そして僕らは大人になる 第20話
…クチュ…ッ!!…クチュ…ッ!!
俺の大きく勃起したペニスの先端部分。皮がしっかりと剥けて、淡いピンク色の先端部分が淫猥な液体でてらてらと光っている。そこに、コウの細くしなやかな指が載り、その淫猥な液体を潤滑剤にしてクリクリと動き、クチュクチュと言う淫猥な音を立てていた。
「…どう、リキぃ?気持ちいい?」
「…ん…ッ!!…ぐ…、…うううう…ッッッッ!!!!」
正直に言えば、頭がぼぉっとしていた。
「…な…ッ、…何だ…ッ、…これ…ッ!?」
今までに味わったことのない感覚。そりゃ、そうだよな。自分でそこをグリグリ、なんてやったことないし。なのに今、それをコウにされて悶えている俺。
「…って…、…言うか…ッ!!…ちょッ、…直接…ッ、…さッ、…触んなよ…ッ!!」
いくらエッチなことをされたからって、直接、そこを握られたり弄られたりするのは初めての経験だ。恥ずかしいったら、ありゃしない。
「…フフッ!!」
そんな俺の心を見抜いているのか、コウは目を輝かせ、
「…リキのチンポ、やっぱり大きい。先端なんか綺麗に剥けててさ、凄く綺麗だよね…」
なんて言いながら、俺のそこを重点的にグリグリと刺激する。
「…く…、…ふうううう…ッッッッ!!!!」
ピリッ、と言う感覚と、くすぐったいような、強烈な電流が流れるような感覚。
…クチュクチュ…ッ!!…クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!」
コウの指がその部分を時に優しく、時に強く刺激する。
「…は…、…あぁぁぁ…!!」
「…っあ…ッ!!…ああああ…ッッッッ!!!!」
その刺激の強弱に合わせるかのように、俺はビクッ、ビクッ、と体を跳ねらせながら、時に艶めかしい、時に悲鳴に近い喘ぎ声を上げていた。
「…も…ッ、…もう…ッ!!…止めて…、…くれ…ッ!!」
「痛い?」
その言葉に、俺は思わず首を左右に振っていた。
「…痛い…、…わけ…じゃ…、…ねぇ…けど…」
「けど?」
そう言うと、コウはニヤニヤと笑いながら、それまで俺のペニスの先端を刺激していた指でペニス全体を包み込み、ゆるゆると上下に動かし始めた。
グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!
それまで散々、コウは俺のペニスを刺激して来た。電マ攻撃だったり、手で愛撫して来たり。そこへ来て、今度は先端部分を刺激された。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!」
俺のペニスが暴発するのは時間の問題だった。
自分では何度も何度も刺激したことのあるその部分。でも今は他人に、しかも男のコウに刺激されている。
「止めろオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!止めてくれええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!グチュグチュグチュグチュッッッッ!!!!
俺の頭の中はますますパニックになっていた。
(…俺…ッ、…俺…ッ!!…一体、どうしちまったんだよ…ッ!?)
恥ずかしいと言うより、気持ちいいと言うどうしようもないほどの快楽が俺の思考回路をも支配している。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
俺のペニスの先端部分。淡いピンク色の鈴口からはてらてらと照り輝く淫猥な液体が後から後から溢れ出し、俺のペニスを伝い、コウの手を濡らして行く。そして、それが潤滑剤となって、コウの手の滑りを良くしていた。下半身の奥底からはドクドクとおぞましい感覚が込み上げて来ている。
「…ほッ、…本当に…ッ!!…イッちまう…ッ!!」
俺のペニスがビクビクと脈打っている。だが、コウは、
「だめええええッッッッ!!!!」
と素っ頓狂な声を上げたかと思うと、俺のペニスから手を離したんだ。
「…あ…ッ!?」
突然、快楽を止められて俺は目を見開き、体をビクンと跳ねらせた。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
体がブルブルと震える。今にも込み上げて来そうな感覚を懸命に押し留めようとする。
「…が…ッ、…ぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もう、狂っていたと言ってもいいだろう。腰をガクガクと上下に振り、尻がドスンドスンと言う大きな音を立てる。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
俺のペニスがビクビクと脈打つ。
「ガマンしないとぉ、もっと気持ち良くしてあげないよ?」
「…んぐ…ッ!!…んんんん…ッッッッ!!!!」
コウの言葉が催眠術のように聞こえる。
「(…もっと…、…気持ち良くなりたい…!!)…ぐ…ッ、…おおおお…ッッッッ!!!!」
何とかして、込み上げて来る感覚を押し留めた俺は、
「…くは…ッ!!…はぁ…ッ、…はぁ…ッ!!」
と、顔を真っ赤にして大きな呼吸を繰り返した。
「…た…、…耐え…た…ぜ…!?」
「やっぱ、すげぇなァ、リキは!!」
そう言うコウの顔が俺のペニスに近付いて来る。しかも、顔をほんのり赤らめて。
「…な…、…何…を…!?」
ドクンッ!!
俺の心臓が大きく高鳴ったその時だった。
「じゃあ、リキにご褒美!!」
コウはそう言うと、その頭が素早く動いた。
「…あ…ッ!!」
その瞬間、俺の体がビクンッ、と大きく跳ねた。
…ジュッ!!…ジュブ…ッ!!
ぬるっとした生温かいものが俺のペニスを包み込んでいる。
「…な…ッ、…何やって…!!」
叫ぼうとしたその瞬間、
ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!
と言う淫猥な音と共に、今までに感じたことのなかった強烈な電流が俺の体を駆け巡った。
「うぅわああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
俺は体を捩らせようとした。だが、その体に力が入らない。
「…くう…ッ!!…が…ッ、…ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
俺のペニスに、コウの唇が、舌が縦横無尽に蠢く。
「…も…ッ、…もう…ッ!!」
両手も両足も拘束され、体も動かすことが出来ない。となれば、答えは1つなわけで…。
「…イクッ!!…イクッ!!」
ドクドクと下半身の奥底から込み上げて来る淫猥な感覚に、俺はもう抗い切れなくなっていた。そして、
「…イクイクイクイクッッッッ!!!!イクウウウウウウウウウウウウウウウウッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と叫び、腰を今までにないほどに大きく突き上げた。その瞬間、
ドブッ!!ドブッ!!ドブドブドブドブッッッッ!!!!ドブブブブ…ッッッッ!!!!
と言う音と共に、俺は淫猥な液体をコウの口の中に放っていた。