機械の奴隷 第25話
「愚かなる下等生物の地球人どもよ!」
その日、世界中のテレビ局の電波はマシン帝国バラノイアにジャックされていた。どのチャンネルに切り替えても、轟音とおぞましいほどの形相の機械生命体ばかりが映り出される。
その中で、青緑と銀色を基調とした、すらりとした機械生命体・マシン帝国バラノイア皇子カイザーブルドントが目をギラギラと光らせ、画面の中央に佇んでいた。
「ボクの名前はカイザーブルドント。お前達がブルドッグのようだと馬鹿にするあのブルドントがパワーアップした姿だ!!何故、この姿になったのかは後で説明してやる!!」
誰も聞いていないと言うツッコミがあちこちから入りそうな勢いだ。だが、その体にはオーラが漲り、ギラギラと光る黄色い瞳はその威厳を湛えていた。
「我々は地球への総攻撃を開始する。お前達は我々バラノイアに跪く時が来たのだ!」
クククと低い笑みを零したカイザーブルドントだったがすぐに、
「お前達にとっておきのものを見せてやろう!」
と言うと、カメラがゆっくりと動いた。
「…ん…ッ!!…んんんん…ッッッッ!!!!」
そこには銀色に冷たく光る長方形の台に横たわる昌平がいた。オーグリーンに超力変身し、光沢のある鮮やかな緑色のスーツが昌平の体を包み込んでいる。だが、ところどころに焼け焦げたような跡が窺えた。そして、
「…く…ッ、…くそ…ッ!!…離せ…ッ!!…離せよオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と怒鳴る。
昌平の両手首、両足首には冷たく光る大きな拘束具が付いており、それを引き千切ろうと昌平は体を懸命に動かしていた。だが、その拘束具はパワーファイター系の昌平を以てしても破壊出来るような代物ではなかったのである。バラノイアのカメラは、そんな昌平を横向きに映し出していた。
「我々の手中にはオーグリーンがいる。お前達を我々の侵略から守ってくれるオーレンジャーだ!」
ゆっくりと昌平の右側、カメラとは逆方向に移動すると、カイザーブルドントはサーベルを取り出した。そして、それをピタリと昌平の首筋に当てたのだ。その瞬間、
「…ッ!!」
と、昌平は目を大きく見開き、体の動きを止める。だが、カイザーブルドントはそれ以上のことをしようとはしなかった。
「…な、…何だよ…!?」
少しだけ声を震わせながら、昌平はカイザーブルドントを睨み付けた。
「…こ、…殺すならさっさと殺せッ!!だがな、オレを殺したところでお前達が地球を征服出来ると思ったら大間違いだぞッ!!オレには仲間がいるッ!!お前のような独裁者とは違うんだッ!!地球上の人達だって、共に手を取り合い、助け合って生きて行く。いずれは、お前達に抵抗を示すかもなあッ!!」
だが、カイザーブルドントは動じもせず、
「…言いたいことは、それだけか?」
と、勝ち誇った笑みを浮かべて問い掛けた。そして、
「キミを殺すことなど、ボクには容易いことだ。だけど、ボクは敢えてキミを殺しはしない。もっと残酷なやり方で、地球の下等生物共を跪かせるのさ!」
と言った。
「…もっと、…残酷な…やり方…?」
「ウフフフフ…ッッッッ!!!!」
その時、カイザーブルドントは手にあるものを持った。それを見た途端、
ドクンッ!!
と、昌平の心臓が大きく高鳴り、昌平の体がビクリと大きく跳ね上がったのだ。
「…あ…が…ッ!!」
目を大きく見開き、顔を真っ赤にする昌平。その額には玉粒のような汗が浮かび、体はブルブルと震えている。
…ドクンッ!!…ドクンッ!!
