女王の妖魔術V 第10話
「…ぐ…ッ、…うううう…ッッッッ!!!!」
息が出来なくなるほどに強烈な踏み付けに、豹は一瞬、意識を失いそうになった。
(…ウ…、…ソ…、…だ…、…ろ…!?)
正直、信じられない気持ちでいっぱいだった。ペッタンモンガーの呪いの仮面を取り付けられた人間の、いかに力が強いことか。普段から無意識に力の加減をしているのだろうが、いざ、その本能を解放されると、その力はとてつもないものになると言うことを改めて知らされた。
「…だ…、…い…、…す…け…ぇ…ッ!!」
腹に減り込む大介の右足首を掴み、それを持ち上げようとする。だが、今の豹にはそれを持ち上げるほどの力が出ないでいた。
「…お前達さえいなければ…!!」
憤怒の表情で大介が豹を睨み付けている。
「…お前達さえいなければ、オレがサンバルカンだったんだ!!…オレが…ッ、…オレがッ、飛羽さんの傍にいられたのにイイイイイイイイッッッッッッッッ!!!!!!!!」
その途端、大介は狂ったように右足を振り上げ、振り下ろしを繰り返し始めた。
ドゴオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!
ドゴオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!
豹の腹の上に、大介の右足が何度も何度も振り下ろされる。
「うがああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「パッ、パンサアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
豹と鮫島が同時に叫び声を上げたその時だった。
「お止めなさいッ!!」
アマゾンキラーの鋭い声が耳を劈く。その声に、大介の体が思わずビクリとなる。
「…ア…、…アマゾン…、…キラー…、…様…」
「私情を挟むのはお止めなさいッ!!今は。今回の作戦を大胆に実行することが重要なのですッ!!」
吊り上がりの目を大きく見開き、アマゾンキラーが言う。そして、
「ペッタンモンガーッ!!バルシャークのエネルギーをさっさと奪ってしまえッ!!」
と言った。するとペッタンモンガーは、
「おうよッ!!」
と言うと、その真っ赤な目をギラリと光らせた。
「…止めろ…!!」
鮫島の声が心なしか、震えている。するとペッタンモンガーは、
「…おや…?」
と言うとニヤリと笑い、
「お前の大事なところが小さくなってしまっているじゃないか!!これではエネルギーが吸い取れないだろう?」
と言った。するとアマゾンキラーはそんな鮫島を侮蔑するかのようにフンと鼻で笑うと、
「…仕方ないですね…」
と言い、
「大介。あなたがバルシャークの性器を大きくしてあげなさいッ!!」
と言ったのだ。これには鮫島も、大介も、
「「なッ!?」」
と耳を疑ったが、
「大介。あなたのせいで計画が狂いそうになったのですよッ!?その責任を取るのが、あなたの役割ではないのですかッ!?」
と厳しく言った。
「…わ、…分かりましたよ…」
渋々頷く大介。だがすぐに目をギラリとさせ、
「…ククク…!!」
と笑い始めた。
「…だ、大介ッ!?」
大介が鮫島の前に屈むと、
「良かったなァ、バルシャークぅ?こんな時まで気持ちいい思いが出来るなんてなぁ…!!…しかも、こんな大勢のギャラリーの前で、お前はその醜態を晒すんだ…!!…感謝するんだな…!!」
と言うと、元の大きさに戻ってしまっている鮫島のペニスを右手で優しく包み込んだ。その刺激に、
「…ん…ッ!!」
と小さく呻き、体をピクリと跳ねらせた。
「おいおい、バルシャーク!!こんなことで感じてるのかよッ!?」
大介が鮫島を馬鹿にするように言うと、鮫島は、
「…く…っそ…オオオオオオオオ…ッッッッッッッッ!!!!!!!!」
と、バルシャークのマスクの中で顔を真っ赤にして呻くように言った。
「心配するな、バルシャーク。お前のここ、うんと気持ち良くしてやるからよ…!!」
そう言いながら、鮫島のペニスにゆっくりと顔を近付ける。
「やッ、止めろッ、大介ええええええええええええええええッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「…じゃあ…」
ニヤニヤと不気味に笑う大介。その口が開かれ、そこへ鮫島のペニスがゆっくりと入って行く。
「…止めろ…ッ!!…止めろオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
鮫島がそう叫んだ瞬間、大介の口が閉じられ、
ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!ジュボジュボジュボジュボッッッッ!!!!
と言う淫猥な音を立てながら、大介が頭を前後に動かし始めた。
「ああッ!?ああッ!?ああッ!!ああッ!!」
鮫島は腰をビクビクと前後に動かしながら、体を仰け反らせる。
「…止めろ…ッ!!…止めろオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
悲鳴を上げ、体を仰け反らせる間にも、鮫島のペニスは大介の刺激によってムクムクと急激に勃起し、その姿をあっと言う間に完全なものに変えた。
「ああああッッッッ!!!!ああああッッッッ!!!!ああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
鮫島は体を仰け反らせて叫ぶ。
「…シャッ、…シャーク…うううううううううううううううう…ッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
豹が呻きながら鮫島を呼ぶ。
その時だった。
「もうそのくらいでいいでしょう!!」
アマゾンキラーが冷めたように言うと、
ジュボッ!!
と言う音を立てて大介が鮫島のペニスを口から出した。
「…あ…ッ、…んん…ッ!!」
刺激を急に止められ、鮫島が身悶える。すると大介は、
「おいおい、バルシャーク!!たったこれだけでそんな感じたのかよッ!?」
と言いながら、鮫島の大きく、太く、長く勃起したペニスをゆるゆると刺激する。するとアマゾンキラーは、
「女王様の妖魔術もまだ効いているからでしょうね。いずれにせよ、ここまでされて、これ以上、屈辱的なことはないでしょう」
と言った。そして、ニヤリと笑うと、
「ペッタンモンガーッ!!バルシャークのエネルギーを完全に奪っておしまいなさいッ!!」
と声を大きくした。
「モンガアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペッタンモンガーが威勢良く、ズカズカと足音を響かせながら鮫島のもとへやって来る。
「…止めろ…ッ!!…止めろオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鮫島の絶叫が響き渡った。