殿御乱心! 第8話

 

 畳張りの部屋のほぼ中心で大の字に寝そべっている、シンケンレッドに一筆奏上した丈瑠。

「…はぁ…、…はぁ…!!

 荒い息をするたびに、丈瑠の胸が大きく上下し、蛍光灯に照らされた光沢のある赤いスーツがキラキラと輝く。鍛え上げられた胸筋や腹筋が見え隠れを繰り返す。

 だが、そんな丈瑠の下半身には、更に盛り上がりを見せ付けている場所があった。丈瑠の男子としての象徴が、光沢のある黒いスーツの中で勃起していたのである。そして、その先端にはてらてらと淫猥に輝く薄白色の、粘着質のある液体が溢れ出し、スーツの黒とコントラストを描いていた。

「…うっわぁ〜…!」

 そんな丈瑠のその場所を、シンケングリーンに一筆奏上した千明と、シンケンゴールドに一貫献上した源太がじっと見下ろした。千明は光沢のある鮮やかな緑色のスーツ、源太はキラキラ輝く金色のスーツに身を包んではいたが、マスクは外されていた。

「…タケちゃんの、…デッケェ…!!

 源太が息を飲み込み、思わず自身の勃起したそれを上下し始める。そのたびに、

 グチュッ!!グチュグチュ!!

 と淫猥な音が源太のそこから聞こえ始める。源太のスーツの下半身、光沢のある紺色のその先端が輝きを失い、その染みが少しずつ広がりを見せていたのだ。

「…み、…見る…な…!!

 「火」の文字をあしらった赤いマスクがピクリと動く。その中から、息も絶え絶えの丈瑠の声が漏れた。

 丈瑠の勃起したそこは、スーツの中で真っ直ぐに臍へ向かって伸び、金色のベルトを窮屈そうに押し上げている。

「…でもさぁ!」

 千明が声を上げ、丈瑠の股の間に座り込むと、丈瑠のそれをキュッと握り締めた。その途端、

「んああああああッッッッッッ!!!!!!

 と丈瑠が大声を上げ、その反動で体がビクリと跳ね、半分起き上がった格好になった。

「起き上がんなっつの!!

 そんな丈瑠の額を叩くかのように、千明が乱暴に丈瑠を押し倒した。

「…はぁ…、…はぁ…!!

 丈瑠は相変わらず荒い息をしたまま、いつもの威厳さえ失っている。

「丈瑠のここってさぁ、皮を被ったままなんだよなぁ!まぁ、自分でもやったことがなければ、そんなもんなんかな!!

「よっく言うぜ!自分だって同じくせによ…!!

 源太がそう言った時だった。丈瑠の股間を握っていた千明が、そこから右手を離し、後ろへ振り上げたその瞬間、

 ドゴォォォッッッ!!!!

 と言う音が聞こえ、

「へぐおおおおッッッッ!!!!

 と源太が素っ頓狂な叫び声を上げ、思わず飛び上がった。

「…余計なことをベラベラしゃべんじゃねぇよッ!!

 顔を赤らめた千明が源太を睨み付ける。振り上げた千明の右手が、大きく勃起した源太の股間にめり込んでいた。

「…うぐおおおお…ッッッッ!!!!

 源太は股間を押さえたまま、千明の部屋をフラフラと何度もグルグル回る。

「ちょっと自分が立派だからって、自慢すんなッ!!

 そう言うと千明は、再び丈瑠の股間を握り直した。そして無言のまま、それをゆるゆると上下し始めたのである。

「あッ!!あッ!!あッ!!あッ!!

 丈瑠はビクビクと体を跳ねらせながら、千明の右手の動きに合わせるかのように声を上げる。と同時に、

 クチュクチュ、クチュクチュクチュ…!!

 と言う淫猥な音が丈瑠のそこから聞こえ始める。

「…あ、…あぁぁ…!!

 千明の部屋を徘徊していた源太がそれを見つける。そして、千明に殴られて萎えていた源太のそれが再びムクムクと勃起し、鮮やかな紺色のスーツの中で真っ直ぐに突き出し、大きなテントを張った。

「…」

 それには目もくれず、千明は無言のまま、丈瑠のそれを上下し続ける。

「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!

 丈瑠の右手が、ブルブルと震えながら千明の右手に伸びる。そんな丈瑠の右手を、千明の左手が掴んだ。

「…丈瑠の童貞を、…オレが奪ってやるぜッ!!

 千明はそう言うと、目をカッと見開き、右手の動きを速めたのだ。

 グジュグジュグジュグジュッ!!グジュグジュグジュグジュッ!!

 と言う淫猥な音が更に大きくなり、

「ぐわああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 と言う丈瑠の叫び声が耳を劈いた。

「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 丈瑠の体が弓なりになり、頭をブンブンと左右に振る。

「ほぉら、ほらほらぁッ!!イっちまえよッ、丈瑠ぅッ!!

 千明が顔を赤らめ、息を荒くしながらひたすら丈瑠のそれを上下し続ける。

「…もッ、…もうッ…!!…やッ、…止めて…くれ…ッ!!

 千明の快楽責めから逃れようと、丈瑠が体を何とかして起こそうとする。

「源ちゃあんッ!!

 突然、千明が源太を呼んだ。

「…あ?」

 丈瑠の淫らな姿を見ながら、自身の股間を上下していた源太が我に返ったように声を上げる。

「自分ばっかり気持ちよくなってねぇで、丈瑠を押さえ付けろよッ!!

 千明の怒鳴り声。

「…あ、…あ、あぁ…!!

 その声に圧倒されるかのように、源太は丈瑠の枕元へ行くと、

「悪く思うなよ、タケちゃん。これは、タケちゃんの鍛錬なんだからな!」

 と言い、丈瑠の両肩をぐっと押さえ付けた。

「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!

 丈瑠の声が更に大きくなる。

「…やッ、止めろッ!!頼むからッ、止めてくれええええッッッッ!!!!

 丈瑠が必死に懇願する。だが、そんな声にはお構いなしに、

「フフッ!先端がぷっくらして来た。そろそろかな?」

 と千明は言い、更に上下運動を繰り返す。

「ああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!だッ、ダメだぁッ!!…イクッ!!イクイクッ!!

 そう言った丈瑠の体がぐっと硬直する。そして、

「イクウウウウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!

 と叫んだその瞬間だった。

 ドビュッ!!ドビュドビュドビュドビュッ!!ビュクビュクビュクビュクッッッッ!!!!

 丈瑠の股間の先端が弾けたようになり、その瞬間、丈瑠のそれが物凄い勢いで跳ねた。そして、そこから濃白色な、強烈な匂いを放つ液体が飛び出して来た。

 ドビュッ!!ドビュッ!!ビュウウウウッッッッ!!!!ビュウウウウッッッッ!!!!

 それは、厚手のスーツがあるのもお構いなしのように、何度も何度も飛び出したのだった。

 

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