スーツアクターU AFTER STORY 第5話
「…ん…、…んん…ッ!!」
僕の唇に、タクマの柔らかい唇が触れている。いや、密着している。
ベッドの上で動けない設定のタクマ。スカイレッドの、小さすぎるんじゃないかと思うほどの鮮やかな赤色の全身タイツを着たタクマ。高校時代の頃と比べて体付きもがっしりとしたし、腕や太腿、胸の筋肉が結構逞しくなってる。
「…んふ…!」
僕はそんなタクマに触れるのが本当に大好きだった。あたたかくて、優しくて。タクマは本当に僕のヒーローだと思う。
「…フフッ!!」
僕は少しだけ唇を離すと、タクマの体の上でニッコリと微笑んだ。
「…ねぇ、タクマぁ。…僕を抱きたい?」
さっきから、タクマの指がピクッ、ピクッと動いているのが分かっていた。僕がそう尋ねると、タクマは、
「そりゃ、抱きたいよ。大好きなユウヤだから。でもさ!」
と言うとニヤリと笑い、
「オレは今、操られたランドイエローのユウヤの重力によって動けなくなってるんだろ?だったら、ユウヤを抱き締められないだろ?」
と意地悪く言った。
「あ、そんなことを言うんだ?」
僕がフフンと笑った時だった。
「あ、ヤベッ!!」
タクマがニヤリと笑い、腰をグイッと押し上げた。それはつまり、タクマの2本の足の付け根に息づく、大きく勃起した状態のタクマの男としての象徴であるペニスが僕のペニスに押し当てられることを意味していた。
「…フフッ!!…タクマったら、チンポビンビンじゃん!!」
「ユウヤだって、ビンビンじゃねえかよ!!」
ランドイエローの光沢のある鮮やかな黄色の全身タイツの中で、僕の男としての象徴も大きく勃起し、よく見れば、その先端がぐっしょりと濡れていた。
僕はそう言いながら体を起こすと、タクマの右胸の突起をキュッと摘まんだ。その途端、
「んあッ!?」
とタクマが声を上げ、目を見開いて体をビクリと跳ねらせた。
「…ククク…!!」
スカイレッドの光沢のある鮮やかな赤色の全身タイツに浮き出たタクマの右胸の突起。それを僕はくすぐるように小刻みに刺激する。その刺激に合わせるかのように、
「あッ!!あッ!!あッ!!あッ!!」
と、タクマは喘ぎ声を上げる。
「…やッ、…止めろ…お…ッ!!…ユウ…ヤ…あ…ッ!!」
ピクピクと体が跳ねると同時に、タクマの胸の筋肉もピクピクと痙攣する。
「…目を…、…目を…覚ませ…!!…ユウ…ヤ…ああああ…ッッッッ!!!!」
唯一動かせる設定の頭を上げて僕を見るタクマ。でも体は正直で、タクマのペニスがビクビクと脈打っているのも、僕には分かっていた。
「…まだだ。…お前のエネルギーを搾り取るためには、こんな刺激だけでは足りない…!!」
僕はそう言うと、体を再びタクマの体の上に伸し掛ける。そして、今まで指で刺激していたそこにチュッ、とキスをしたんだ。その瞬間、
「はうあッ!?」
とタクマが声を上げ、体を跳ねらせる。
…チュッ!!…チュクッ!!…チュクチュク…ッッッッ!!!!
僕の舌の動きに合わせ、唾液が下りて来る。そして、タクマのスカイレッドのスーツを濡らして行き、クチュクチュと言う淫猥な音を立てる。
「…あ…ッ!!…はあ…ッ!!…んぐうううう…ッッッッ!!!!」
タクマは顔を真っ赤にし、目をギュッと閉じてその刺激に耐えようとする。でも、そうはさせるかと、僕は今度は右手を上げ、タクマの左側の突起を右胸の時と同じように刺激し始めたんだ。
「んはああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!」
タクマはそう叫ぶと、僕を体の上に載せているのにも関わらず、体を弓なりにした。
「止めろオオオオッッッッ!!!!ユウヤああああッッッッ!!!!」
その時、タクマの両腕が僕をギュッと抱き締めた。
「…え?」
思わず声を上げてしまった。するとタクマは、
「…いいだろ?」
と、ニッコリと微笑んで言ったんだ。
「何か、ユウヤを抱き締めたくて仕方がなくて…!」
「…バカ…!」
照れたように笑うタクマに、僕は嬉しくなってそう言った。
「…うん。…ずっと、…抱いていてよ…!!」
そう言うと、僕は再びタクマの右胸に顔を埋め、
…チュッ!!…クチュクチュ…ッ!!…クチュクチュクチュクチュ…ッッッッ!!!!
「ああッ!!ああッ!!ああああッッッッ!!!!」
タクマは僕をギュッと抱き締めたまま、真っ赤になった顔を左右に振る。
「…もッ、…もう…ッ!!…止めて…くれええええッッッッ!!!!」
タクマの体の温もりが本当に心地良い。こんな優しいヒーローに抱き締められて、守られて、僕は本当に幸せだと思う。
「…タクマぁ…。…大好き…!」
そう言うと僕は顔を上げ、再びタクマの唇に自分の唇を押し当てたんだ。
「んんッ!?」
それまで叫んでいたタクマの声が呻き声に変わる。
…クチュクチュ…ッ!!…クチュクチュクチュクチュ…ッッッッ!!!!
僕が舌を出すと、タクマの口の中にするんと入った。そして、僕の舌を捕らえるようにタクマの舌が動き、クチュクチュと言うくすぐったい音を立てる。
「…ふ…ッ!!…んん…ッ!!」
「んんんんッッッッ!!!!んんんんッッッッ!!!!」
僕とタクマの吐息が混ざり合う。
その時、僕の両手はタクマの両胸の突起をクリクリと刺激していた。まるで何かのつまみを回すかのように左右に捻ったり、くすぐるように小刻みに刺激したりを繰り返す。すると、
「…んんんんああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と、タクマが大声を上げ始めた。
「…たッ、頼むううううううううッッッッッッッッ!!!!!!!!…も、…もう…ッ、…止めて…くれええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
タクマの叫び声が僕を興奮させる。本物のヒーローがいやらしいことをされて悶え苦しんでいるように思える。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
やがて、タクマがガクガクと体を震わせ、
「…う…!!」
と言った時、僕を抱き締めている腕から力が抜け、だらんとベッドの上に落ちた。
「…ククク…!!…抵抗する力がなくなったか…?…だが、…まだ終わっちゃいない…!!」
僕は再び、タクマの右胸の突起に唇を押し当てると、再びそれを舌で刺激し始めたんだ。
クチュクチュッッッッ!!!!クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
舌先でつんつんと突いたり、小刻みに舐めたりを繰り返す。タクマは、
「…あ…、…あぁぁ…!!」
と、すっかり力を失ったヒーローのように声を上げ、時折、ビクッ、ビクッ、と体を痙攣させる。
「…ククク…!!」
暫くして、僕は起き上がり、
「…とうとう力尽きたか…?」
と言い、
「では、お前の一番大事な部分をいただくとしよう…!!」
と言ったのだった。