昌平の心臓の音が聞こえるかと言うほどに大きく高鳴ったその時。
「…あ…、…あぁぁ…ッッッッ!!!!」
昌平の下腹部に熱い疼きが起こり始め、それが昌平の2本の足の付け根に息づく、昌平の男としての象徴であるペニスへ上り始めたのだ。
「…あーっはっはっはっは…!!」
カイザーブルドントが大声を上げて笑い始めた時、カメラは昌平の股間部分をズームした。
「見るがいいッ、下等生物共ッ!!オーグリーンはボクが手にしたものを見た途端、ここをこぉんなにも大きくさせたぞッ!!」
横からでもはっきりと分かるほど、昌平のペニスは大きく勃起し、こんもりとした山を作り出している。
「…見るな…ッ!!」
昌平の声が俄かに震え始め、顔は真っ赤になる。そして、
「…見ないで…くれええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と絶叫していた。
「地球の愚かなる下等生物共よッ!!オーグリーンはボクがこの道具でちょっとここを刺激してやっただけでコロッとその快楽に堕ちた!そして、今ではこれを見ただけで、ここをこぉんなに大きくさせるほど、淫乱に成り下がったのだッ!!」
そう言った時、カイザーブルドントは昌平のペニスとその下に息づく2つの球体を右手で優しく包み込んだ。その途端、昌平は体をビクリと反応させる。
「ンフフフフ…!!」
カイザーブルドントの右手が優しく、ゆっくりと動き始め、昌平のそこを優しく撫で上げる。
「…ん…ッ!!…んく…ッ!!…んん…ッ!!」
顔を真っ赤にし、眉間に皺を寄せてその刺激に耐えようとする昌平。だが、体は正直なもので、カイザーブルドントの指先がゆっくりと昌平の股下へ入り込むと、
「…お…、…おおおお…!!」
と何とも情けない声を上げ、体を弓なりにする。そして、その指先が今度はペニスの先端へ辿り着き、くっきりと割れたその部分を小刻みにくすぐるようにすると、
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
と言う声を上げる。
「ウフフフフ…!!」
嬉しそうに笑うカイザーブルドント。そして、
「オーグリーン。キミをもっと、もぉっと気持ち良くしてやろう…!!」
と言うと、右手では昌平のペニスとその下に息づく2つの球体を刺激しながら、今度は左手で昌平の筋肉質な右胸の突起に手を伸ばし、それをクリクリと指先でくすぐり始めたのだ。その途端、
「んはああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と溜め息混じりの声を上げ、体を大きく弓なりにした。
「ンフフフフ…!!昌平さん、チンポと乳首が弱点だもんねえッ!!」
その時、カイザーブルドントは中学生くらいの男の子、清史郎に姿を変えていた。
「愚かな下等生物共よッ!!ボクは地球の男の子に姿を変え、オーグリーン・四日市昌平に近付き、こうやって快楽を与えることで堕としたのさ!!今ではボクの刺激をこぉんなにも喜んでくれるんだ!!」
そう言いながら、機械生命体の指とはまた違った、細く柔らかな指で昌平の右胸の突起を刺激し、ペニスを握ってゆるゆると上下に刺激する。
「…やッ、…止めろオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!止めてくれええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!」
ゾワゾワとした感覚が昌平の体を襲う。そして、昌平の下腹部にはじんじんとした疼きが大きくなって行き、それが尿道を伝って体の表面へ押し出されようとしていた。
「…ほら…。…ほぉら…ッ!!」
その時、清史郎・カイザーブルドントは昌平のペニスをゆるゆると上下に刺激するその動きを少しだけ速めたのだ。
「ああッ!?ああッ!?ああッ!!ああッ!!」
短い声を上げ、昌平が体をビクビクと痙攣させたその時だった。
…クチュッ!!…クチュクチュ…ッッッッ!!!!
淫猥な音が聞こえたその時、オーグリーンのスーツに包まれた昌平のペニスの先端部分には、透明なてらてらと照り輝く淫猥な液体が溢れていた。