なのだから!
「ねえッ、兄ちゃんッ!!どうなのッ!?」
俺が何も答えずにいると、小太郎が少しだけ声を荒げた。だがすぐにニヤリとして、
「…フフフ…!!」
と笑ったかと思うと、俺の股の間に座り、俺の両足首を持った。
「んまッ、まさかッ!?」
俺が驚いて声を上げると、小太郎はニヤニヤしながら、
「…答えないのなら、そろそろキングレンジャーの処刑と行こうか!」
と言い、その細い右足を俺の股下へ捩じ込んだ。
「止めろオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!止めてくれええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!」
俺が叫んだのと同時に、
「食らえええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!電気アンマアアアアアアアアッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と小太郎が叫び、その右足が物凄い勢いで動き出した。
「うぐッ!?ぐあッ!?ああッ!!ああッ!!」
俺の体に、それまでとは違った電流が流れ始め、
「ぐぅわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と絶叫していた。
「止めろオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!止めてくれええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
小太郎の小さな足が俺の股下で動く。普段から力があまり入らない小太郎なので、その足の動き方も決して乱暴ではなく、どっちかと言うと気持ちいい。それだけに、くすぐったさにも似た感覚が押し寄せ、俺の下半身がウズウズと疼いていた。
「ほらほらあッ!!もっと苦しめええええッッッッ!!!!キングレンジャーの処刑だああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
小太郎が本当に嬉しそうに言うものだから、俺もそれに付き合うしかない。そして、
「とどめだああああッッッッ!!!!」
と、小太郎が叫んだ途端、その右手が俺のペニスを物凄い勢いで握っていた。
「うぐわああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
俺は目を大きく見開き、上半身を起こして絶叫していた。
「…はぁぁ…」
小太郎が帰った後、俺は部屋でぼんやりとしていた。俺のペニスはムズムズと疼きを繰り返し、変な気分になっていた。
「…やるしか、…ない…か…」
俺はそっと黒いジャージを膝の辺りまで下ろす。そして、未だに大きく勃起しているペニスを、下着の上から触ってみた。
「…んく…ッ!!」
その瞬間、ビリビリとした電流が俺の体中を駆け巡った。良く見ると、ペニスの先端部分がぐっしょりと濡れ、下着に大きなシミを作っていた。
「…ガマン…出来ねえ…ッ!!」
おもむろに下着も膝の辺りまで下ろした時、ビィィィィンンンン、と言う音と共に、俺のペニスが下着と言う束縛から解放され、ブラブラと揺れた。俺はそれを握ると、ゆるゆると上下に動かし始める。
クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
淫猥な音が聞こえ始める。
「…ん…ッ!!…く…うう…ッ!!」
小太郎にやられたのとは違った感覚が俺のペニス全体からして来る。
「…あ…、…あぁぁ…!!」
口をぽかんと開け、顔を赤らめて虚ろな視線を投げる。
「…き、…気持ち…いい…!!」
両足をだらんと前へ投げ出し、大きく勃起したペニスを小刻みに上下に動かす。
「あッ!!あッ!!あッ!!あッ!!」
下腹部からじんじんとした疼きがどんどん込み上げて来る。
そして。
「…イキ…そう…ッ!!」
俺はおもむろにティッシュを何枚か取り出すと、それを大きく勃起し、先端を淫猥に照り輝かせているペニスに被せた。そして、ティッシュを擦るように、ペニスを上下に動かしたその瞬間、
「…イク…ッ!!」
と、俺は小さく呻き、体をビクンと跳ねらせた。
ドプッ!!ドプッ!!ドププププ…ッッッッ!!!!
鈍い音が聞こえ、俺のペニスの先端から熱いものが迸ったのが分かった。そして、それはあっと言う間にティッシュをぐっしょりと濡らした。
「…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
放心状態の俺。ぐったりと床の上に伸びる。
手に握られていたペニスは少しずつその硬さを失い、その上に被せていたティッシュには濃白色な、強烈な臭いを放つ液体が溢れ出していた。