おにぃさんの性教育 第5話
「…あ…あ…あ…あ…!!」
バルパンサー・豹の体が大きく仰け反り、ピクッ、ピクッ、と痙攣を起こしている。
「…フフッ!!」
バルパンサーに変身し、光沢のある鮮やかな黄色のスーツを身に纏った豹を後ろから抱きすくめるようにしているバルイーグル・飛羽。
「…さてさて…。…豹はここは感じるのかなぁ?」
そう言った飛羽の両手が豹の両胸へと辿り着き、バルパンサーのスーツ越しにぷっくりと浮き出ている両胸の突起をクリクリと小刻みに刺激している。その突起をくすぐるように指が小刻みに動いたかと思えば、それをキュッと摘んだり、その周りをゆっくりと撫で上げたりする。その刺激に豹は、
「ああッ!?ああッ!?ああッ!!ああッ!!」
と素っ頓狂な声を上げ、体を跳ねらせる。
「…んな…ッ、…何…ッ、…これ…ッ!?」
「へぇぇ〜。豹でもそこは感じるんだな!!」
バルシャーク・鮫島がそう言うと、豹のもとへ歩み寄った。心なしか、その顔がほんのりと赤らんでいる。
「…やッ、…やだッ!!…やッ、…止めてよ…ッ、…飛羽ぁ…!!」
「言ったろ?お前の身体検査をしてやるってな!!」
「あッ!!あッ!!あッ!!あッ!!」
その間にも、豹の両胸の突起の上で飛羽の両手が動き、小刻みな刺激を与えて来る。その刺激に豹は目を大きく見開いて喘いだ。
「…な…ッ、…何で…ッ!?」
「何でこんなことをするのかって?」
「…そッ、…それも…ッ、…あるけど…」
「だってお前、何でも言うことを聞くって言ったろ?それに、美佐ちゃんに恥じない男になるには、お前にこう言う経験をさせてやろうと思ってな!!」
「…じゃ…、…なくってええええッッッッ!!!!」
「何でそこが感じるのか、ってか?」
今度は鮫島だ。その言葉に、豹はガクガクと首を何度も縦に振る。
「あのな、豹」
「…ひょ…?」
ベッドの上に体を投げ出された状態になっている豹の横に座ると、鮫島は優しい笑みを浮かべた。
「男だって、感じるってことなんだよ」
そう言うと、鮫島は飛羽を見上げた。そして、はにかんだ笑顔を見せると、
「…オレも…。…飛羽から教わったんだ」
と言ったのだ。その途端、
「ひょひょおおおおおおおおッッッッッッッッ!!!!!!??」
と豹が素っ頓狂な声を上げる。
「だから、オレ達付き合ってるんだって!!」
その時、飛羽はそう言うと、
「おい、鮫島。場所交代だ」
と言った。
「…しょうがないなぁ…」
鮫島は苦笑すると、豹の体を後ろから支えるようにゆっくりと腰掛けた。そして、両足で豹を挟むようにしてベッドの上に投げ出したのだ。
「…な…、…何するんだよ…ッ!?」
今、目の前には飛羽がいる。その目がギラギラと輝き、ニヤニヤと笑っているのだ。
「お前の身体検査だって言ってるだろ?」
その時だった。
「んああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
豹が悲鳴に近い声を上げ、体を仰け反らせた。
「ああッ!!ああッ!!ああッ!!ああッ!!」
鮫島の両手がさっきの飛羽と同じように豹の両胸でクリクリと小刻みに動いているのだ。その刺激に、豹はガクガクと体を痙攣させる。
「…かわいいな、豹…」
そう言った鮫島が、豹の首筋をそっと食んだ。
「んひゃああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
バルシャークだけに、はむはむと優しい音を立てながら、そこを食み続ける鮫島。
「じゃあ、こっちはオレがいただこうかな!!」
飛羽がそう言った途端、
「…んん…ッ!?」
と、豹は目を大きく見開き、呻き声を上げた。
唇に柔らかく温かいものが触れている。
「…ん…」
その優しい温もりに、豹の体から力が抜ける。と同時に、豹の目が虚ろになった。
…チュッ!!…チュッ!!
飛羽の唇が豹の唇に重なっている。啄むようなキス。
「…おい…、…豹…」
優しいような、でもどこか悪意に満ちた表情の飛羽。その時だった。
「…オレの…、…ファーストキス…」
不意に豹がそう言ったかと思うと、目にいっぱい涙を溜め始めた。
「そうかぁ。これがお前のファーストキスだったのかぁ!!」
悪びれもせずにしれっと言う飛羽は更にニヤリとすると、
「じゃあ、もっとキスしようか」
と言い、豹の頭の後ろへ腕を回したかと思うと、今度は乱暴に唇を塞いだのだ。
…チュッ!!…クチュクチュ…ッ!!…クチュクチュ…ッ!!
くすぐったい音と同意に、
「…んん…ッ!!…んんんん…ッッッッ!!!!」
と言う豹の呻き声が聞こえて来る。
「んんんんッッッッ!!!!んんんんッッッッ!!!!」
更に、鮫島の両手が豹の両胸の突起を刺激し続け、その刺激に豹の体がビクッ、ビクッと跳ねもする。
「んんんんッッッッ!!!!んんんんッッッッ!!!!」
顔を真っ赤にし、目をギュッと閉じて眉間に皺を寄せる豹。
「はぁッ!!はぁッ!!はぁッ!!はぁッ!!」
暫くして飛羽の唇が自身の唇から離れると、豹ははぁはぁと荒い呼吸をし、
「…飛…、…羽…ぁ…」
と、頬に涙をぽろぽろと伝わらせて呼んだ。
「フフッ!!随分とエッチな表情をしているじゃないか、豹」
「はぁッ!!はぁッ!!」
「もっとキスしようか?」
「やッ、やだ…ッ!!…んん…ッ!!」
強引なキス。そしてすぐに聞こえて来るくすぐったい音。
クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
「んんんんッッッッ!!!!んんんんッッッッ!!!!」
苦しそうな豹の呻き声。その体がどんどん仰け反って行く。
その時、飛羽の右手がゆっくりと動いていることに、豹も鮫島も気付いていなかった。その右手は豹の体を下りるようにし、だらんと投げ出された豹の両足の太腿を撫でている。
「んんんんッッッッ!!!!んんんんッッッッ!!!!」
くすぐったいのか、豹がビクッ、ビクッ、と体を大きく痙攣させる。だが、飛羽の右手はいやらしいほどにゆっくりと、触れるか触れないかの微妙なタッチで豹のそこを撫で続けた。
「はぁッ!!はぁッ!!はぁッ!!はぁッ!!」
背後からは鮫島が、正面からは飛羽が豹を抱きすくめるようにしている。その4本の腕の中で、豹の体は完全に脱力し、だらんと伸びていた。
「…そろそろいいかな?」
「…ふえ?」
飛羽がそう言った時、豹は小さな声を上げた。そして、飛羽の右手がすっと動いた瞬間、
「んんんんああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と悲鳴を上げたのだった。