おにぃさんの性教育 第14話
その時、バルパンサー・豹朝夫は夢を見ているとかと思っていた。
バルパンサーに変身し、自慰行為に耽っていたところをバルイーグル・飛羽高之とバルシャーク・鮫島欣也に見られた。それだけじゃなく、童貞卒業と言われ、自身の大事なところを2人から責められ、気を失った。更に、意識を取り戻すと隣りには鮫島がいて、更にあれやこれやといろいろなことをされた。
「…」
今、豹はぼんやりとした虚ろな瞳を宙に投げ掛け、グッタリとベッドの上に横たわっている。光沢のある鮮やかな黄色のバルパンサーのスーツには、豹の男としての象徴であるペニスから飛び出した大量の淫猥な液体が降り注ぎ、その光沢を失うどころか、ねっとりとした濃白色な液体の塊が放射線状に飛び散り、強烈な異臭を放っていた。そして、2本の足の付け根部分からは豹のペニスがスーツを引き裂かれて飛び出し、その花の蕾のようになった先端から未だにドクドクと濃白色な液体を溢れさせ続けていたのだった。
「…フフッ!!」
そんな豹を見て、鮫島が笑う。
「随分といやらしい光景だなぁ、豹ぉ?」
「…ひょ…」
だが、豹は既に体力の限界に来ていた。無理もない。何度、淫猥な液体を吐き出しただろう。しかも連続で。その時、鮫島が動いたかと思うと、豹の横に添い寝するようにした。そして、豹の首の下へ左腕を通すと、グッタリと横たわっている豹を見下ろすようにし、
「…気持ち良かったか?」
と尋ねた。すると豹は、
「…う…、…ん…」
と言いながら、鮫島の胸へ顔を埋めた。
「…?…どうした?」
鮫島の優しい声。すると豹は、
「…恥ずかしい…よ…」
と、顔を真っ赤にしながら言った。
「そんなに恥ずかしがらなくたっていいだろう?オレとお前の仲なんだし…」
「…でッ、…でも…ッ!!」
その時だった。
「…ん…」
豹の唇が塞がれる。
…クチュッ!!…クチュクチュ…ッッッッ!!!!
くすぐったい音が聞こえた時、豹の口の中に鮫島の舌が入り込んでいた。
「…んん…ッ!!…んんんん…ッッッッ!!!!」
眉間に皺を寄せ、呻き声を上げる豹。
「…さ…、…さめ…」
クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!クチュクチュクチュクチュッッッッ!!!!
「んんんんんんんんッッッッッッッッ!!!!!!!!」
その時だった。
「…んん?」
不意に鮫島が声を上げたかと思うと、驚いた表情を見せた。そして、豹と唇を離すと、
「…え?」
と一言言い、豹の体のある部分を見たのだ。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
豹は顔を真っ赤にし、目を潤ませる。そして、
「…プッ!!」
と、鮫島は吹き出していた。そして苦笑すると、
「…おいおい、豹ぉッ!!キスくらいで感じちゃったのかぁッ!?お前のオチンチン、またビンビンになってるぜ!?」
と言ったのだ。
「ひょひょおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!??」
あまりの恥ずかしさに、豹は素っ頓狂な声を上げる。
「…みッ、…見ないでよッ、鮫島ああああッッッッ!!!!」
「…ククク…!!」
鮫島はニヤニヤと笑いながら、
「お前、とんだ変態だな!!ただのムッツリスケベかと思ったら、キスだけで感じるなんてな…!!」
と言うと、
「…こりゃ、やっぱり、お仕置きが必要だな…!!」
と言ったのだ。
「何でそうなるんだよッ!?」
その途端、豹はベッドの上にガバッと起き上がると、ふんふんと鼻息荒く鮫島にそう言った。すると鮫島は、
「お前、言ったよなぁ?誰にも言わないで、何でもするから、って…」
としれっと言った。
「…う゛…!!」
豹が押し黙る。
「…それにお前、男になりたいんだろ?だったら、その練習もしなきゃいけないしな…!!」
「…鮫…島…?」
鮫島の表情がさっきまでと明らかに違っている。そんな鮫島の2本の足の付け根部分を見た途端、
「ひょひょおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と、豹は更に声を上ずらせて素っ頓狂な声を上げた。
「…ククク…!!」
鮫島の2本の足の付け根部分。そこに息づく鮫島の男としての象徴・ペニス。それが今、バルシャークの光沢のある鮮やかな青色のスーツの中で大きく勃起し、その姿をクッキリと現していた。
「…あ…あ…あ…あ…!!」
「お前が淫らに悶える姿を見ていたら、オレまでビンビンになっちまったぜ!!」
そう言いながら、鮫島は豹の右腕を掴むと、その手に自身のペニスを包み込ませた。その途端、ビリビリとした何とも言えない電流が鮫島の体を流れ、
「…あ…ッ!!」
と声を上げ、体をピクリと跳ねらせた。一方、豹は、
「わああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
と悲鳴に近い声を上げ、慌てて手を引っ込めようとした。だが、その手を鮫島が掴んでいる。
「…豹…」
「…ひょ…!?」
鮫島の切ない表情が豹に何かを訴えかける。
ドクンッ!!ドクンッ!!
豹の心臓が大きく高鳴る。
「…なぁ…、…豹…」
「…は…、…はひ…!?」
「…オレも…、…気持ち良くしてくれよ…!!」
「ひょひょおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!??」
バシッ!!
「あ痛てッ!!」
「お前、さっきからそればっかりだな!!」
鮫島が豹の頭を引っ叩いていた。
「だだだだ、だって…!!」
「お前一人だけ気持ち良くなるなんて、卑怯じゃないのか!?」
「だだだだ、だって…!!」
「あ〜、そんなふうに言うッ!?だったら、美佐ちゃんに…」
「わああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
次の瞬間、豹は鮫島の体の上に跨るようにし、鮫島を押し倒していた。
「…わ…、…分かったよ…」
「…え?」
鮫島がニヤリとする。
すると、豹が意を決したのか、
「鮫島ッ!!」
と、真っ直ぐな眼差しで鮫島を見つめた。
「…こッ、…今度はッ!!…オッ、…オレがッ、鮫島を責めるからな…ッ!!」
「…お、…おう…」
その気迫に、鮫島は思わず圧されていたのだった。