殿御乱心! 第14話
「…はぁ…ッ!!…はぁ…ッ!!」
部屋の真ん中で大の字になって横たわっている、シンケンレッドに一筆奏上した志葉丈瑠。光沢のある鮮やかな赤と黒の生地であしらわれた丈瑠のスーツ。そんな丈瑠の肉付きをクッキリと現している胸が大きく上下している。
そしてそのスーツには、流線形上になった濃く白い線があちらこちらに飛び散り、そこからは異臭が漂っていた。
「…うへええええ…ッ!!」
そんな丈瑠の頭もとには、シンケンゴールドに一貫献上している梅盛源太がおり、泣きそうな表情で声を上げた。
「…た、…た、…タケ…ちゃあん…!!」
光沢のある鮮やかな金色と紺色の生地であしらわれた源太のスーツ。そのところどころに、丈瑠の体に付いていたものと同じ濃く白い線が飛び散り、同じように異臭を漂わせていた。
「…ったくよぉ、…元気が良すぎるにもほどがあるぜぇ…!?」
「まぁ、しょうがねぇんじゃねぇの?今まで他人にシコシコされたことなんて、なかったんだからよ…!」
今度は、丈瑠の足元から声が聞こえて来た。シンケングリーンに一筆奏上している谷千明。光沢のある鮮やかな緑と黒の生地であしらわれたスーツを身に纏っている。
「…はぁ…ッ!!…はぁ…ッ!!」
丈瑠は相変わらず荒い呼吸を続けている。そんな丈瑠の2本の足の付け根、丈瑠の男子としての象徴である股間のそれが大きく勃起し、そこから流線形の線と同じ濃く白い液体がドクドクと溢れ、トロトロと滴っていた。流線形の線は、丈瑠が射精したその痕だったのである。
「…で、…丈瑠ぅ…」
ほんのりと顔を赤らめ、もぞもぞと膝立ちになる。
「…ち、…千明ぃ…ッ!?」
その様子を見ていた源太が驚いて声を上げる。
「…自分だけ、…気持ち良くなって、…終わり、…じゃねぇよな?」
ズイズイと膝で歩く千明。次の瞬間には、丈瑠の顔の横にいた。
そんな千明の男子としての象徴も、スーツの中でクッキリとその存在感を示し、臍へ向かって真っ直ぐに伸びていた。その先端からは透明にキラキラと輝く淫猥な液体が溢れていた。
「…う、…あぁ…!!」
丈瑠が呻くような声を上げ、体をゆっくりと千明の方向へ向かって動かし始めた。
「ちょッ、タケちゃんッ!?」
源太はさっきから驚くことばかりだ。千明の動きに合わせるかのように、丈瑠が体を動かしたのだから。
その時、千明の口元がニヤリと歪んだかと思うと、
「…舐めろよ…!」
と千明が静かに言った。
「…あ…、…あぁぁ…!!」
顔を真っ赤にしている丈瑠がブルブルと震える手を伸ばしたかと思うと、
「んんッ!!」
と千明が声を上げ、体をビクリと跳ねらせた。
シンケンレッドの赤いグローブに包まれた丈瑠の手。その手の中には、千明の大きく勃起した股間がギュッと握られていたのだ。
「…あぁぁ…!!」
丈瑠の顔が、少しずつ千明のそれに近付いて行く。
「…はぁ…、…はぁ…ッ!!」
心なしか、千明の呼吸が荒くなって行くのが分かった。そして、千明の股間が丈瑠の口にすっぽりと覆われた瞬間、
「んああああッッッッ!!!!」
と千明が叫び声を上げたのだ。
…ジュッ!!…ジュル…ッ!!…ジュク…ッ!!
淫猥な音が聞こえ始め、それと同時に、
「…ん…ッ!!…んん…ッ!!」
と言う丈瑠の呻き声と、
「…ん…ッ!!…んあ…ッ!!」
と言う千明の喘ぎ声が入り乱れる。
「…あぁ…!!…やっべぇ…!!…すっげぇ、…気持ち…いい…ッ!!」
千明が目を虚ろにさせ、その快感に身を委ねている。
「…はぁ…ッ!!…はぁ…ッ!!」
その時、源太が呼吸を荒くさせ始めたかと思うと、千明と同じように膝立ちになった。そんな源太の股間も大きく勃起し、紺色のスーツの中で一際、その存在を浮き立たせていたのである。
「…あぁ…!!…あぁ…!!」
丈瑠と千明の行為を見ながら、スーツの中で大きく膨らんだ自身のそれを揉みしだく源太。
「…もう、…ガマン…、…出来ねぇ…ッ!!」
不意に源太がそう言ったかと思うと、膝立ちで移動し始め、千明とで丈瑠を挟むようにした。そして、
「すまんッ、タケちゃんッ!!オレのも、しゃぶってくれいッ!!」
と言い、腰をグイッと前へ突き出したのだ。
するとどうだろう。顔だけを上げて千明の股間にむしゃぶりついていた丈瑠が千明のそれを口から離し、ゆっくりと起き上ったのだ。
「…ん…ッ!!…んぐ…ッ!!」
その動きに釣られ、千明のそれを握っている手も動くので、鈍い痛みが千明のそこへ襲いかかる。
「痛てぇよッ、丈瑠ぅッ!!」
千明が思わず声を上げ、その拍子に立ち上がる。
「…?」
顔を真っ赤にした丈瑠が千明を見上げる。
「…オラ、源ちゃんも立てよッ!!」
千明がそう言うと、
「…あ、…あぁ…」
と源太が声を上げ、ゆっくりと立ち上がった。そして丈瑠は、2人の間に座り込み、両手をゆっくりと持ち上げた。
「んッ!!」
「うわおうッ!!」
千明、源太がそれぞれに声を上げる。
「…あぁぁ…!!」
右手には千明の、左手には源太の股間の膨らみを持ち、丈瑠がウットリとした顔付きになる。
「…ほぉら、…丈瑠の大好きなものが2つもあるぜぇ?」
千明がニヤニヤしながら言うと、
「…あぁぁ…!!」
と丈瑠は相変わらず呻き声しか上げず、ゆっくりと千明のを口に含んだ。
「…んッ!!…んん…ッ!!」
口の中に頬張りながら、右手でやわやわと千明のそれを揉みしだく丈瑠。
「…てか、…何、…このエロDVD…みたいな、…展開はぁ…ッ!!」
源太が突っ込みを入れる。その時、ゆっくりと丈瑠が源太の方を振り向いたかと思うと、今度は源太のそれを口の中へ入れ、やわやわと揉みしだき始めたのである。
「んああああああッッッッッッ!!!!!!」
それまで感じたことのなかった新たな感覚が源太を包み込み、源太は思わず叫び声を上げる。
「…んなッ、…何だ…ッ、…これ…ッ!?」
その時だった。
…ジュッ!!…ジュルッ!!…ジュク…ッ!!
源太のそれを含んでいる丈瑠の口から、淫猥な音が聞こえ始める。
「…たッ、丈瑠ぅッ!!源ちゃんばっかり、気持ち良くさせんなよぉッ!!」
千明が思わず叫ぶ。
「…あぁぁ…!!」
すると丈瑠は、源太のそれを口から離し、今度は再び、千明のを口に含む。
「んああああッッッッ!!!!」
千明が喘ぐ。
「…だッ、…だからッ、…何なんだよッ、…このエロDVDみたいな展開はよぉッ!!」
源太の声が響き渡った。